70スープラの部屋

70スープラをいろいろチューニングして,サーキット走行を楽しんでいる黒70です。

32GTR号、トラブルシュート

2014年09月16日 11時05分05秒 | 32GTR

スポーツパッドに交換して

止まるようになった32GTR号

ようやくエンジン回せるかな

さて、オーナーさんが言っていた症状は

『ブーストアップすると5000回転以上で、

ブーストが掛かっている時

吹けが悪くなり、1本2本死んでる感じ

回転はそのまま、上がるけど』

う~ん、とってもいいヒントがたくさん!

まずは症状が出るか、走ってみます。

すると、5000回転を超えると

ソフトリミッターみたいにバァバァバァバァという音が

そのままレブまでは回るけどね。

さてどこから攻めようかな

かなりオーバーシュートをしているので

まずはブーストコントローラーを調整

最大ブーストを見ると、

ワーニングの1.2キロに張り付いているので

これだとギクシャクしちゃう

これを調整して

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走ってみます。

まずは電源をオフにして、ノーマルブーストで

すると、あらあら、症状は出ません。

ブーストを1キロに上げると

やっぱり出るね。出始めたらアクセルを戻して

出た時のブーストを確認してみると0.84キロ

なるほど0.8付近から出る訳ね。

なら、オーバーシュートさせれば

もっと低回転から出るはず、設定を思いっきり

オーバーシュートするようにして・・・・

すると今度は、4000回転から症状が出ました。

これは、原因決定ですね。

EVCの設定を戻して、

もう一つ確認しておこうかな。

プラグを使い古しのプラグに交換します。

なぜかというと、使い古しのプラグは摩耗のため

プラグギャップが大きい=火花が飛びづらいから

これで走行して、症状が出る回転が下がるようだと

ダイレクトイグニッションの出力電圧不足が

決定するっていうことです。

プラグを外す前にイグナイタ―を外してみると

おいおい、マジか~

かなり古くからある亀裂のようです。

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う~ん、これが今回の症状の原因じゃないけどね。

スペアーがあるので、そっちに交換します。

カムポジのスペアーも持っているけどね(笑)

さてこれが付いていたスパークプラグ

とっても新しいのが付いています。

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付けるのがコレ

かなりサーキットで使い込んだプラグなので

火花は飛びづらいよォ~

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取り付けて、走ってみると

3000回転から症状が・・・

やっぱり火花、飛ばないのね。

ダイレクトイグニッション決定です。

オーナーさんに即連絡

すると、ダイレクトイグニッションが送られてきました。

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プラグを戻して、スプリットファイアの

ダイレクトイグニッションを取り付けます。

これ、お疲れの純正

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取付が終わって、ちょっと測定

アイドリングならこんなもんでしょう。

トヨタ車の純正レベルかも

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回転を上げていくと、なかなかイイ数値を出してくれますね。

これなら、問題なく失火もしないでしょう。

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カバーとイグナイタ―を戻して

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走ってみると、問題なく吹け上がりました。

オーバーブーストにしても

症状はまったく出ません。

ということで、トラブルシュート終了で~す。

それより、ブースト1キロだと、

A/Fが12を超えてくるから

燃料がギリギリ、

富士のストレートは

最高速になるので、ブースト圧

気を付けないとね。

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ということで、32GTR号

完成で~す。

メチャ楽しい車になりましたよ。


32GTR号のブレーキパッドが

2014年09月15日 22時16分18秒 | 32GTR

来ました。

予定よりかなり早いんだけど?

アクレさん、ありがとうございます。

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ノーマルパッドで富士スピードウェイを走った

オーナーさん、ベーパーロック、フェードを

経験してきたみたい。

ちょっと、ブレーキが効かな過ぎて

一般道を走るのも、危険だったので

スポーツパッドが来るまで

走行はオアズケでした。

高回転でエンジン不調のトラブルを抱えているって

言ってたけど、ブレーキが効かないから

確認できないよ~(泣)

