桒田三秀税理士

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下宿

2011-06-30 08:32:37 | 日記
 今の大学生は、アパートやマンションが大半で下宿という形式のものは、その存在すらなくなりつつあるようだ。

 わたしの学生時代は25人の学生下宿で、毎日どこかの部屋で麻雀をして先輩、後輩がいつの間にか知り合いになり、今でも交流が続いていたりする。

 「下宿」というのは大家と一緒の建物に住むので門限がある。当時は、門限後に門に近い奴の窓をたたき鍵を開けさせ彼女を連れ込む奴とか、トイレに行くのが面倒なので二階の窓から放尿する奴とか、あまりの冬の寒さで部屋の中で焚き火をする奴とか、やりたい放題だった。
 
 私ともう一人の広島弁があまりに強烈だったので、卒業するころは皆「○○じゃけんのう」と下宿全体が映画「仁義なき戦い」になっていた。 

 今は個人主義の時代なのだろう。一人を好む反面、隣に住む人の素性が分からず犯罪発生時の検挙率低下の一因にもなっている。

完璧な人

2011-06-29 06:27:24 | 日記
 世の中うまくできたもので何もかも「完璧な人」はあまりいない。幸福そうに見えても夫婦関係、親子関係、嫁姑関係が悪かったり、誰かが病気だったり、仕事がうまくいってなかったり経済的に悩みがあったりするものだ。本人自身についてもそうだ。

 わたし自身は、どこが良くてどこが悪いか考えてみるとすべてに中途半端だ。勉強やスポーツが抜群にできたわけでもなく、顔やスタイルが抜群に良かったわけではない。ただ石田純一に似ていた(過去形)ことくらいしか自慢できるポイントはない。

 高校生の頃、東大を目指していた友人がいて、そいつは顔もまあまあで勉強のみならず性格も温厚でスポーツもよくできた。家も裕福で完璧な人間と思われた。ただ一点を除いては。

 字を書かせると「ホントにお前が書いたんか?」というような作品を書く。まるでアル中オヤジが馬車に揺れながら左手で書いたような酷い字だ。東大を落ちたのはきっとこのせいだという説が有力となっている。

 
 

 
 

ひとりで○○

2011-06-28 06:56:41 | 日記
 演歌の世界では、恋に破れてひとり夜汽車で北へ帰る女や、恋に破れて酒場の片隅で一人酒を飲む女などが定番だ。恋に破れて能登半島やスカンジナビア半島を一人で旅する女も珍しくない。

 実際にはそんな女はいないことがばれて演歌は流行らなくなったのだが、最近では一人焼肉とか一人回転寿司をする女はいるらしい。一人カラオケもありだという。

 以前は一人でそうしたことをしていると変な眼で見られることもあったようだが、最近では恋人や連れがいても一人で楽しみたいこともあると理解が進んだことも一因だ。 

 個人主義が進んだ時代でも、さすがに一人テニス、一人卓球、一人麻雀はまだ見たことがない。

舞妓さん

2011-06-27 07:27:01 | 日記
 福寿会館は1930年に個人の別荘として建築され、現在は国の登録有形文化財に指定されている。

 福山城の一角にあり、広大な敷地には本館、別館、茶室からなる建物群で構成され、結婚式などでも使用される福山市所有の施設である。

 その福寿会館で、京都の舞妓さん、芸妓さんを呼んで「贅沢な日」を過ごした。まず敷地の一角にある茶室で茶道の道を30分で極めた。次に本館奥座敷で昼食。芸妓さんたちの唄と踊りを鑑賞した後、お酌をしてもらいながら料理に舌鼓を打った。

 彼女たちはあの恰好のまま京都から新幹線で来たという。舞妓さん、芸妓さんを間近で見たのは京都の大学に行きながらもそうした機会がなく、初めてだったので普通に話しかけていいものやら分からず少々戸惑った。

 「福山を代表する紳士および淑女」というのが当日の参加資格で、自薦可。14人の紳士と4人の淑女が参加したのだが、あの時間帯は間違いなく我々が福山では一番至福の時を過ごしていたはずだ。

 贅沢な時を過ごし、優雅な気分で坂道を降りると車から手を振る人がいる。玉樹さんだ。我に帰って優雅な気分が吹っ飛んだ。

税務調査官の目 その60

2011-06-26 10:26:50 | 税と会計
 ベテラン調査官の場合。

 いちいち細かいことは言わない。大所高所から判断する。そういう意味では若い調査官よりもやりやすい。

 ただポイントを的確につかみながら手際よく調査するので、だいたい「ここを指摘されたら少し困る」というところがズバリ論点になる。若い調査官は論点がズレがちなので、うまく言いくるめることができるのに対し、ベテラン調査官は是々非々で対応しなければならない。

 自分より年下の上司がいたりするのも、このあたりの調査官の特徴だ。そういう調査官は、能力もさることながら病気その他の理由で出世が遅れている。一方で、自分より年上の部下を持つ方もやりにくい面はある。調査の終結にあたっては、ほぼ調査官レベルでの話がそのまま通りやすい。