市会議員のＨ・Ｔ

　市会議員のＨ・Ｔは高校の同級生だ。私たちの通った高校は福山駅から１．５キロ北の丘の上にある。歩くのもきつい坂で、自転車で通学する生徒は坂の下から約３００メートルを押して上がるのだが、卒業後、今でも語り継がれる伝説のエピソードがある。私と同じ陸上部でもあった彼は、毎日その坂を自転車に乗ったまま登っていたのだ。高校卒業時には陸上部顧問のＮ先生に「競輪選手になれ」と言われたくらいの立派な太腿になっていた。

　その彼も市会議員３期目で風格が出てきた。少子化が叫ばれる昨今、二世を四人も誕生させ「ひとり少子化対策」を有言実行している。

　　

レストラン「穀灯」でのライブ

　土曜日に市内のレストラン「穀灯」でTOTORO３回目のライブがあった。成功か失敗かはともかくいろんな人が来てくれた。同級生のＴＳ君、ＳＵ君、ＴＹ君、Ｏ社の社長夫妻、女房＆みわぴょん。ありがとう。

　バンドメンバーのＫＳ君が言っていたことを思う。「その日、その場所、その時間にわざわざ来てくれるというのは凄いことだ」と。

　あ～あ。ギターを３回間違えてしまった。(たぶん気付かれてはいないが)
自己満足だが徐々に完成度が高くなっている気がする。

　次回、９月１９日三和の道の駅で１１時と１４時の２回、演ります。

　　

税務調査官の目 その20

　貸借対照表に役員借入金が載っている。役員本人は、会社がきついので自分が身銭を切って会社に貸したのだと主張する。調査官はまず不正の可能性を疑う。つまり、会社の売り上げになるべき収入を簿外にして、役員がそれを原資に会社に貸し付けている可能性があると疑うのである。

　大学生の子が二人いて、年間３００万円の役員報酬で会社への貸し付けが１０００万円できるのか？　売上を抜いているに違いないと思うのだ。当然、会社へ貸した数１０万円単位の資金移動は資金原資の説明を求められることになる。

　人の言うことをいちいち信じるような人間は調査官には向いていない。人間は基本的にうそつきなのである。

人の縁

　何十年か振りで逢った高校の同級生ＫＳ君と、ひょんなことからバンドをやっているのであるが不思議なことが判明した。

　京都にいたころ彼女(今の女房)と中島みゆきさんのコンサートに行ったことがある。アンコールまでは地味なバンド編成で淡々と進んでいたのだが、アンコール曲の「世情」の時、サビの部分でいきなり背後の緞帳が落下し、そこに１００人もの男性がいてコーラスを入れたのだ。感激のあまり鳥肌が立ったのを覚えている。

　その話をＫＳ君にしたところ、「それをやったのは僕だ」というのである。当時京都でイベント関係の仕事をしていた彼は、みゆきさん側から男性のコーラスを１００名集めるよう依頼を受け、京都大学や同志社大学のグリ－クラブを動員したのだとか。

　彼は当時からイベント関係のプロだったのだが「その一瞬のためだけに１００名の人間を集めるというプロの魂に舌を巻いた」という。

　その彼と四半世紀のブランクを経て旧交を温めている。

　

タイガー離婚

　タイガーウッズさんがついに離婚した。離婚自体は予想されたことだが、世間の関心は別なところにある。元妻のエリンさんが手にする「慰謝料」はいくらなのかということだ。

　１億ドル(８５億円)と言われているが、日本なら慰謝料には税金はかからない。どうやらアメリカでは支払うタイガーさん側は所得控除の対象となり、受け取るエリンさん側は課税の対象となるようだ。

　いずれにしても自らまいた「種」で高い代償を払うことになる。