日本舞踊エクササイズクラス始動!

2009-08-27 12:14:14 | インポート

京都新聞カルチャーセンターで「日本舞踊エクササイズクラス(旧NOSSクラス)」を始めて一年余りが経過しました。

自分達が習得したエクササイズを社会に役立てたいと考えていたところ、ケアハウスやまびこから試験的にやってみたいというご依頼があり、クラスのOさんとSさんと共に、すっかり秋の気配の大原を訪ねました。

8月24日というと、例年はまだまだ残暑が厳しいのですが、澄み切った空気は、初秋を思わせるものでした。

入居者の皆さんがどんな反応を示されるのか興味もあり、恐くもありました。

はじめのうちは、様子見という感じでしたが、だんだん一緒にやっていただく人が増え、一時間があっという間に過ぎました。

 

はじめてなので手の動きだけをご一緒にやっていただきました。

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翌日お電話があり、皆さんが興味を持たれている様子なので、また来てほしいということでした。


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みんな次第に高齢者になっていくのですから、少しでも人生の先輩のお役に立つことができれば、クラスを設立した 意味もあるのではないかと嬉しい気分になりました。

 


岡山の若柳さんと

2009-08-23 21:57:47 | インポート
8月23日 18:10発ののぞみに乗りました。お隣にお座りになっていらっしゃるご婦人は、この暑さの中、凛とした着物姿。しかも振り帳(振りを書いたノート)を片手にお稽古の復習をされている気配。私が鞄の中から歌舞伎座のちらしを取り出すと「見せていただいてよろしいでしょうか?」とお声をかけて下さいました。それから昨日観て来た歌舞伎座のお話をしたり、岡山の舞踊界のお話を聞いたり。国立劇場てのお稽古の帰りだとか。毎月のぞみに乗っているけど、同じ業界の方と隣合わせになるのははじめて!それだけでも嬉しかったのに「結婚後もおどりを続けることを条件に結婚したんですよ。今はとっても充実しています」とおっしゃいました。「バンザーイ!私と同じ考えの人に出会えた!」「お互い頑張りましょうね!」楽しいのぞみの旅でした。


常磐津一巴太夫の会

2009-08-23 19:13:55 | インポート

☆8月22日 常磐津一巴太夫の会が開催されました。

午前中・午後と一門の会があり、7時からりさいたるがありました。

仁左衛門が三味線を弾いたり、朝丘雪路や松緑や玉三郎・団十郎が踊ったりと、なかなか賑やかな舞台でした。

芝居のうまい役者さんはおどりもうまいんだなあと思いました。


六歌仙容彩

2009-08-23 19:02:48 | インポート

8月22日 暑さがぶり返す中歌舞伎座で「六歌仙容彩」を観ました。

三日前までは11月1日の会で「喜撰」を踊るつもりだったので、勉強のつもりで観ることにしていました。

暑い日で、座席に座って観ているだけでも汗ばむ程でした。

その中で、そんなこと微塵も感じさせない軽やかなおどりで、三津五郎は六役を踊り分けました。文屋や喜撰が特によかったです。

あの味は役者さんならではですね。

舞踊家ではとても及びません。

結局「野崎の春」に変更になったので、ちょっとラッキー!福助の小野小町もよかったです。

最初は誰だかわからないくらいでした。

ワンランク芸が上がった感じがしました。


坂東玉三郎特別舞踊公演

2009-08-22 10:46:28 | インポート
坂東玉三郎特別舞踊公演
8月20・21の両日 京都南座で玉三郎が雪・葵の上・鐘ケ岬の地唄三題を舞う舞踊公演が開催されました。平日の昼間だというのに満員のお客様で、舞踊家のはしくれとしては、羨ましい限りでした。 まず「雪」は屏風ではなく黒幕だったので、白い衣装が一層映えてきれいでした。黒い帯が素晴らしく、衣装の重要性を今更ながら学びました。が、私の脳裏には武原はんさんの舞台姿がまだ残っており、あの素晴らしさにはもう一息かなと思いました。 次は「葵の上」 舞台設営・地方共に「雪」と似ていたので、目新しさがありませんでした。はかなさ、力を抜いた流れる水のような動きを特徴とする玉三郎舞踊には不向きかなと思うのですが。 私が一番よかったと思ったのは「鐘ケ岬」です。私は写真の衣装が大好きです。私達がイメージする鐘ケ岬より幻想的で、玉三郎的でした。まりつきのところはさすが役者さんだなあと感心しました 。 この会で一番感心したのは最後の挨拶です。勘三郎のようにお客さんに何のサービスもしないのですが、優雅な動きの一つ一つに彼の人となりを見て感激しました。こんなところに一番人となりが現れますね!恐ろしいことですね!