究極のレシピ

　不肖、わが父は不幸なことに食べる楽しみを知らない。

　何かおいしいものを食べに行こうといっても「ワシは家で食べる」と言って乗ってこない。

　「スイカに醤油」

　「御飯にフルーチェ」

　「うどんにマヨネーズ」

　これが父の究極のレシピだ。

　そういえば昔、テレビ番組で「究極の選択」というのがあった。

　そこで出されたクエスチョンだ。

　「カレー味のうんこ」

　「うんこ味のカレー」

　餓死寸前のあなた、選ぶのはどっち？

時間の長さ

　竹内まりやさんの「人生の扉」に「信じられない速さで時は過ぎ去り」「気が付けば五十路を迎えた私がいる」という一節がある。

　「年を取るにつれ、１年が短く感じるのは１年に占める分母の年数が毎年増え続ける結果、１年の比重が軽くなるからだ」という説は説得力がある。

　しかも社会に出た後は、ある意味それまでより人間関係が固定化し、仕事の内容にも変化がない場合が多い。

　茂木健一郎氏は「まだ習熟していないことに向き合うと、脳の中の「アラーム」センターである前帯状皮質が活動し、脳全体のいわば「司令塔」である背外側前頭前皮質の働きによって、直面している課題に集中するようになる」という。

　その結果、時間がゆっくり過ぎていく感じがするのだ。

　小学校の頃は時間がゆっくり経っていたのは足し算、引き算、ひらがな、漢字等、さまざまな人生での「初めて」があったから、脳が本気になり、時間の流れが「詰まって」いたからだ。

　充実した時間を過ごすためには「なかなか時間が経たない」と感じられるよう、常に新しいことに興味を示しチャレンジしていくことが大事だということだ。

テレビ事情

　一昔前、テレビはスポーツ、ドキュメンタリー、ニュース、歌、クイズ、時代劇、ドラマなど色々な番組があった。

　最近では、歌、クイズ、時代劇がめっきり減り、ドラマも少なくなったように思う。

　一方で圧倒的に増えてきたのが、バラエティーと呼ばれる分野だろう。ひな壇タレント隆盛といわれる。

　それとともに、テレビを見ること自体少なくなった。

　何故だろうと考えて結論にたどりついた。

　ロクな番組がないせいだ。適当にタレントを集めてバカなトークに花を咲かせる。

　改めて自分のスケジュールを見渡してみた。

　一週間のうち、自宅で夕食を取る確率が調子の悪い時のイチロー並みなのである。

　お調子者なので、各方面でいろんな役を押し付けられている今日この頃。

　役を断ってでも見たい番組があればいつでも辞職する。

経営者の心得

　正義の味方と言うと誰を思い出すだろうか。

　仮面ライダー、ウルトラマン、ゴレンジャー、ｅｔｃ。（最近のはよく知らない）

　拓殖大学の山本先生は、経営者は「悪の組織」を見習うべきと言う。

　仮面ライダーと宿敵「ショッカー」を連想してみるといい。

　仮面ライダーの姿勢はこうだ。
　　1.具体的目標がなく相手の夢を阻止するのが生き甲斐
　　2.常に何かが起こってから行動する受け身の姿勢
　　3.単独で独りよがり
　　4.いつも怒っている

　一方、ショッカーの姿勢は
　　1.世界征服と言う大きな夢を持っている
　　2.そのための研究開発を怠らず、夢に向かって努力している
　　3.何度失敗しても一週間したら立ち直る
　　4.組織で行動している
　　5.よく笑う（ワッハッハッハ）

　うちの事務所は将来、税理士法人に組織変更しようと考えている。

　通常「税理士法人○○会計」とか「○○税理士法人」というふうに名称を付ける。

　スタッフには言ってないが「税理士法人ショッカー」にしようと思う。

　もちろん制服は、上下黒タイツだ。

　

正しさの根拠

　「正しい歴史認識」とは、中国や韓国に言わせると「日本はかつて軍国主義の下に、近隣諸国（特に中国と韓国）を侵略した」ということになる。

　私の一回り下の世代で、広島県の公立の小学校や中学校に通った人たちの多くは「君が代」を歌えなかったし、卒業式などで「日の丸」を掲揚しなかった。

　教師から「君が代にいう君とは天皇のことで、日本は戦争で他国に多大な損害と迷惑を与えた」と教え込まれた。

　日本人の教師でさえ自虐的で日本に誇りを持っていなかった。

　そして、いつまでもいつまでも、謝罪しても謝罪しても、賠償しても賠償しても中国や韓国から因縁をつけられる。

　政権が変わるたび、新たに謝罪と「正しい歴史認識」を求められる。

　ごろつき国家ではないか。暴力団よりタチが悪い。

　これが「恨」の国と言う「自称一流国家」の正体だ。