一連のオウム事件の実行犯、平田信容疑者を匿ったとして元オウム信者の斉藤明美被告に懲役1年2か月の実刑判決が下った。
この判決に対して、斉藤被告の弁護士滝本太郎氏は会見で「不当に重い判決だ」と述べている。興味深いのは滝本弁護士自身、オウム側に殺害されそうになった経験があることだ。
滝本氏の姿勢に、事件は事件として、人柄の優しさを見ることができる。彼は一貫して、オウム事件の犯人に対しても反省の気持ちを持つ者に対しては寛大な姿勢を持ち続けている。
10人を超える死刑判決が下された一連のオウム事件だが、麻原教祖や中枢の幹部数人と、一段下の幹部とは自ずと責任の範囲が違う。それほどの数の死刑判決が必要だったのかと思う。
オウム真理教被害者家族の会会長、永岡弘行氏は、その手記の中で麻原以外を死刑にしてはならないとさえ述べている。私は死刑廃止論者ではないが、信者たちも麻原によって人生を狂わされた「被害者」という側面があるのではないだろうか。
この判決に対して、斉藤被告の弁護士滝本太郎氏は会見で「不当に重い判決だ」と述べている。興味深いのは滝本弁護士自身、オウム側に殺害されそうになった経験があることだ。
滝本氏の姿勢に、事件は事件として、人柄の優しさを見ることができる。彼は一貫して、オウム事件の犯人に対しても反省の気持ちを持つ者に対しては寛大な姿勢を持ち続けている。
10人を超える死刑判決が下された一連のオウム事件だが、麻原教祖や中枢の幹部数人と、一段下の幹部とは自ずと責任の範囲が違う。それほどの数の死刑判決が必要だったのかと思う。
オウム真理教被害者家族の会会長、永岡弘行氏は、その手記の中で麻原以外を死刑にしてはならないとさえ述べている。私は死刑廃止論者ではないが、信者たちも麻原によって人生を狂わされた「被害者」という側面があるのではないだろうか。