昨日の下野新聞にスポーツゾーン構想の策定業務の入札を行うという記事が小さく出ていました。
栃木県のサイトを見たら入札に関する公告が出ておりましたよ。
『総合スポーツゾーン全体構想策定業務に係る公募型プロポーザル方式の公告について』(栃木県)
リンク先のpdfを開くと『1.業務内容』の「(2)業務内容」に「今後、整備を予定している陸上競技場、サッカー場(陸上競技場との兼用、もしくは専用)」と記されております。今年中にこれがいずれかに決定する予定ですが、造るなら絶対に専用スタジアムを希望します。今更兼用スタジアムなんて、世界の流れに逆行する事態は避けていただかなければなりません。
私は政治の話は好きじゃないです。支持政党はありませんし、鍼灸師会では民主党の議員さんにいろいろとお世話になっておりますが、これに関してだけは自民党会派の皆さんにがんばっていただきたいものです。
はいこんばんは、院長でございます。
われらが栃木SCは明日、ホームに東京Vを迎えての一戦がございます。
東京Vも前節の湘南同様かなり攻撃的に仕掛けて来るチームスタイルですが、じっくり中盤でパスをまわしながらゲームを組み立てるという、J2では非常に珍しい独自の攻撃スタイルを確立しています。昨年まではその中心に菊岡選手がいたわけですが、自身がJ1でプレーするために栃木へ移籍して参りました。明日は彼のためにもいいサッカーをして、移籍という選択が正しかったという事を証明してあげたいです。
前節の湘南戦では勝ち試合をドローにしてしまい、勝ち点を2失ったという悔しい思いがあります。今節の相手も強敵ですが、前節のようなもったいない試合だけは繰り返してはいけません。勝てる試合は確実に勝ち、劣勢の試合でいかにして勝ち点を拾うか。明日はどちらかといえば押される展開になる事が予想されますので後者の試合になるはずですが、試合終盤まで相手を0点に押さえられれば必然的に勝利も見えて来ます。
明日は菅選手が累積警告で出場停止です。山形選手も故障の影響で欠場が濃厚。右SBには荒堀選手が入るとして、明日の左SBは一体誰なのでしょうか。攻撃的なユ・デヒョン選手で来るのか、それとも守備的な選手を起用するのか・・・。
地味な部分ですが、明日の一番の注目はここですよ。今季の骨格が決まる選手起用になると考えています。
松田サッカーはグイグイ前に出て来る相手には相性抜群です。セットプレーももちろん重要ですが、泥臭く守ってボールを奪ったら一気にカウンター!前に出て来る相手に対してはこれを繰り返す!ゲーム終盤までもつれればこれがジワジワ利いて来るはず。最後まで栃木らしいサッカーを貫き通しましょう!
さて、柏の北嶋選手が熊本に移籍するようです。今日の試合もベンチ外だったロボ選手も放出されるんじゃないかと心配です。
まぁ今更ロボ選手を連れ戻す事も出来ませんし、他所の心配をしててもしょうがないですね。
今宵は子ども達と『リアル・スティール』のDVDを観る予定です。途中で飲みに行ってる紘子さんのお迎えが入るかも知れませんけどね(;^^)アハハ・・・
栃木県のサイトを見たら入札に関する公告が出ておりましたよ。
『総合スポーツゾーン全体構想策定業務に係る公募型プロポーザル方式の公告について』(栃木県)
リンク先のpdfを開くと『1.業務内容』の「(2)業務内容」に「今後、整備を予定している陸上競技場、サッカー場(陸上競技場との兼用、もしくは専用)」と記されております。今年中にこれがいずれかに決定する予定ですが、造るなら絶対に専用スタジアムを希望します。今更兼用スタジアムなんて、世界の流れに逆行する事態は避けていただかなければなりません。
私は政治の話は好きじゃないです。支持政党はありませんし、鍼灸師会では民主党の議員さんにいろいろとお世話になっておりますが、これに関してだけは自民党会派の皆さんにがんばっていただきたいものです。
はいこんばんは、院長でございます。
われらが栃木SCは明日、ホームに東京Vを迎えての一戦がございます。
