須磨へ

2011-08-18 09:29:22 | インポート
須磨へ
須磨へ
須磨へ
須磨へ
須磨へ
稽古を休ませてもらっているお盆休みに、私は須磨を訪れてみようと思い立ちました。三ノ宮から阪神電車に乗って須磨寺に降り立ちました。夕闇迫る頃、暑さは少しましになっていましたが、駅には人影がなく、平成の世の中になっても、少し寂しい場所であるような感じでした。前駅の月見寺に向かって歩くこと7、8分、松風村雨堂跡は人家の中にありました。行平の居宅跡に松風村雨姉妹が結んだ庵と伝えられている所で、形見の烏帽子と狩衣を掛けた磯馴松や行平の和歌を刻んだ石碑などがありました。こんな寂しい場所で、ひっそりと恋しい人を想いつつ日々を送った松風の気持ちを考えながら、須磨海岸まで歩きました。潮風が気持ちよく、夏気分になりました。海岸あたりで素敵なイタリアレストランをみつけました。秋の舞台(11月6日に松風を踊ります)への思いに浸りながら、一人(残念ながら本当なんです)でワインを飲み干しました。


Nさんより可愛いカードをいただきました!

2011-08-07 00:29:34 | インポート
Nさんより可愛いカードをいただきました!
東京充の会Nさんより可愛いカードをいただきました。「今年は震災後はじめて迎えたお稽古日に、おどりを踊れることの有り難さを実感しました。あの頃は日常生活はだいぶ落ち着いてはいたものの、やはり心の何処かで混乱を引きずっていたのだと思います。今まで通り先生が来てくださり皆さんと顔を合わせて踊れることで、本当に日常が戻ってきたのだなと実感しました。踊ることで平常心を保つーなんていうと、鍛練を積んだ舞踊家の域の話だと思っていたのですが、私のような素人でもそんな心境になりました。踊ることって、本当に体にも心にもよいことですね!」と記されていました。やっぱり東京近辺は大変だったんだなあと改めて思い知りました。そして。私にとっては当たり前の「お稽古に行く」という行動が、大変な思いをされていた皆さんに、何らかのお役にたっていたことを知り、大変嬉しく思いました。踊ることによって、明日の活力を生み出していただければ幸いです。Nさん、大変なこともあると思うけど、頑張ってね!


八朔

2011-08-02 10:13:06 | インポート
八朔
八朔
旧暦の8月1日を八朔と言います。清元「北州」にも「はや八朔の白無垢・・・」と唄われています。残暑厳しい中、吉原の遊女がことごとく白無垢の袷を着て道中したようです。これは元吉原以来の慣習のようで、宮中の上臈が夏でも薄着をしないと聞かされて見識ぶった太夫達が我慢をして貴人の礼服である白無垢を着るようになったようです。この風景を清元「八朔」という演目では、かむろを使って美しく表現しています。私も?年か前、まだまだ小さかった(今では信じられませんが)真由奈さんと踊りました。元は豊作を願う行事であったようですが、現在では、特に京都で、花街の挨拶回りをする日になっています。「おめでとうさんどす。あいかわりませずおたのもうします」と挨拶をします。江戸から続いている風習を重んじ、充の会でもこの日を挨拶の日にしています。伝統芸術の世界ですから、私はよい風習は継承していきたいと考えています。それを現代に合うようにアレンジして、社中の結束をはかる一時にしています。その後、車折神社に詣でて、11月6日に開催す る会の成功祈願をしました。何の事故もなく無事に会が成功しますように、神さまのご加護をいただいて、自分なりに最高の舞台を勤めることができますようにとお祈りしました。