稽古を休ませてもらっているお盆休みに、私は須磨を訪れてみようと思い立ちました。三ノ宮から阪神電車に乗って須磨寺に降り立ちました。夕闇迫る頃、暑さは少しましになっていましたが、駅には人影がなく、平成の世の中になっても、少し寂しい場所であるような感じでした。前駅の月見寺に向かって歩くこと7、8分、松風村雨堂跡は人家の中にありました。行平の居宅跡に松風村雨姉妹が結んだ庵と伝えられている所で、形見の烏帽子と狩衣を掛けた磯馴松や行平の和歌を刻んだ石碑などがありました。こんな寂しい場所で、ひっそりと恋しい人を想いつつ日々を送った松風の気持ちを考えながら、須磨海岸まで歩きました。潮風が気持ちよく、夏気分になりました。海岸あたりで素敵なイタリアレストランをみつけました。秋の舞台(11月6日に松風を踊ります)への思いに浸りながら、一人(残念ながら本当なんです)でワインを飲み干しました。
稽古を休ませてもらっているお盆休みに、私は須磨を訪れてみようと思い立ちました。三ノ宮から阪神電車に乗って須磨寺に降り立ちました。夕闇迫る頃、暑さは少しましになっていましたが、駅には人影がなく、平成の世の中になっても、少し寂しい場所であるような感じでした。前駅の月見寺に向かって歩くこと7、8分、松風村雨堂跡は人家の中にありました。行平の居宅跡に松風村雨姉妹が結んだ庵と伝えられている所で、形見の烏帽子と狩衣を掛けた磯馴松や行平の和歌を刻んだ石碑などがありました。こんな寂しい場所で、ひっそりと恋しい人を想いつつ日々を送った松風の気持ちを考えながら、須磨海岸まで歩きました。潮風が気持ちよく、夏気分になりました。海岸あたりで素敵なイタリアレストランをみつけました。秋の舞台(11月6日に松風を踊ります)への思いに浸りながら、一人(残念ながら本当なんです)でワインを飲み干しました。