カルメン2018

2018-06-26 14:12:32 | 日記

東京国立劇場で(公社)日本舞踊協会主催の「カルメン2018」を観ました。言わば、創作舞踊公演です。

各界で取り上げられているカルメンを日本舞踊化したらどうなるのか?日本舞踊でしかなし得ない世界が作りだせるのか?と、興味津々でMさん親子と共に観劇しました。今回は清矢さんがオーディションを受けて民衆役で参加されておられたので、一層興味と期待を持って伺いました。次代を担うIくんがどのような思いで観たのか聞けなかったのが残念でしたが、前代?の私は、これが日本舞踊ならモダンダンス、バレエと同じになってしまいそうな気がしました。もっと違いを鮮明にして独自色を出した方が、日本の文化として残っていくのではないかと思いました。

出演者の皆さんはレベルが高く、一つのものをみんなで作り上げていくという猛烈な熱意を感じ、日本舞踊界にもこれだけの熱心な方々がいるんだなあと安心し、また、負けてはいられないなあと自分を鼓舞しました。


「第46回京の会」が終わりました!

2018-06-04 16:16:24 | 日記

晴天に恵まれ、朝早くから沢山のお客様が並んで下さる程の人気ぶりで、大盛況のうちに「第46回京の会」が終わりました。

井上和枝先生の地歌「正月」で開演した時にはすでに満員でした。ベテラン、若手、舞、おどりと様々な舞台が繰り広げられ、最近は舞踊会が少なくなっているので、舞踊ファンならずとも一日十分に楽しんでいただけたのではないでしょうか?

私は西川鯉三郎先生が山田五十鈴さんんと西川左近のために作舞した「鐘ヶ岬」を西川清矢さんと踊りました。ちょっと老けた?芸舞妓でしたが、「京の会の出し物としてぴったりの演目でした!」と言って下さる方もあり、遠くから観ていただいたらよかったかも?と思っています。京都には本物の芸舞妓さんが沢山いらっしゃるので気恥ずかしいですが、日本舞踊って、少し強い心臓を持っていたら、いくつになっても楽しめますね!今回は鯉矢先生に殆どお稽古していただく機会がありませんでしたので、清矢さんと相談しつつ本番を迎えることになってしまいました。皆様に満足していただける舞台に仕上がっていたかどうか少し不安です。

いつも変わらぬ声援を送っていただき有難うございました。