東京Vも前節の湘南同様かなり攻撃的に仕掛けて来るチームスタイルですが、じっくり中盤でパスをまわしながらゲームを組み立てるという、J2では非常に珍しい独自の攻撃スタイルを確立しています。昨年まではその中心に菊岡選手がいたわけですが、自身がJ1でプレーするために栃木へ移籍して参りました。明日は彼のためにもいいサッカーをして、移籍という選択が正しかったという事を証明してあげたいです。
前節の湘南戦では勝ち試合をドローにしてしまい、勝ち点を2失ったという悔しい思いがあります。今節の相手も強敵ですが、前節のようなもったいない試合だけは繰り返してはいけません。勝てる試合は確実に勝ち、劣勢の試合でいかにして勝ち点を拾うか。明日はどちらかといえば押される展開になる事が予想されますので後者の試合になるはずですが、試合終盤まで相手を0点に押さえられれば必然的に勝利も見えて来ます。
明日は菅選手が累積警告で出場停止です。山形選手も故障の影響で欠場が濃厚。右SBには荒堀選手が入るとして、明日の左SBは一体誰なのでしょうか。攻撃的なユ・デヒョン選手で来るのか、それとも守備的な選手を起用するのか・・・。
地味な部分ですが、明日の一番の注目はここですよ。今季の骨格が決まる選手起用になると考えています。
松田サッカーはグイグイ前に出て来る相手には相性抜群です。セットプレーももちろん重要ですが、泥臭く守ってボールを奪ったら一気にカウンター!前に出て来る相手に対してはこれを繰り返す!ゲーム終盤までもつれればこれがジワジワ利いて来るはず。最後まで栃木らしいサッカーを貫き通しましょう!
さて、柏の北嶋選手が熊本に移籍するようです。今日の試合もベンチ外だったロボ選手も放出されるんじゃないかと心配です。
まぁ今更ロボ選手を連れ戻す事も出来ませんし、他所の心配をしててもしょうがないですね。
今宵は子ども達と『リアル・スティール』のDVDを観る予定です。途中で飲みに行ってる紘子さんのお迎えが入るかも知れませんけどね(;^^)アハハ・・・
昨シーズンのベンガルズのベストTD!
何度観てもすげーよ(゜∀゜)
ジェローム・シンプソン最高(^^)b
今シーズンも頼むよ!
何度観てもすげーよ(゜∀゜)
ジェローム・シンプソン最高(^^)b
今シーズンも頼むよ!
娘の寝言に答えるのが就寝前の日課です。
どうもこんばんは、院長でございます。
昨日はプロボウルの開催をめぐるフットボールの危険性に関するお話を少しだけしましたが、今日もそれに関連するお話をしてみたいと思います。
ご存知の通り、フットボールは危険と隣り合わせのスポーツです。
いかにして選手の安全を確保するか。これに関してはずいぶん昔から議論されて来た問題でございます。
1905年にはアメリカ国内においてフットボールによる死者18名、重傷者159名を出し、当時のルーズベルト大統領が「もっと安全な競技にしないと禁止にする」とコメントしたという記録が残っております。当時は装具もほとんど着用せずプレーしていたようですし、ルール上でも今よりもずっと危険な競技だったのでしょうけれど、当然ながらその危険性は問題視されていたようです。
大統領のコメントといえば今年3月、現職のオバマ大統領がフットボール選手の脳震盪問題に触れ、以下のようなコメントを出しました。
「NFL選手達は脳震盪について自分たちがプレイしている試合のリスクだと言う。私はフットボールの魅力を維持するためにこのような大きなリスクを負わなければいけないのかは分からない。ただ、脳震盪が増えている要因の1つは選手たちのサイズとスピードだ。1950、60年代の映像を見ると当時の選手たちは今と比べるとスローモーションのように見える。今はコンバインで、体重155キロで40ヤード走を4秒8で走る選手がいる。彼らのタックルは凄まじいものだろう」。
それでは1964年シーズンのハイライトを見てみましょう。
今見ても十分迫力がありますけど、確かに現在よりもプレーのスピードは緩やかなようにも感じられます。
オバマ大統領のコメント通り、選手の体格や運動能力の向上は深刻な健康被害の拡大とは無縁ではないでしょう。
昨日のNFL JAPAN.COMにはこんな記事が出ておりました。ペイトリオッツのQBトム・ブレイディの父親が、もし脳震盪の影響に関する知識が現在ほどあれば、息子にフットボールをプレイする許可を出したかどうか分からないと語ったという記事でございます。
