六代目中村勘九郎襲名披露を観ました。少しでも大きな拍手を彼に届けたいと思ったからです。何とかこの苦難を吉に変えて飛躍して欲しいものです。
私のお目当ては「船弁慶」ー来年1月の「東京充の会」で「静と知盛」を踊るので観ておきたかったのです。知盛の迫力ははるかに及びませんが、静の気品では何とか追い抜きたいものです。
南座で二千円のプログラムを買ったものの、読む時間がなかったので、東京に稽古に向かうのぞみ車中で読んでいると、隣の座席のお婆ちゃんが話しかけてこられました。「よろしおすなあー顔見世行ってきはりましたんか?」という一言から始まり、歌舞伎好きということでお互い意気統合して、東京に着くまでしゃべりっばなし!90歳だというのに一人で東京まで日帰りということでした。「人間死ぬまで目標もたなあきません!」80歳まで美容院を切り盛りしていたというKさんに多くのことを教えていただきました。
Kさんお元気でね!