睡眠時間

　睡眠時間が何時間、という言い方をした時、どう答えたら正解なのだろう。

　ベッドに入った時から出るまでなのか、入眠から目覚めまでなのか。

　人によっては、ベッドに入っても入眠まで30分かかる人もいるだろう。

　そうした場合、その３０分は引いて考えるのか、入れて考えるのか。

　それが気になって、昨夜は7時間しか寝られなかった。

　ちなみに私は、ベッドに入って入眠するまで10分もかからない。

　そして、目覚めた瞬間、そこにカツ丼があってもすぐ食べることができる。

病名依存症

　日本人は何か症状があると不安になる。

　そして病院にかかる。

　「特に異常はありません」と言われても、自覚症状がある。

　別の病院にかかっても異常はありませんと言われる。

　病名がはっきりするまで病院にかかる。

　そして「あなたは〇〇病です」と言われると安心する。

　以前、下腹から大腿部が痛くて、泌尿器科に行った。

　「尿管結石です」と断定され、石を溶かす薬をもらって安心した。

　１週間たってますますひどくなり、別の泌尿器科に行った。

　すると「これはヘルニアの疑いがあるので、大きな病院を紹介します」と言われ

　病院で精密検査を受けた結果、ヘルニアだった。

　病名が分かると安心する反面、大ウソつきの医者もたまにいるということを忘れてはならない。

　

ある男の懺悔 12

　その男は若い頃から集めていたエロビデオの処理に困っていた。

　ある深夜、段ボール2箱分のそれを持って、密かにハンドルを握った。

　以前、不愉快な扱いを受けた店の駐車場に停める。

　あたりには誰もいない。

　隅っこのほうにそれを置く。

　脱兎のごとく逃げる。

　この一連の行為の最中、巡回中の警官に捕まったらと思うと、

　10年以上たった今でも冷や汗が出て、昨晩は7時間しか寝られなかった。

　例によって、その店は今はもう無い。

　その男って、いつもの奴です。

　

嫌がらせ

　いまや逃亡犯になり下ったガーシー。

　母の住む実家に価値宅捜索が入ったことで鳴きを入れた。

　案の定、同情する人は皆無だが、旧NHK党だけが「やりすぎ」だと抗議している。

　立花前党首は「警察は焦っている」としているが、

　旧警察OBの評論家は「いうことを聞かない容疑者に対する嫌がらせ」だとコメント。

　さんざん人に嫌がらせしておいて、この態度はどんなものか。

　せめて強がりでも「母ちゃんごめん、俺は徹底的に戦うから」とでも言えないのだろうか。

　

センス

　岸田総理がウクライナを訪問した。

　その際、出身地である広島県宮島の「必勝しゃもじ」をゼレンスキー大統領に贈呈したという。

　このしゃもじは、「敵をメシとる」という意味があり、甲子園などでは時々登場するものだ。

　しかし、本当の戦争をしている一方の当事者に対して渡すものとして、センスが疑われると批判されても仕方ない。

　酷寒の最中ならせめて焚き木になったかもしれないが、

　 ゼレンスキー大統領としても、こんなものより、せめて弾薬の一発でもくれたらと言うのが本音なのではないか。