『ブレイディの父、「息子へのフットボール許可ためらった」』(NFL JAPAN.COM)
そして近年は後遺症に悩む元NFL選手がチームやリーグに対して訴訟を起こす事例が増えて参りました。
現時点でNFLが提訴された訴訟は12件。最も新しい訴訟は今年4月に訴えられたものです。
『試合中の脳しんとうで後遺症、元選手らがNFL提訴』(CNN.co.jp)
この記事の最後にもある通り、NFLはここ数年で選手の健康を守るためのルール改正を重ねて参りました。
ホースカラータックル(後ろから相手の襟首をつかんで倒す行為)やキックオフリターン時のウェッジブロック(全速力で突っ込んでくるカバーチームに対しリターナーの前に3人以上のラインマンが壁を作ってリターナーを守る行為)の禁止。無防備なQBやWRに対する危険なヒットの禁止。無防備なレシーバーの頭部に対するヒットの禁止。パスラッシュを仕掛けた守備選手の相手QBの脚に向かってのタックルの禁止、QBに向かって倒れ込む行為の禁止。
・・・などなど、主にオフェンス側の選手を守るルール改正に着手しております(ディフェンスの選手にとってはこれにもまた不満があるそうですが)。
2010年には昨日すうさんからご指摘があった「スペアリング(ヘルメットからヘルメットへの悪質なヒット)」に対して罰金を科すなど、厳密に対処する事をはじめました。さらにRBが頭を下げてディフェンスに故意にヒットしにいく行為を禁止するルール改正案を検討した時期もありましたが、この2点に関しては選手や関係者からの意見も様々です。
賛成意見ももちろんありますが、元スティーラーズのジェローム・ベティス氏はこのルール改定案に対して「フットボール本来の激しさを取り除くようなルール変更ばかり行っていけば、いつの日かフラッグフットボールのようになってしまう。アメリカンフットボールは少々の犠牲は厭わない真の男のスポーツだ」とコメントしていますし、元ライオンズGMのマット・ミレン氏は「馬鹿げたルール。これではアメリカンフットボールではなくなる」と改正そのものに反対を表明。現役選手の中からも改正反対の意見が噴出し、この点に関しては現在も検討中という扱いだそうです。
さて、先に挙げたように1905年に多数の死傷者を出す事態が発生して以降、装具の進歩には著しいものがありました。1930年頃にはヘルメットにショルダーパッド、ヒップガード、サイガード、ニーガードといった現在も使用されている装具の原型が完成しております。NFLにヘルメットを提供しているリデル社も健康被害に関する訴訟の対象となっており、選手の安全を守るという意味では装具の進化は欠かせない要素です。
現役選手からの反対意見も根強く残っておりますが、来シーズンからはひざ、太もも、臀部へのパッド着用の義務化がはじまります。
パッドの着用自体は1995年から任意で導入されており、「新人の頃から着けているから問題なし」という選手も多数存在します。一方で「偽善的なもの」「安全性向上の効果はない」「単なる安全面へのPR」などの批判的な意見も出ており、動作に制限が出る事を懸念して罰金覚悟で着用を拒む選手が続出するのではないかとも言われています(前述のスペアリングでもこういう事態が発生しています)。
正しく装具を身に付けてルールに則ってプレーすれば突発的な事故以外の故障は極力減らす事ができるはずですが、逆に今以上に全身フル装備にしてしまうとプレー中に熱がこもって熱中症の危険が高まります。これでは本末転倒です。安全性の向上と競技の激しさ、競技の質の維持を高い次元で両立させるのは非常に難しい問題ですね・・・。
そんな危険と隣り合わせのスポーツである事も大きく影響していると思われますが、アメリカにおけるフットボールは人間形成に一役買っている側面もあります。特にカレッジフットボールはそれが顕著で、競技者の育成と同時に人間教育に力を入れている指導者ばかりだそうです(どんなスポーツでもそれは同じですけどね)。
ちょこちょこ走る姿が実にかわいらしいですなぁ(*´∀`)
