昨年の秋に国立文楽劇場で「お百度」を踊らせていただきましたが、その舞台を見に来ておられたNさんが、「是非先生に習いたいと思って」と入門を希望して下さいました。
その後、お互いのスケジュールが合わず、のびのびになっていましたが、漸く初稽古のはこびとなりました。舞踊家として、自分の舞台にひかれて入門して下さるのは、最も嬉しいことです。観る人が、魅力を感じて下さる舞台を作っていきたいし、それこそが、次世代継承に繋がっていくのですから。
Nさん入門は私に大きなエネルギーを与えてくれました。と共に、大きな責任も感じています。