二人道成寺

2009-02-18 21:50:19 | インポート

玉三郎と菊之助の「二人道成寺」を観ました。2009219002

     能の「二人静」に着想を得て、ふたりの花子が時に姉妹のように、時に陰と陽になって踊るという演出のもと、平成16年1月に初演されました。

       私は平成18年2月に歌舞伎座で観ました。演出の斬新さに驚きました。

玉三郎の指導ぶりが目につきました。

その後 シネマ歌舞伎でも観ました。ただただ美しかったです。

そして、昨年2月松竹座で観ました。菊之助の成長ぶりに目を見張りました、そして平成21年2月14日ー私は玉さまの応援に駆け付けました。

mixi上で、玉さまの老いを嘆くコメントを見て、「そんなはずはない!」と祈る気持ちで観ました。

菊之助の輝くばかりの若さはすごい!でも玉三郎には、それに負けない技量があって、まだまだ負けてはいませんでした。

2009219001 でも、次は苦しいと思います、だから今回が最後だと思います。

誰かが、ブログで玉さまが最後だと書いているとか言ってました。

追われる苦しさ、体力が落ちていく悲しさー完璧を求める玉さまなら 、今回が最後と決断されるでしょう!

最後の舞台に酔えて幸せでした。


充の会まいぞめの会3

2009-02-16 17:52:02 | インポート

  次は「梅にも春」ーSさん、Tさん、Hさん、Kさんの4人で賑やかに踊りました。少しハプニングはありましたが、チームワークのよさでカバーしたので、お客様は気づかれなかったと思います。日頃のチームワークが大切ですね!

    次は「汐汲」ー前々日の稽古の時に全然覚えていなかったので心配しましたが、やっばり若いっていいですね!翌日の稽古ではかなりおぽえていました。4月より社会人となるYさんですが、この若さをいつまでも持ち続けて、仕事に、おどりに、恋に頑張ってほしいです。

   次は「梅は咲いたか」ーびっくり親子競演を終えたKさんが、今度は一人で踊りました。

   次は「松づくし」ー初出演のFさんー美容院を特別に休んでの出演なので、なかなか気が入っていました。なんなくお扇子をさばいたのに、最後はホッとしたのでしょうね!

   次は充の会をもり立てるために出演していただいたMさんによる「廓八景」ー有難うございました。

   次は男舞を練習中のIさんによる「深川しぐれ」ー旅・吾妻八景と男舞に精進してきた努力が報われて、素晴らしい「雪之丞 小袖」が秋の舞台を飾れますように!

   次は「鐘ケ岬」ーIさんにとって三回目の舞台です。「外人なのにすごい!」と余裕を持って観ていた人も、彼女の実力アップに脅威を感じていることでしょう。とにかく稽古熱心です。この上は、日本文化を理解する上に不可欠な「和の心」を学んでほしいです。

   次は「舞の道」ーHさんも私たちの会をもり立てようと、素晴らしい舞をご披露いただきました。愛弟子の舞台を応援する為に、林啓二先生がご来場いただき、恐縮しております。有難うございました。

   次は「雨の四季」ーIさんはこの踊りにうってつけです。もう少し踊らせてあげたかったなあ!でも、ようようここまで覚えたところだから、無理かも?

    次は「梅の春」ーMさんは?年か前にこの曲を踊ったことがあるので再演です。再演の厚みを感じる舞台でした。私はいつか鯉矢先生に注意されたことを思い出しましたー「まだ体に馴染んでないよ!」ー自分のものになるためには時間がかかるんですね!

   次は「新曲浦島」ー充の会を、そして私を応援して、Hさんが踊って下さいました。 有難うございました。

    次は「蓬莱」ー社会人一年生のMさんは、この一年、数えるばかりしか稽古する時間がありませんでした。でも素直な彼女は、おかあさんに頼まれてラブコールを送った私のお願いに快く応えてくれました、でも、前日のみの稽古で踊ることになりました。その割に堂々としているように見えたのは、今日までの積み重ねでしょうか?