日本でも小学生のチームはありますし、重大な事故の報告はほとんどありません。
安全管理さえしっかりやれば幼い子どもでもプレーできる競技なのです。
でもこういうのを見ちゃうとやっぱり心配。
大人も子どもも極力安全面に気を付けてプレーして欲しいものです(;^^)
どうもこんばんは、院長でございます。
昨日はプロボウルの開催をめぐるフットボールの危険性に関するお話を少しだけしましたが、今日もそれに関連するお話をしてみたいと思います。
ご存知の通り、フットボールは危険と隣り合わせのスポーツです。
いかにして選手の安全を確保するか。これに関してはずいぶん昔から議論されて来た問題でございます。
1905年にはアメリカ国内においてフットボールによる死者18名、重傷者159名を出し、当時のルーズベルト大統領が「もっと安全な競技にしないと禁止にする」とコメントしたという記録が残っております。当時は装具もほとんど着用せずプレーしていたようですし、ルール上でも今よりもずっと危険な競技だったのでしょうけれど、当然ながらその危険性は問題視されていたようです。
大統領のコメントといえば今年3月、現職のオバマ大統領がフットボール選手の脳震盪問題に触れ、以下のようなコメントを出しました。
「NFL選手達は脳震盪について自分たちがプレイしている試合のリスクだと言う。私はフットボールの魅力を維持するためにこのような大きなリスクを負わなければいけないのかは分からない。ただ、脳震盪が増えている要因の1つは選手たちのサイズとスピードだ。1950、60年代の映像を見ると当時の選手たちは今と比べるとスローモーションのように見える。今はコンバインで、体重155キロで40ヤード走を4秒8で走る選手がいる。彼らのタックルは凄まじいものだろう」。
それでは1964年シーズンのハイライトを見てみましょう。
今見ても十分迫力がありますけど、確かに現在よりもプレーのスピードは緩やかなようにも感じられます。
オバマ大統領のコメント通り、選手の体格や運動能力の向上は深刻な健康被害の拡大とは無縁ではないでしょう。
昨日のNFL JAPAN.COMにはこんな記事が出ておりました。ペイトリオッツのQBトム・ブレイディの父親が、もし脳震盪の影響に関する知識が現在ほどあれば、息子にフットボールをプレイする許可を出したかどうか分からないと語ったという記事でございます。
『ブレイディの父、「息子へのフットボール許可ためらった」』(NFL JAPAN.COM)
そして近年は後遺症に悩む元NFL選手がチームやリーグに対して訴訟を起こす事例が増えて参りました。
現時点でNFLが提訴された訴訟は12件。最も新しい訴訟は今年4月に訴えられたものです。
『試合中の脳しんとうで後遺症、元選手らがNFL提訴』(CNN.co.jp)
この記事の最後にもある通り、NFLはここ数年で選手の健康を守るためのルール改正を重ねて参りました。
ホースカラータックル(後ろから相手の襟首をつかんで倒す行為)やキックオフリターン時のウェッジブロック(全速力で突っ込んでくるカバーチームに対しリターナーの前に3人以上のラインマンが壁を作ってリターナーを守る行為)の禁止。無防備なQBやWRに対する危険なヒットの禁止。無防備なレシーバーの頭部に対するヒットの禁止。パスラッシュを仕掛けた守備選手の相手QBの脚に向かってのタックルの禁止、QBに向かって倒れ込む行為の禁止。
・・・などなど、主にオフェンス側の選手を守るルール改正に着手しております(ディフェンスの選手にとってはこれにもまた不満があるそうですが)。
2010年には昨日すうさんからご指摘があった「スペアリング(ヘルメットからヘルメットへの悪質なヒット)」に対して罰金を科すなど、厳密に対処する事をはじめました。さらにRBが頭を下げてディフェンスに故意にヒットしにいく行為を禁止するルール改正案を検討した時期もありましたが、この2点に関しては選手や関係者からの意見も様々です。
