西川流総師 西川右近前家元がお亡くなりになられました!

2020-12-20 21:24:11 | 日記

去る12月12日 西川右近前家元が急逝されました。81歳でした。

千雅家元は「他の人がやらないことをやり道なき道を開いてきた人でした。寂しさはありますが、その姿勢を受け継ぎ西川流を盛り上げていきたいです」とおっしゃっています。

私の祖父は医者ですが、右近先生が幼少時に喘息であったのを治療したことがあるためか、先生は、数多いらっしゃる一門の弟子の一人に過ぎない私に「みっちゃん、みっちゃん」と気軽に声をよくかけて下さいました。最近は必ず「お千代さんはどうしてる?元気かね?」と尋ねて下さっていました。

西川 鯉を襲名することについては、右近先生が賛成して下さったからこそ実現することができました。襲名前の忙しい時に、家元から「総師が稽古すると言われているので必ず見てもらいなさい」と連絡が入りました。一分一秒大切な時でしたので、随分迷いました。先生が最後の仕事だと精魂込めて作られた財団を見たいという思いもあり、必死で時間を捻出して1月31日に伺いました。

右近先生と一対一であんなに長時間稽古していただいたのはこの時が初めてでした。そして最後になってしまいました。三番も続けてやったので、何処でなにを言われたのか全て覚えていられないので、稽古時に先生がメモをしておられた紙を事務所の人に送ってくれるように京都に帰ってから頼みました。すると、右近先生から「あれは走り書きだからもう捨ててしまったので」と手紙を書いて送って下さいました。その中に太字で書いてあったところを、今読み返しています。

西川 鯉を名乗ってもそのものにはなれません。だから、今の人が見て満足できれば、新しい鯉の誕生だと思います。先人のコピーをつくるのではなく新しい鯉を誕生させるのです。それがお鯉師匠への供養であり、教えを受けた恩返しになるのです。それが本当の意味の名前の継承でしょう。

長い間お世話になりました。ご冥福をお祈りいたします。

コロナが少し落ち着いたら流葬としてみんなが参加できる形で送りたいと家元がおっしゃっていますので、日時、場所が決まりましたらお知らせします。是非おまいりしていただきたいと思います。


お箏ってどうやって弾くの?2

2020-12-14 18:27:43 | 日記

Iちゃんがおかあさんと一緒に事始めに参加してくれました。

折角の機会だからと思い、お箏を体験していただきました。私は経験がないのですがAさんが「中学生の頃弾いてたから」と慣れた手つきでIちゃんに教えて下さいました。西川 鯉の會には多才な人が多くて助かります。


事始め

2020-12-14 17:48:09 | 日記

大阪ばかりでなく京都も感染者が増えて来たので迷っていましたが、舞初めの会の相談もあるので、集まれる人だけで集まろうと思い、例年通りに開催しました。

そのせいかベテランの皆様の顔がなく、着物姿も私とKさんだけとなり、よくも悪くも様変わりしました。

東京曙会のこと、「ようこそ和の空間」のこと、日本舞踊協会入会のことなど、舞初めの会以外にもお知らせが多かったので、参加されなかった方は「ハウスデラッセだより」をよくご覧ください。

舞初めの会については、入金後コロナのためにキャンセルされた場合は返金させていただくことに決まりました。懇親会開催については1月中頃に連絡させていただきます。DVDをお渡しすることはできません。会としては大阪からの参加は拒みません。その他の詳細は幹事より連絡させていただきます。


おことってどうやって弾くのかな?

2020-12-09 21:40:00 | 日記

過日「手習子」の稽古をしている時に、Yちゃんが質問をされました。「おことってどうやって弾くのかな?」と。

「箏や三味線踊りの稽古・・・」という歌詞のところで箏を弾く振りが出てきます。ここの部分で質問が出ました。もうかなり前に京都新聞文化センターで稽古をされていたTさんが「先生のところなら使っていただけるのでは?」と言って置いていかれたお箏があったことを思い出してYちゃんに体験していただきました。と言っても、私も正式に習ったことがないのでまね事ですが、実際に見てみるとイメージがわきやすいのではないかと思います。今舞台に置いてありますので、希望者はお申し出ください。

 


ステイケーション

2020-12-09 21:12:16 | 日記

12月4日、益々感染状況が悪化して来たので、大阪へ電車で通うのが心配になり、車で来て、折角?だからステイケーションと洒落て宿泊しました。

大阪の夜景を見ていると、今の状況をすっかり忘れてしまい、非日常の気分になってしまいました。毎日ストレスが多い中で、このような時を過ごせたのは贅沢だとは思うのですが、ほんの一時英気を養い、コロナとの闘いに負けてしまわないように頑張りたいと思います。

皆さんも頑張ってくださいね!