車検で預かったけど
忙し過ぎて、外注整備工場に
オーナーさんからパーキング警告灯が
点きっぱなしになっているということで
整備工場に伝えておいたのに
そうしたら、パーキング警告灯が
サイドブレーキを降ろしても
消えないと・・・
もちろんブレーキマスターシリンダーには
ブレーキフルードはHiレベルまで
入っているそうです。
フロートセンサーを調べたけど
正常らしい、となると
サイドブレーキスイッチなんだけど
ここも正常らしい。
いろいろ調べたんだけど
まったくお手上げですって連絡が
おいおい、整備工場がお手上げってなに?
とにかく、車を戻してくれ~って
レガシーが到着
トラブルシュートスタートです。
確認してみると、なるほど、確かに消えないね。
よ~く見てみると・・・・何かおかしい?
サイドブレーキを降ろすと
おや???微妙に警告ランプが暗くなる。
ほォ~・・・これ、いいヒントじゃん(喜)
こういう症状を引き起こすのは
後付けの物が多い。
で、目を付けたのはコレ
ディーラーオプションのナビ
調べるには、時間掛かるかな?
まずは、サイドプレーキスイッチの電圧を調べてみると
やっぱりアースしているけど
スイッチをオン、オフ時の抵抗が変化している
なかなか面白いかも、なるほどね。
ディーラーオプションだから
ナビのサイドブレーキ線は、
当然サイドブレーキ線に繋がっているはずだから
でも何年かは、ちゃんと警告灯は消えていたんだから
正常だったんだね。
単なるサイドブレーキ線のアースショートなら
サイドブレーキスイッチをオン・オフで
抵抗値が変わるわけないし
警告灯の明るさが変化することもないし
原因が分かってきました。
さて一気に調べるには
ナビの純正オプションコネクターを抜くのが
手っ取り早い、ナビを着けていない状態に戻るからね!
オプションコネクターを抜いて
エンジンを掛けてサイドブレーキを
降ろしてみると、警告灯は消えました。
う~ん、ビンゴです。
やはりナビがいたずらしてたのね。
配線的には合っているんだけど
ナビ本体側のサイド線信号が、
内部回路のどこかを経由して
アース回路を形成しちゃったんだね。
ナビは今のところ正常に動いているので
ナビ側サイド線をアースに落として
作業終了で~す。
サイド線にダイオードをかませれば
逆流しないので対応もできるけど
内部回路が壊れかけていることを考えると
アース落としが妥当と判断しました。
正常作動したところで
整備工場に連絡
車検の続きやってくれ~って(笑)
今回のトラブル、なかなか面白いトラブルでした。
サイド線と言っても、これボディーコンピューターにも
繋がっているので!
でも大ヒントは、サイドブレーキを降ろすと
『警告灯が微妙に暗くなる』
これがなかったら、もっと時間掛かっていたかもね(笑)