ゴールデンウィークの一日、梅田芸術劇場に行って来ました。「新しい歌舞伎を観てみないか」と誘われたからです。
3000人くらい入るのではと思う劇場は超満員でした。歌舞伎を観るのと余り変わらないチケット代なのに、若い世代の人々で溢れていました。藤原竜也が出ているからかもしれませんが。
「いのうえ歌舞伎」と銘打った劇団新感線による2012年春興行でした。刺激的な音楽と照明、圧倒的なスピード感ー眠くなる暇がありませんでした。「太平記」と「摂州合法辻」を土台にした平成歌舞伎ということのようでした。「これが歌舞伎かな?」「何を以て歌舞伎と定義するのかな?」私にはよくわかりません。高橋克実の存在感はすごかったです。朝ドラでも、頑固な父親ぶりがうまいなあと思っていましたが、この公演でも、国王たるゴダイ大師を熱演していました。お金は出さないと思っていた大阪の若者が文化にお金を投じているのを見て、とても嬉しかったです。
何でも観て経験して芸の肥やしにしましょう〓
東京公演は5月カタから7月2日まで青山劇場で開催されようです。