3月13・14日の二日間、国立劇場で「素踊りの会」を鑑賞してきました。国立劇場では20年来このような会を続けておられるようで126回目ということでした。前から観たいと思っていたのですが、私ははじめて伺いました。 大道具は鳥の子屏風ばかり。女性は衣装つけですが、男性は全くの素。何の飾り気もないところで表現するためには、あたり前だけど、とても高度な技術が必要だし、鑑賞する者にも、観る目が要求されます。究極の日本舞踊です。このような会が東京では126回も開催されているのに、関西ではただの1回も開催されたことがないのは寂しい限りです。いつかK先生に、「東京と関西の舞踊家とではレベルが違うよ!」と言われたことがありましたが、そうかもしれませんね!
特に、日曜日はお客さまもかなり入っていました。私にとってはとてもよい勉強になりました。いつか私も、自分のおどりだけでお客さまを魅了できるような舞踊家になってみたいものです。