桒田三秀税理士

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キックバック

2010-06-04 08:52:53 | 経営
 大阪市は31日、市立斎場の技能職員22人が葬儀業者から「心付け」と呼ばれる現金や商品券を受け取っていたとする調査報告をまとめた。

 報告によると、金品を受け取って葬儀業者に火葬日などで便宜を図る慣行は、2002年に問題が発覚し禁止されたが、その後すぐに復活。同年から今年2月までの間、斎場職員22人が葬儀業者から受け取っていたという。

 これは大阪に限ったことではなく、全国厳密に調査すればかなりの数になると思われる。

 他にも例えば
1. 病院などで死亡して、病院側が葬儀社を紹介して「葬儀社」から受け取るリベート
2. 観光地などでタクシーに乗って「どこかいい店」に案内してもらって運転手が「いい店」から受け取るリベート
3. 税理士が「相続税の節税策」と称して、賃貸マンションを特定の業者に建てさせて「建築業者」から受け取るリベート

 いろんな場面でこうした 「キックバック」と称されるものがある。よく考えてみると、リベート部分は多くの場合、結果として客が払っているのである。葬儀社が斎場職員に支払うリベートも、葬儀社が当家からもらう葬儀料に分からない形で含まれているのだ。
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