新道成寺

日本舞踊協会第二回新作公演「新道成寺」を観ました。おどりに対するほとばしる情熱が舞台にあふれていて、とても嬉しいでした、「道成寺」というお馴染みすぎるテーマーを、雪月花星という自然界の中で再構築したのは面白かったです。義太夫を含んでいるとはいえ、三味線と打楽器と琴で二時間近い時間をもたせるのは、ちょっときついかな？みんな稽古に稽古を重ねたという努力が舞台で花を咲かせているようでした。関西でもこんな公演がしたいものです！

大阪ＮＨＫ文化センター日本舞踊クラスのみなさんと！

７月１７日、祇園祭でごった返す京都から大阪に向かいました。６月から大阪ＮＨＫ文化センター日本舞踊クラスにお手伝いに伺っていますが、今日はその二回目！西川鯉先生がＮＨＫから要請を受けて開設された講座であると、前から聞かされていたので、その伝統を守るべくお手伝いができる喜びを噛み締めています。きっと鯉先生もよろこんでいらっしゃると思います。生前あまりおっしょさん孝行ができなかったので、やっと一つ孝行ができたかなあと思っています。稽古の後、一部の方と茶話会をしました。顔とお名前を覚えるのが大変ですが、みなさんのクラスにかける願い、希望等色々ワイワイだべって、楽しい時間を過ごしました。みなさんの希望を鯉右先生にお伝えして、より楽しい日本舞踊クラスにしていきたいです。よろしゅうおたのもうします！

仁左衛門の御浜御殿

関西・歌舞伎を愛する会結成三十周年記念の七月歌舞伎を松竹座で観ました。私のお目当ては「御浜御殿」でした。 この作品は真山青果作「元禄忠臣蔵」の一場面です。私は舞踊家はおどりがメイン、歌舞伎役者は台詞がメインだと思っていますが、仁左衛門の台詞のうまさはピカイチです。最近はうまさにとどまらず、その心を写す台詞に、天性の才を感じます。相手役の染五郎も負けじと好演しました。素晴らしい芸を堪能して、満足な気分に満たされました。ああ しあわせ！ 写真は第４回の公演のものです。