東京国立劇場で(公社)日本舞踊協会主催の「カルメン2018」を観ました。言わば、創作舞踊公演です。
各界で取り上げられているカルメンを日本舞踊化したらどうなるのか?日本舞踊でしかなし得ない世界が作りだせるのか?と、興味津々でMさん親子と共に観劇しました。今回は清矢さんがオーディションを受けて民衆役で参加されておられたので、一層興味と期待を持って伺いました。次代を担うIくんがどのような思いで観たのか聞けなかったのが残念でしたが、前代?の私は、これが日本舞踊ならモダンダンス、バレエと同じになってしまいそうな気がしました。もっと違いを鮮明にして独自色を出した方が、日本の文化として残っていくのではないかと思いました。
出演者の皆さんはレベルが高く、一つのものをみんなで作り上げていくという猛烈な熱意を感じ、日本舞踊界にもこれだけの熱心な方々がいるんだなあと安心し、また、負けてはいられないなあと自分を鼓舞しました。