賛成意見ももちろんありますが、元スティーラーズのジェローム・ベティス氏はこのルール改定案に対して「フットボール本来の激しさを取り除くようなルール変更ばかり行っていけば、いつの日かフラッグフットボールのようになってしまう。アメリカンフットボールは少々の犠牲は厭わない真の男のスポーツだ」とコメントしていますし、元ライオンズGMのマット・ミレン氏は「馬鹿げたルール。これではアメリカンフットボールではなくなる」と改正そのものに反対を表明。現役選手の中からも改正反対の意見が噴出し、この点に関しては現在も検討中という扱いだそうです。
さて、先に挙げたように1905年に多数の死傷者を出す事態が発生して以降、装具の進歩には著しいものがありました。1930年頃にはヘルメットにショルダーパッド、ヒップガード、サイガード、ニーガードといった現在も使用されている装具の原型が完成しております。NFLにヘルメットを提供しているリデル社も健康被害に関する訴訟の対象となっており、選手の安全を守るという意味では装具の進化は欠かせない要素です。
現役選手からの反対意見も根強く残っておりますが、来シーズンからはひざ、太もも、臀部へのパッド着用の義務化がはじまります。
パッドの着用自体は1995年から任意で導入されており、「新人の頃から着けているから問題なし」という選手も多数存在します。一方で「偽善的なもの」「安全性向上の効果はない」「単なる安全面へのPR」などの批判的な意見も出ており、動作に制限が出る事を懸念して罰金覚悟で着用を拒む選手が続出するのではないかとも言われています(前述のスペアリングでもこういう事態が発生しています)。
正しく装具を身に付けてルールに則ってプレーすれば突発的な事故以外の故障は極力減らす事ができるはずですが、逆に今以上に全身フル装備にしてしまうとプレー中に熱がこもって熱中症の危険が高まります。これでは本末転倒です。安全性の向上と競技の激しさ、競技の質の維持を高い次元で両立させるのは非常に難しい問題ですね・・・。
そんな危険と隣り合わせのスポーツである事も大きく影響していると思われますが、アメリカにおけるフットボールは人間形成に一役買っている側面もあります。特にカレッジフットボールはそれが顕著で、競技者の育成と同時に人間教育に力を入れている指導者ばかりだそうです(どんなスポーツでもそれは同じですけどね)。
ちょこちょこ走る姿が実にかわいらしいですなぁ(*´∀`)
日本でも小学生のチームはありますし、重大な事故の報告はほとんどありません。
安全管理さえしっかりやれば幼い子どもでもプレーできる競技なのです。
でもこういうのを見ちゃうとやっぱり心配。
大人も子どもも極力安全面に気を付けてプレーして欲しいものです(;^^)
FC岐阜がわりとマジで死にかけているとご紹介したのが4月中旬でした。
あれからおよそ1ヶ月が経過。残念ながら事態はさらに悪化の一途を辿っていた事が、昨日明らかになりました。
『FC岐阜、来月にも運転資金不足で支援要請』(中日新聞)
最短で6月には運営資金がショートする恐れもあるとの事。6月って言ったらあなた、1週間後ですよ。岐阜の経営はどうなってんの!?
実はこういう発表に至るまでの経緯には伏線がありました。4月下旬の株主総会直後にはこんな記事が出ておりました。
『FC岐阜、2期ぶり最終赤字7100万円 総会で決算承認』(岐阜新聞 Web)
「取締役全員が辞めるべきではないか」
「昨年も同額の増資提案があったが、目標は達成できなかった。今期は達成する見込みはあるのか」
「取締役の中で財務などの各担当者がはっきりしていないのは問題」
「予算管理団体のことなど株主が本当に気になる問題に対する説明が不十分」
「答えが何も出ていない。今日の内容は納得できるものではない」
「問題点は整理されていたが、自主再建策は見えてこない」
昨季は7000万円を超える赤字を出し、累積赤字は4億2000万円超。もう岐阜にとっては天文学的な赤字金額です。
ところがこれだけの赤字を抱え株主総会が紛糾する中、なぜか昨季の支出を上回る今季予算が計上されてしまいました。
これに対し岐阜県知事が苦言を呈し、「助けてもらいたきゃ経営を根本から見直せ」という趣旨の発言をする事態にまで発展しておりました。
『FC岐阜、経営見直し必要 知事が苦言』(中日新聞)
