士業の品格

　愛知県内のベテラン社会保険労務士の男性が「社員をうつ病に罹患（りかん）させる方法」と題した文章をブログに載せ、愛知県社労士会が「信用または品位を害する行為」にあたるとして、業務停止および退会勧告を受けた。

　問題の文章が載ったのは１１月下旬。

　「すご腕社労士の首切りブログ　モンスター社員解雇のノウハウをご紹介！！」と題した連載の４０回目で、上司に逆らったり遅刻したりする社員を「うつ病にして会社から追放したいのだが」という質問に答える形だった。

　ブログでは、「失敗や他人へ迷惑をかけたと思っていること」などを社員に繰り返しノートに書かせるよう勧めた。「うつ状態は後悔の量が多いほど発症しやすい」とし、社員が自殺した場合の助言もあった。

　税理士の場合だと「脱税の方法」などをブログに書くと、同様の処罰を受ける可能性がある。

　もともと品位に欠ける私は、税理士会に所属しているだけで「品位に欠ける」と言われかねないのだが、

　さらに品位を落とすブログを５年間にわたって書き続けているのに、退会勧告はまだされていない。

　そんなわけで今年も暮れていく。

　来年はどんな年になるのだろう。

　確実な事が一つ言える。

　また１つジジイになることだ。

　

マスコミのトリック

　マスコミは公正。
　
　つい最近までそう信じてきたほど私はお人好しだった。

　例えば、少年犯罪は凶悪化しているという指摘がある。

　具体的なことは避けるが、統計上、凶悪な少年犯罪は昔の方が酷かったのだ。

　マスコミの報じ方で「ひどい世の中になったもんだ」と思ったりする。

　一方、確実なことがある。

　高齢者の犯罪は確実に増えている。

　私も、二年後は高齢者だ。

　犯罪者一歩手前で何とか踏みとどまっているが、警察の野郎たちには負けんからな。

　

　

玉虫色

　玉虫色の決着。

　見る角度によっては違う色に見える。

　双方にとって、どういう解釈もできる中途半端な決着を言う。

　慰安婦問題が決着したというが、政権が変わればまた蒸し返されるに違いない。

　日本国内ではこういう観測がある。

　一方、韓国内では国民の不満や不安を、対日に向けてきた経緯がある。

　今の韓国の指導者層も、そうした反日教育を受けてきた世代だ。

　仮に慰安婦が解決しても、靖国、旭日旗、竹島、強制連行などカードはまだあると思っていても不思議ではない。

　こうした反日の考えが、かつて国内の日教組をはじめとする自虐団体とリンクし、われわれ日本人でさえ

　「日本が悪い」という教育を受けてきた経緯がある。

　新聞の一面は、「決着」と書いているが、まだまだ予断を許さない。


　

　

妥協

　「面倒だから、とりあえず言うことを聞いておこう」

　安易な妥協を繰り返した結果、いつまでもいつまでもしつこく言われる。

　このところ、いつもの手で言い寄られたものの、相手にしなかったので益々感情的になった。

　もともと１のことを１００くらいに言う相手だ。

　橋下さんが大阪府知事をしていた時代、従軍慰安婦だった女性と面会することになっていた。

　面会直前、「橋下知事が従軍慰安婦問題で失礼な発言を行ったとして各方面で問題が発生している」としてキャンセルされたことは記憶に新しい。

　真相は、面会直前に矛盾を指摘されたからだという。
　
　彼女たちの主張によると「７歳から９歳まで慰安婦をし、クリスマスの時は特に忙しかった」となる。

　自分の生年月日の不自然さ、当時の日本の情勢から考えて敵国の習慣であるクリスマスを祝いはずがないことなどを突かれキャンセルして逃げ帰ったのだという。　

　
　今日、外相会談がある。

　安易な妥協をするより、決裂した方がいい。
　　　

　

プロも絶賛

　今年で５回目になる年末ライブ。

　改装なって３０００人が収容できるようになった、神辺の「匠」で、行った。

　満員の２７名くらいの観客で賑わう。

　客の多くは「来なかったら税金が増える」とか「どうなっても責任が持てない」とか言われてイヤイヤ来た連中だ。

　昨年から来ているプロギタリストの、三好ひろあきさんも加わった。

　三好さんが言った。

　「いい音出してるね」。

　さすがプロ。一年ぶりに会って私の腕が上達したのが即座にわかるらしい。

　次の言葉を待つ。

　「このスピーカー」。

　「はあ?」

　ワシのギターテクじゃなかったのか。