桒田三秀税理士

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修正申告 その2

2009-12-29 08:24:09 | 税と会計
 鳩山事務所によると、首相が贈与税の申告書を税務署に郵送し、7年間の総額11億7千万円を対象に、5億7千5百万円の贈与税を納付したという。ただし、仮装・隠蔽がないと当局が認めれば対象は5年間で、本税は4億3千6百万円になり、差額は還付されるという。(12/29 日本経済新聞)

 前回指摘したように、申告自体をしていなかったのだから「修正申告」ではなく「期限後申告」になる。
マスコミはいい加減なもので「修正申告」という表現を何の「修正」もなく取り下げてしまった。
 
それはそうと、贈与税を4億も5億も納める人が一国のトップでいいのか?
 

海外旅行

2009-12-28 19:55:59 | 旅行
 不況の世の中にあって、年末年始の海外脱出組が昨年並みという。円高の影響もあるのだろうが中国、韓国が多いらしい。

 韓国といえば、アテネオリンピックの最中に事務所で激安ツアーに行ったのを思い出す。朝3時か4時頃に福山を出発しバスで北九州へと向かった。台風が接近していたのか、やや波高の玄界灘を高速艇で一路釜山へ。対馬あたりまでは調子が良かったが、対馬を過ぎるあたりから船酔いがひどくなった。私だけではなく客の多くが1か所しかないトイレに集中し、船はゲロまみれに・・・。

 なんとか夕方、釜山に到着し公園を観光したらもう夕食。遊ぶ元気もなく翌日起床したら雨。市場と免税店に行くともう帰国の時間となり、港へ向かった。すると韓国人の船員同士がけんかを始め、出航が1時間半遅れた。加えて、台風の接近で普段の倍も時間がかかり、九州に着いたのが夜10時頃だった。それから高速を飛ばして福山に着いたら午前1時を回っていた。

 ちょうど女子マラソンで野口みずき選手が優勝したところだった。テープを切る瞬間をライブで見ることができたのがせめてもの救いだった。

14800円、韓国激安ツアー恐るべし!!

安心・安全・癒し・健康・環境&死

2009-12-26 18:50:43 | 経営
 今後のビジネスのキーワード。
私は安心、安全、癒し、健康、環境、死に関するビジネスが生き残ると考える。

 人口減が言われ始めて久しい。こういった経済情勢ではますます安心して子供を産めない。しかし、今生きている人は必ず「死」を迎える。「死」に関するビジネスとは一般的には葬儀社だ。葬儀社をするためには、死体を運搬する霊柩車についての許認可が必要なだけで、葬式をするためには許可、免許は必要ない。葬儀は、印刷、花、果物、ギフト、料理などの利権が絡む総合ビジネスだ。葬儀の方法も今では多種多様。家族葬、密葬そして棺桶の前で「千の風に乗って」を歌うものもある。いずれにせよ何百人もの会葬者を集める昔ながらのスタイルは廃れつつある。

 エンバーミングが注目されつある。死体を特殊な処理により、何十日も保存するやり方だ。また、墓についてもペットブームに乗って、ペットの葬儀社も多い。昔は家族同様のペットでも、四足と同じ墓に入ると災いがあるとして忌み嫌われたものだが、今ではペットと同じ墓に入るのを墓石業者が宣伝している。

 「死」にはまだまだいろいろな切り口があり、今後のビジネス展開の余地が大いにあると考える。

修正申告?

2009-12-25 20:48:16 | 税と会計
 鳩山首相の実母からの資金提供は、新聞によれは2004年~2008年の5年間で9億円だという。これが贈与だとすれば4億3千6百万円の贈与税がかかることとなる。

 税理士として気になるのは、マスコミの表現がすべて「首相が贈与であることを認めて修正申告をする」となっていることだ。「修正申告」するためには修正するための基となる「当初申告」があるはずだ。当初の申告に誤りがあったので修正するのが「修正申告」で、首相は申告自体をしていないのであるから「期限後申告」という表現が正しい。

 また、贈与と認定されるには贈与者と受贈者相互が「あげた」「もらった」という認識が必要なはずである。本当に母からもらったと認識していないなら贈与にもならない可能性がある。また少なくとも「仮装・隠蔽」には当たらないと思われるのでそうなると重加算税はつかない。

 ただ、ここら辺りは国民に与える影響が非常に大きいので、自ら「期限後申告」をした後のことは真実が語られることはないだろう。



 

忘年会

2009-12-23 09:19:06 | 日記
 尾道で勤務税理士をしていた14~5年前、忘年会の会費はだいたい1万円だった。2次会3次会はあたりまえで、終電をやり過ごしタクシーで福山まで帰ったことも多かった。終電に間に合うように帰ろうとすると、タクシーは1時間待ちで尾道駅までよく歩いて帰ったものだ。

 最近は忘年会も1次会で切り上げて帰るケースが多いらしい。不況の影響で今シーズンで閉店する店も多いと聞く。スナックやクラブは2次会が当てにできないので11月で閉店した店もある。その昔、税務署、市役所、ハローワークなどそれぞれ公務員御用達の飲食店があったという。今では世間の目もあり少人数で私的に飲食し、御用納めの時は外からオードブルをとって、ささやかに乾杯して速やかに解散というのが一般的だ。

 午前様があたりまえだった時代はもう来ないのだろうか。