例年に比べてとても涼しい中で「義経祭」が行われました。
鞍馬山を吹く風は心地よく、例年なら汗だくで登る階段もたいして苦にはなりませんでした。
11時から法要が始まりました。
可愛らしい園児さん達が静々とお供えものを義経さまに運ばれました。
長く続く読経も静かに聞き、最後の般若心経は一緒に唱えておられる園児さん達に感心し、日頃の教育が行きとどいているのを感じました。
法要の後、「賤の小田巻」を奉納しました。
京都文化企画室としてこの法要に参加させていただいてより、毎年奉納舞をさせていただいています。
毎年鞍馬寺を訪れることによって、万物に感謝する心を忘れずにいたいと思ったからです。無信仰だった私に、そういう心を持つことの大切さを無言のうちに教えてくださいました。
今年10月卒寿をお迎えになられる信楽香仁管長さまにお目もじするのも楽しみの一つです。来年もお元気なお姿を拝することができるよう祈りながら、山を下りました。