ラッキーセブンの攻撃開始

　私の事務所は、野球に例えるとここ２～３年は守備の回だった。事務所の危機ともいえる状況を経験し、どことなく守りに入っていたのかもしれない。

　階段の踊り場のポジションで次は下るのか再び上るのかの岐路に立たされていたが、不思議なことに昨年あたりから気運が上昇している（気がする）。いよいよ７回ラッキーセブンの攻撃に入った予感がする（ような気がする）。

　間もなく確定申告期で業界的には繁忙期になるが、スタッフの皆さんには確定申告が明けた頃、重大発表があります！！

税務調査官の目 その41

　車が好きな経営者は珍しくない。ベンツ、ＢＭＷなどの外国製の高級車に乗っている社長も多い。しかしフェラーリになると話には聞くが、私のお客様にはいない。

　フェラーリを会社で購入したら調査官はどう言うのだろう。「個人的な趣味だから取得費を役員賞与として認定する」と修正申告を求められた例がある。役員賞与は法人の損金にはならないので、法人側も個人側も両方の税が増える。通称「往復ビンタ」と言って、これが最も納税者側にとって痛い。逆に調査官にとっては最もポイントの高い指摘事項になる。

　納税者は納得せず修正申告に応じなかったので、税務当局は職権で「更正処分」を下した。納税者は不服を申し立て、最終的に国税不服審判所の判断が下った。

　「社長の個人的な趣味によって選定された外国製のスポーツカータイプの乗用車であるとしても、現実にＡ社の事業の用に使用されていることが推認できる以上は、課税庁の主張を採用することはできない」というものだ。

　ただ、これで「フェラーリ＝ＯＫ」となるわけではない。あくまで事業上で使用しているという事実が必要となり、専らオフの時に使用していると否認される。

いい質問

　「いい質問ですね」で一躍有名になった池上彰さん。３月いっぱいでテレビ・ラジオの出演を控えるという。さらに都知事選出馬の可能性について問われると「とんでもない」。

　いい質問を引き出すのも質問する側の資質が問われる。質問の仕方が悪かったり、肝心なことを聞かなかったりでは専門家にとって致命的な結果を招くことがある。

人気絶頂になると、勘違いするなという方が無理だろう。しかし、池上さんはこのタイミングで「引退」する。バカな党が政治家候補にと考えるがそんなバカではない。誠に気持ちいい引き際だ。

　

子供手当より空母

　子供手当の関係で今年から「平成８年１月１日以後に生まれた子」を持つ親は、その子を対象とした扶養控除がカットされた。

　 お金には色が付いていないので、支給された家庭が子供手当を何に使ったのか分からない。「生活費の補てん」が実質的には多いのではないだろうか。

　私の尊敬する櫻井よし子さんは「子供手当を出す金があるなら、空母を造れ」と言っている。子供手当は年間２兆円。空母の建造費と同額だという。

コメ兵、銀座進出

　コメ兵(こめひょう)は、名古屋近辺の人なら知らない人はいないリサイクルショップだ。昔風に言うと「質屋」。質流れ品や現金買取した中古品を扱う店だ。もともと米屋からスタートしたという。名古屋にいた３０年くらい前、カセットデッキやアンプなどオーディオ製品を見によく行った。

　先日、整理していたらコメ兵で買ったマイクが出てきた。　

この度、銀座に進出したという。銀座でリサイクルショップとは時代も変わったものだ。