    次は「梅の栄」ー充の会、そして私を盛り立てようとBさんが踊って下さいました。有難うございました。西川流のそれとは、随分違っていましたね!よい勉強をさせていただきました。

   次はMさん二人による「越後獅子」ー色の違う二人が、助け合って、一つのものを作り上げていく苦労・喜びを感じてほしいなあと企画しました。お互いに大変だったと思います。何かが二人の中に生まれることを期待しています。

    最後は私の「情熱大陸」ーお正月に名古屋タカシマヤで踊ったものの後半だけを踊りました。金剛能楽堂という場所には不釣り合いだと思いましたが、とにかく、「暗いムードを一新する元気を持とう!」というメッセージを 届けたくて、この曲を踊って、幕とさせていただきました。


充の会まいぞめの会2

2009-02-14 23:23:09 | インポート

休憩後「花笠音頭」で幕開けです。

  今年当たり年のYさんを囲んで、京都新聞カルチャークラスの皆様が、暖かな雰囲気で踊って下さいました。

   千代先生はその舞台を見て、涙が止まらなかったとおっしゃいました。

   次は「うぐいす」ー小さいと思っていたRちゃんも知らない間に成長して、すっかりおねえさんになりました。

   次はYちゃんの「やぶのうぐいす」ー今回は稽古が十分だったので、おじいちゃんの掛け声にも、余裕で応えていました。


充の会まいぞめの会1

2009-02-14 11:42:40 | インポート

2月8日(日)「第12回充の会まいぞめの会」が開催されました。

昨年は雪も舞う寒さでしたが、今年は暖かな日和でした。

出張帰りのAさんが一日音響を、MさんやKさんがまた一日裏方をして下さったことを深く感謝しています。有難うございました。

   「大和楽  梅」で幕を開けました。5分程の短い曲ですが、歌詞がわかりやすく、今の季節にピッタリなので選んでみました。

本当は「雛鶴三番叟」で幕開けすればよかったのですが、若いSさんだったので、ちょっと可哀相かなと思い2番にしました。という心配がいらない程落ち着いて踊っていました。舞台での輝きは抜群です。

次は「元日」ー西川流初唄の丑年の曲です。Mさんはこの曲では物足りないようでした。

次は「祇園小唄」ー一年間三味線を稽古したテイさんが今藤先生と三味線を弾いて、後輩の京都文化日本語学校の生徒さんが唄って踊るというプログラムです。

浴衣の着付けも習って一人で着ました、若いってすごいなあ!

みんなの一生懸命なところが、きっと観る人に感動を与えたと思います。

 

次は「六段くづ し」HさんとKさんは二人で踊ることが多いので名コンビです。

次は「手習子」ー慣れない幹事の仕事、はじめての大舞台、途中で帯揚げが解けるというハプニングにもめげずMさんは頑張りました。

次は「五郎」ー「先生、男の人は僕だけですか?」といつも聞かれるのですが、男性諸氏 誰か入門していただけないかしら?

おっしょさんとNさんが首をながーくしてお待ちしています 。

次は本日の目玉企画ー能楽堂でアリアを歌うーです。

本格派オペラ歌手のTさんならではの舞台で、みんなその素晴らしい歌声にびっくり!勿論おどりも上出来でした。

次も特別企画「寿」ー娘さんに内緒で一年間稽古に精を出されたおかあさんが企画されたのですが、二人で踊られました。

Mさんはぴっくり仰天!はじめから間違う程でしたが、充の会ならではのほのぼのとした雰囲気をお楽しみいただけたのではないでしょうか?

次は「槍さび」ー幹事のMさんは踊りどころではない忙しさでしたが、はじめての男舞を無難に貫禄たっぷりに舞い納めました。

派手目が好きとおっしゃるSさんにぴった りの「祇園の夜桜」ー楽しそうに踊って下さいました。

次は「雁金」ーゆっくりした、しっとりした舞がお好きなMさんのお好みの曲です。さらに稽古して全曲やっていただきたいです。

次は「千代の寿」ーOさんは応援に駆け付けて下さいました。有難うございました。

次は「吾妻八景」ーTさんとOさんの二人立ちです。日頃から仲良しのお二人は舞台でも支え合って、ほほえましい舞台になりました。

次は「若柳」ー応援に駆け付けて下さったYさんが踊って下さいました。有難うございました。

次は「梅の栄」ーNさんが無難にまとめました。

4月には師範試験をこの曲で受ける予定なので、さらに稽古に励んで、嬉しい春を迎えてほしいです。皆様の応援をよろしくね!

次は「島の千歳」ー前日の猛稽古の成果か、4人の呼吸がピッタリ!前半の締めくくりにふさわしく、きりっと舞い納めました。