ということで、スポーツパッドに交換です。

フォーミュラー800Cというパッドです。

これフロント

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これがリヤ

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サーキットで、カーボン被膜ができるとメチャ効くパッド

さてブレーキフルードも焼けているはずなので

DOT4に交換です。

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リザーバタンクのフルードもこんなにキレイに

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そして、抜いたブレーキフルードはこんな色

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ベーパーロックを起こすと、フルードが沸騰するので

焼けてこんな色になっちゃいます。

さてパッドとフルードを交換したところで

パッドの当たりを付けないとね。

かなりブレーキローターが偏摩耗しているので

穴開きローターは偏摩耗が当たり前なので

なかなか当たりはでないだろうな~

最初はヤバイ効きだったけど

当たりが徐々についてくると

そうだよね。

そう減速してくれるよね。

これなら、エンジン回しても

減速できます。

エンジン不調、まず確認しないとね。

5000回転以上で、出るみたいだから(汗)


32GTR号、A/Fメーターを付けたら

2014年09月14日 22時07分09秒 | 32GTR

ちょっとビックリ

なんでこんな数値で、エンジン回転が

安定しているの???

コンピューターは純正なので

純正セッティングがこうなっています。

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まてェ~

普通のA/Fはこうなんだけど

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空燃費18とかじゃ~薄過ぎて失火しちゃいます。

しか~し、なぜか32GTRは、普通に走れてしまいます??

街乗りしてみたけど、なんらおかしいところもないけど

やっぱり走行中も極端に薄い空燃費?

なら、このぐらいの空燃費で

アイドリングさせられるところが

実際にあるってことになるね。

70スープラ号で、やってみます。

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アイドリング付近の燃料を絞っていくと

空燃費17ぐらいから失火してしまうので

18とかはやっぱり無理

点火時期をいじってみても、無理だよな~

てことは、もしかすると、あれか~

やってみました。

おや??・・・アイドリングが安定する

セッティング範囲はとても狭いけど

キレイに回りました。

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キャ~、マジで・・・

でもこれだと、トルクもスカスカなので

アイドリング燃費は出るかもしれないけど

走行燃費は全然出ないよな~!

なんでこんなセッティングになっているのかも

理解不能で~す。

ノーマルブーストでエンジン回すと

確かに空燃費は10.8になるので

かなり濃過ぎだけど

安全マージンはしっかり取られている。

でもブーストが掛かるまでは

なんでこの空燃費~って感じですね。


32GTR号、インタークーラー取付

2014年09月09日 09時57分36秒 | 32GTR

これから結構バラさないとね。

バンパーを外して

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ヘッドライトを外して

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ようやく純正インタークーラーが

そして社外の大容量インタークーラーを取り付けて

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次に一番難問のオイルクーラー

4駆なので、オイルエレメントスペースが狭い~

なんとか取り付けて

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オイルクーラーコアは左側

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あとは空気が通るように、沢山穴を開けて

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あとは戻し作業です。

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ようやく元に戻りました。

まだフロントグリルは付けてないけど。

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ということで、エンジンを暖気して

LLCのエアー抜きをおこなって、

各部の漏れ点検をしてOKで~す。

さて32GTR号、フル加速時5000回転付近で

ギクチャクするって言っていたので

しか~し、今のブレーキパッドだと

停まれないので、ブレーキパッドが来るまで

ちょっと走行は控えます。

当然、車が古いので、ブレーキパッドの受注生産

1週間から10日らしいです(汗)


32GTR号、次は

2014年09月08日 09時30分11秒 | 32GTR

大容量のラジエーターに交換です。

LLCを抜いて、ホース類を外して

純正ラジエーターを取り外します。

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これが大容量のラジエーター

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純正のシュラウドを取り付けて

おっと、これだとロアホースが付かないじゃん(泣)

クリアランスが足りないので、削って装着

あとは水温センサーも取り付けて

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これでOK、あとは車に取り付けて

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LLCを入れて、エアー抜きは

全部の作業が終わってからですね。

まだまだ、作業があるので!

今日からは結構大仕事になっちゃうかな?

