桒田三秀税理士

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専門家を選ぶ目

2010-02-27 02:07:23 | 経営
 なんでもかんでも分かったふりして「すべてお任せください」という人がいる。 
 実は税理士にも得手不得手がある。税理士は半数以上が税務署のOBだ。通常、現役時代は各地の税務署を渡り歩くが、いろんな部署はそれほど経験しない。法人課税部門、個人課税部門、資産税部門、管理・徴収部門などがあり、退職まで同じ部門である場合が多い。従って自分の経験した分野以外のことは、よくわからなかったりする場合が多い。OBでなくても同じことが言える。
 
 医者でも弁護士でもマスコミなどに登場し名前が売れた専門家は有能だと思われがちだが、案外そうではないケースも多い。ある意味、専門家が一目置く専門家が本当の意味で有能であると言えるだろう。それは必ずしもお金儲けがうまい専門家とは違うのだ。 

スポーツも金しだい

2010-02-27 02:05:04 | 経営
 バンクーバーオリンピックのアイススケート女子フィギュアは、浅田真央選手が惜しくも銀メダルに終わった。今回の日本選手は男子も含めて、外国の超一流コーチと契約してオリンピックを目指してきた。コーチの報酬はいくらでどこから出るのか、よくわからないものの裕福ではない家庭の子供たちはフィギュアスケートをすることはできても、オリンピックに出ることまでは夢の夢だという。フィギュア選手に白人系が多いのはまさにそういった理由によるものだという解説は、的を得たものと言えるだろう。

 もちろん浅田選手の評価が落ちるものではないが、ゴルフも似たような環境にある。
 

クレームはビジネスチャンス

2010-02-26 05:59:44 | 経営
 トヨタの社長が公聴会に呼ばれた。過去のトヨタの対応が後手後手になったのは事実だが、10年前にはブリジストンの子会社ファイアストンが同様の公聴会での対応を誤り、窮地に陥った。

 どんな業種にも共通することだが、直接向かい合うことなく問題は解決しない。散々悪口を言い合ってきた者同士でも面と向かうと逆に冷静になれたりするものだ。

 クレームには法則があるという。真摯に対応すれば80%の顧客が残り、対応によっては今まで以上の顧客になる。クレームこそビジネスチャンスだ。

法隆寺五重塔と東京スカイツリー

2010-02-21 20:14:59 | 日記
 完成すれば634メートルになる東京スカイツリーが、現在約280メートルまで成長したという。足元は1辺68メートルの正三角形で、上に行くにつれ円形に変わっていく。

 建設地の地盤はもともと軟弱であるため「連続地中壁杭(くい)」という特殊な構造で足元を支えている。壁杭は地下50メートルまで打ち込まれ、地震などで揺れたときに土台に働く巨大な『引き抜く力』と『押し込む力』に耐えられるという。地上部分は、鉄骨造の「塔体」と分速600メートルの超高速エレベーターが通る「シャフト」からなるタワー本体と、鉄筋コンクリート構造の円筒で内部に非常階段がある「心柱(しんばしら)」の二重構造になっている。

 スカイツリーの構造設計をした日建設計によると「五重の塔と同じ」構造だという。約1300年前に建てられた法隆寺をはじめ、各地の五重の塔は地震で倒壊した記録がなく、心柱が揺れを吸収しているという説が広く支持されている。

 スカイツリーも、地震発生時にタワー本体と心柱が異なる揺れ方をするので、振動を打ち消し合い、共振による揺れの増幅も防げる。結果として、タワー全体にかかる力が約40%軽減されるという。その結果、計算通りだとM7・9の大地震が発生してもスカイツリーはほぼ無傷で残る。

 東京スカイツリーは来年12月に竣工する。

時間

2010-02-19 08:03:50 | 日記
 時がたつのが早い。25歳くらいまでは一年一年をちゃんと記憶しているが、それ以降27年も経ったという自覚がない。

 年をとると年々早く感じるのは、それ相応の理屈がある。20歳の人にとっての一年は人生の内5%を占めるが、50歳の人にとってはたったの2%にしかならない。分母が大きくなるほど分子の割合が小さくなる。だから年齢を重ねるたびに加速度的に時が早く感じられるというのだ。これは妙に納得させられる。

 中学生のころ、江戸時代は遥かに昔に感じたが、50歳を超えると江戸時代が割と身近に感じるというとちょっとオーバーか。