2月24日はとてもいいお天気でした。そのお天気に誘われたわけではありませんが、ひょんなことで駒井先生と珍道中で四天王寺に行き、鯉師匠のお墓参りをしました。
公演の日も爽やかに青空が広がり、想定外のお客様がお越し下さり南座が満席になったのは師匠が守って下さったからだと思い、早くお礼に行かなきゃと考えていたところ、駒井先生も同じ思いをされていたようで、急にご一緒することになりました。何だかニコニコして迎えて下さったような気がして、とても嬉しかったです。
そんな嬉しさが夜まで続き、襲名祝を内々でしていただきました。乾杯！乾杯！何度やっても嬉しかったです。お祝いに床の間のお軸も「寿」をかけていただきました。
会が終わりメールやお手紙などを沢山いただきました。
それを読みながら頂戴した方のお顔を思い浮かべながら楽しい一時を過ごしています。長い間お会いしない方よりお手紙をいただくのは会があってのことと喜んでいます。まだやっと字を覚えたばかりの可愛い女の子からのお手紙、シニアボーイから、まだまだ可愛いヤングボーイからのラブレターも嬉しくて、思わず顔が緩んでしまいます。
2020年2月11日は私の人生の中で最高の日となりました。それを支えて下さった皆様に感謝し、この日を迎えるよう導いていただいた師匠、駒井先生はじめ数多のご縁のあった、又今もある皆様にお礼を申しあげます。
名前を変えたとて、急に中身まで変わるわけではありません。これからが大変だと思っています。今まで以上に精進してまいりますので、ご指導ご支援をよろしくお願いいたします。
9時に南座に入って丁度12時間後、私は烏丸京都ホテルに着きました。家元ご夫妻をはじめ、みんなの笑顔と出会えたことは忘れることはないと思います。ほんの少しの我慢ですが、お正月後、禁酒して来たので、冷たいビールの味は格別でした。色々なストレス、プレッシャーから解き放たれる珠玉の時間を私と共に過ごしていただいたことに感謝です。
有難うございました。
出演していただいた皆様は稽古や色々な準備等大変だったと思いますが、この會を支えて下さった皆様があってこその盛況な公演になったと改めて感謝しています。楽屋状況を福嶋さんが撮影していただきました。その一部をここにupしますが、もっともっと色々な写真がありますのでご希望の方はCDをお渡ししますので、鯉までご連絡ください。
掲載順がプログラムと前後しましたが、今回とても楽しみにしていた演目の一つが「元禄花見踊」でした。
認定NPO法人京都文化企画室が毎年主催している「日本舞踊の体験から発表へ」という企画がありますが、第14回の企画への参加者の中から希望者を募り、南座に出演していただきました。10回余りの稽古で仕上げたものですのでとても心配でしたが、私を助け子供達を指導していただいた先生方のおかげで、また、子供達のピチピチのパワーで予想以上の舞台となりました。18人の子供達が「日本舞踊ってたのしいなあ！」と感じてくれることを願っています。そしてこの舞台を機に興味を持ってくれたら、私は飛び上がって喜びます。