インタークーラーともっとも時間の掛かる

オイルクーラー、4駆なのでオイルエレメント付近の

クリアランスが少ないんだよね。

ホースの取り回しに苦労しそうな予感です。


32GTR号、まずは

2014年09月07日 10時28分00秒 | 32GTR

フロントパイプとキャタライザーから

その前に20年以上経つ、ボルトナットが

緩んでくれるかですね。

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とにかく、高温にさらされているところなので

あら触媒カバーの10ミリボルトは

もうなくなって、サビていました。

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このカバーボルトは、よく折れるけど

『緩めて、軽く締めて』を繰り返して

徐々に緩めていく方法をとると

折らずに、済みますよ(笑)

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かなりサビを噛んで、緩み辛かったけど

無事外れました。

触媒も問題なく外れました。

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取り付けるキャタライザーはこんな感じ

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さて、フロントパイプも前日CRC556を

吹きかけておいたので

ナットはあっけなく外れました。

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さて、フロントパイプはココからが大変

仮付けして、A/Fセンサーの取付位置を決めます。

そのあと、穴を開けて・・・・

ステンレスなので、そう簡単には

穴は開かないんだよね(泣)

細いドリルからスタートして

20分格闘して、ようやく穴が開きました。

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穴にアダプターをのせて、

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溶接します。

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あとはフロントパイプとキャタライザーを取り付けて

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A/Fセンサーを取り付ける前に

パソコンに繋いで

センサーのキャリブレーションをおこなってから

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取り付けます。

もちろん配線は車内に引き込みます。

シートは外すけどね(汗)

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センサー側の配線はステーを作って固定します。

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あとはA/Fメーターを取り付ければOKです。

今日は、ここまでで~す。

これで純正コンピューターの

A/Fが分かります。

先々フルコンにした時の

ベースデーターにもなるしね。

もちろん、ROMチューン時代の

データーも持っているので

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う~ん、なんだか懐かしい~16進数!

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一般生活には、まったく必要ない数値です(笑)

こんな数値が、A4で20枚ぐらい並んでいますよ。


32GTR号を預かりました。

2014年09月05日 21時20分25秒 | 32GTR

今回は、やることテンコ盛り

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今月3日に富士スピードウェイを

走ってきたみたい。

ちょっと行きの高速道路走行中

高回転が吹けなくトラブルが

出たみたいです。

サーキット走行では3速

5000回転以上になると出るらしい

高負荷の時、症状出るのね。

了解です。

でも結構楽しんで来たんじゃないのかな~

タイヤを見ると、楽しさが分かっちゃうんだけど

これ左フロントタイヤ

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そして右フロントタイヤ

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このニューディレッツァ、イイ溶け方しているな~(驚)

こういう溶け方って、かなりグリップ力あるんだよな~

さて、気になっていたブレーキは

ノーマルパッドでローターが焼けて黒くなるって

そうとう、ブレーキペダル強く踏んだ証拠

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パッド表面も焼け焦げて、ヒビも入り始めてる。

この焦げ、フェードした跡です。

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そうとうブレーキ効かなくなったんだろうな~って

分かります。

もうこのパッドは以上終了です。

でもノーマルパッドの限界が分かったので

良かったかも、おそらく3周目から

いきなり効きが悪くなったと思うけど!

さて、明日から、まずは

エンジン冷却系からの作業で~す。


ラストのパーツが到着

2014年08月31日 09時51分48秒 | 32GTR

32GTRのラストのパーツがコレ

インタークーラーです。

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これで冷却パーツは全部揃いました。

オーナーさんは、

9月3日に富士スピードウェイの本コースを

走って来るので、まずは車高調の性能が

どこまで出るのかですね。

減衰力は22~26の間で決まると思いますよ。

その時点で、水温油温の上昇を

把握して来てもらってから

パーツ取付作業になる流れです。

今回は車高調のみで、ブレーキパッドも

ノーマルなので、3周目からは

ベーパーロックがおきて、その後

フェードを起こす可能性が大なので

気をつけてもらいたいです。

でもあえて、そういう状況を把握したいという

ことなので!

ノーマルパーツの限界から知りたいと言っていました。

何度も富士を走っているので大丈夫かな。

でもベーパーロックはドライバーの操作で

なんとかなりますが、

フェードだけは、冷やさない限り

制動力は復活しないので

注意が必要です。

冷えても、元の制動力には

戻らないことも知っておく必要があります。

そのまま走り続けると

パッドの摩擦材が

温度限界を超えての使用になるので

灰になって砕けていき

いきなりブレーキペダルが

床に貼りつくこともあるので(怖)

注意してくださいね。