未婚の母

　先頃、非嫡出子についても嫡出子と同じ相続権が認められた。

　しかしまだまだ矛盾はある。

　例えば「未婚の母」だ。

　税制上の制度として、寡婦（かふ）控除というものがある。

　寡婦の定義は、「夫と死別・離婚しまだ再婚していない者で、子がある者。(一部略)」だ。

　ということは、結婚しないで子供を産んだいわゆるシングルマザーには適用されない。

　こういうことは、個別に税務署や市役所の窓口で掛け合っても相手にされない。

　彼らはあくまで法律の範囲内でしか動けないからだ。

　社会がこうしたことをおかしいと感じてはじめて国が動き、制度が変わる。

写真集

　破局したり、離婚したりした直後に「ヌード写真集」を出す女優や女性タレントの心理とはどういうものだろう。

　いろいろあるとは思うが、ひとつには「こんなナイスバディーのイイ女を捨てて、後悔させてやるわ」という気持ちがあるのは間違いない。

　ただ、男側からは「やっぱトドと別れて正解だった」、「ワシの頃は、こんなイイ女じゃなかった」、「何で別れた後、ダイエットするのか」など、女の期待するものとは逆の反応もあり得る。

　いずれにせよ、別れた男性側からはあまり気持ちのいいものでないことは確かだろう。

理解しがたい世界

　先頃、東京へ行った時、靖国にお参りした。

　その前日、嫌がる私が無理やり連れて行かれたところが「オカマバー」。

　店の女の子は、身なりは女性だが、戸籍上は男である。

　ところが、店のママ？は男に生まれたが、今は戸籍上は女だという。

　性同一性障害と認定されたら、戸籍の上では「男から女」に変更できるのだ。

　彼女は、手術によりチンコを除去したのち、女性ホルモンを打ち続け、今は外見上も女である。

　手術までして女になるということは遊び半分ではできない。

　「女装家」などとは性根が違うのだ。

　ところで、法務省は性同一性障害で女性から性別変更した男性の妻が第三者の精子提供で産んだ子について、従来は空欄だった戸籍の「父」の欄に夫の氏名を記載する訂正を行うよう通達を出した。

　昨年12月の最高裁決定を踏まえた措置。夫に生殖能力がなくても子との間に戸籍上の「父子関係」を認める内容だ。

それが見たかった

　本当に見たいものがズバリ載っている本はなかなか無い。

　私が最も見たい●●●がなかなか載っていない。

　通販で探してもなかなか見つからない。

　また最近では、インターネットやＤＶＤに取って変わられ、本の肩身も狭い。

　業者もだんだんと紙からデータへとシフトしつつある。

　去年から見たくてたまらない●●●が載っている本を探していたのだが、なかなか無かった。

　今日、ある本屋でそれを見つけた。

　これほど見たい●●●が「ズバリ」と載っている本はない。

　思わず買ってしまった。

　白昼堂々と、本屋の店先にあるとはなんて大胆な！！

　もちろん女房には内緒である。

　「図解と個別事例による株式評価」という本ですが何か？

甚兵衛レベル

　大学入試のシーズンになった。

　昔の問題には「難問・奇問」が結構あったという。

　団塊ジュニア世代が18歳を迎えた年、1990年代前半に受験戦争がピークを迎えた。

　数多くの受験者をふるいにかけるため、各大学こぞって奇問を競い合った。

　例えば、ある大学の日本史の問題で『志賀島で金印を見つけた百姓の名前は』という、超難問が出題された。

　正解である「甚兵衛」の名を取って、こうした「難問・奇問」を「甚兵衛レベル」と言うのだとか。

　他にも「日本を初めて空襲した米軍中佐の名前」、「八代将軍、徳川吉宗に抜擢された勘定奉行の名前」といった問題に、受験生は頭を抱えた。

　しかしこうした難問・奇問は2005年前後を境に姿を消し、問題は易化を続けているという。

　原因は団塊ジュニア世代以降、少子化が進み「全員入学時代」に突入したからだ。

　私は、地理が得意で、イギリスの四大漁港を挙げなさいという問いに対して「アバディーン、ハル、グリムスビー、グレートヤーマス」という名をいまだに覚えている。

　というか、こんなものを今だに覚えている脳のスキマがあるなら、その代わりに覚えなければならないことが山ほどあるのに・・・