スポーツパッドに交換して
止まるようになった32GTR号
ようやくエンジン回せるかな
さて、オーナーさんが言っていた症状は
『ブーストアップすると5000回転以上で、
ブーストが掛かっている時
吹けが悪くなり、1本2本死んでる感じ
回転はそのまま、上がるけど』
う~ん、とってもいいヒントがたくさん!
まずは症状が出るか、走ってみます。
すると、5000回転を超えると
ソフトリミッターみたいにバァバァバァバァという音が
そのままレブまでは回るけどね。
さてどこから攻めようかな
かなりオーバーシュートをしているので
まずはブーストコントローラーを調整
最大ブーストを見ると、
ワーニングの1.2キロに張り付いているので
これだとギクシャクしちゃう
これを調整して
走ってみます。
まずは電源をオフにして、ノーマルブーストで
すると、あらあら、症状は出ません。
ブーストを1キロに上げると
やっぱり出るね。出始めたらアクセルを戻して
出た時のブーストを確認してみると0.84キロ
なるほど0.8付近から出る訳ね。
なら、オーバーシュートさせれば
もっと低回転から出るはず、設定を思いっきり
オーバーシュートするようにして・・・・
すると今度は、4000回転から症状が出ました。
これは、原因決定ですね。
EVCの設定を戻して、
もう一つ確認しておこうかな。
プラグを使い古しのプラグに交換します。
なぜかというと、使い古しのプラグは摩耗のため
プラグギャップが大きい=火花が飛びづらいから
これで走行して、症状が出る回転が下がるようだと
ダイレクトイグニッションの出力電圧不足が
決定するっていうことです。
プラグを外す前にイグナイタ―を外してみると
おいおい、マジか~
かなり古くからある亀裂のようです。
う~ん、これが今回の症状の原因じゃないけどね。
スペアーがあるので、そっちに交換します。
カムポジのスペアーも持っているけどね(笑)
さてこれが付いていたスパークプラグ
とっても新しいのが付いています。
付けるのがコレ
かなりサーキットで使い込んだプラグなので
火花は飛びづらいよォ~
取り付けて、走ってみると
3000回転から症状が・・・
やっぱり火花、飛ばないのね。
ダイレクトイグニッション決定です。
オーナーさんに即連絡
すると、ダイレクトイグニッションが送られてきました。
プラグを戻して、スプリットファイアの
ダイレクトイグニッションを取り付けます。
これ、お疲れの純正
取付が終わって、ちょっと測定
アイドリングならこんなもんでしょう。
トヨタ車の純正レベルかも
回転を上げていくと、なかなかイイ数値を出してくれますね。
これなら、問題なく失火もしないでしょう。
カバーとイグナイタ―を戻して
走ってみると、問題なく吹け上がりました。
オーバーブーストにしても
症状はまったく出ません。
ということで、トラブルシュート終了で~す。
それより、ブースト1キロだと、
A/Fが12を超えてくるから
燃料がギリギリ、
富士のストレートは
最高速になるので、ブースト圧
気を付けないとね。
ということで、32GTR号
完成で~す。
メチャ楽しい車になりましたよ。