これだけの赤字体質なのに支出を増やし、開幕3ヶ月で資金がショートとか・・・まともな会社とは考えられないほど酷い経営状況です。
予算管理団体に指定された際のあの開き直り具合は「必死」だったのではなく「諦め」だったのかと思うと情けないやら悔しいやら・・・。
しかし、FC岐阜にはまだチャンスが残されております。岐阜県と県財界が支援に乗り出すとの報道が出て参りましたよ。
しかも岐阜経済界の巨人、セイノーホールディングスがついにFC岐阜の支援に乗り出すらしいのです。
『FC岐阜支援で一致 県と財界、再建計画の明示求める』(岐阜新聞 Web)
「存続の危機。官民一体で絶大な支援を」とは岐阜市長のコメントです。苦言を呈していた岐阜県知事も「県にとって大切なチームだが、このまま放置すると遠からず資金ショートに陥る。相当思い切った策が必要」と税金の投入も視野に入れた支援策を明らかにし、これに加え岐阜県経済界も前向きな協力体制を表明。クラブが死にかけたこのタイミングでようやく全県上げてのバックアップ体制が整うというのもどうかと思いますが、とにかくこれでFC岐阜はもう一度生まれ変わるチャンスを得た事になります。
その中でもサッカーから完全撤退を表明した事もあるセイノーHD会長の協力を取り付けた事は本当に大きな意味があります。
そもそも岐阜県を代表するサッカークラブと言えば西濃運輸だったわけですが、運営費の高騰もあってか1997年シーズンをもってチームは廃部。県を代表するクラブが消滅した事を受け、その数年後に誕生したのがFC岐阜でした。
チームの発足には元西濃運輸サッカー部のスタッフも多数関係しているようですが、お金の問題でサッカーから撤退した西濃運輸という会社自体はFC岐阜の発足にはかかわりを持たず、金銭的な支援も今日まで一切行われて来ませんでした。そんな会社のトップが県体育協会の会長だった事もあり、岐阜県経済界はFC岐阜への積極的な支援は今の今までして来なかったという経緯がございます。
未開拓だった大手企業が多数存在するっため、FC岐阜のスポンサー獲得にはまだノビシロが存在します。しかし今回表明された官民一体の支援策に甘えるだけの経営体質では、近い将来再び同じような事態を招く事になるはずです。経営陣の一掃も含め、健全経営の企業体質への生まれ変わりを期待したいところです。
まぁとりあえず何が言いたいかっていうと、「FC岐阜、死ぬな!」っていう事です。
同じJリーグクラブのサポーターとして、成績以外の面でクラブが消滅したり降格したりするのは絶対に見たくありません。
一方、同じように金銭的に苦しんでいる大分トリニータはJリーグからの借入金返済を返済し、来期からのJ1復帰を目指す姿勢を表明しております。
J1へ昇格するためには10月12日までに3億円の借入金を全額返済しなければなりません。1億円は寄付でまかない、残りの2億は大分県や県経済界に支援を要請するとの事です。
『J2大分が1億円募金、リーグ融資完済目指す』(YOMIURI ONLINE)
どん底を経験した以降の大分フロントはよくがんばっているとは思いますよ。ですけど・・・そこまで無理してでもJ1を目指さなきゃいけないのかなぁ。
寄付やら支援要請やらで借金を返しても結局は根本的な解決にはならないと思いますが、どうなんでしょう?
あれからおよそ1ヶ月が経過。残念ながら事態はさらに悪化の一途を辿っていた事が、昨日明らかになりました。
『FC岐阜、来月にも運転資金不足で支援要請』(中日新聞)
最短で6月には運営資金がショートする恐れもあるとの事。6月って言ったらあなた、1週間後ですよ。岐阜の経営はどうなってんの!?
実はこういう発表に至るまでの経緯には伏線がありました。4月下旬の株主総会直後にはこんな記事が出ておりました。
『FC岐阜、2期ぶり最終赤字7100万円 総会で決算承認』(岐阜新聞 Web)
「取締役全員が辞めるべきではないか」
「昨年も同額の増資提案があったが、目標は達成できなかった。今期は達成する見込みはあるのか」
「取締役の中で財務などの各担当者がはっきりしていないのは問題」
「予算管理団体のことなど株主が本当に気になる問題に対する説明が不十分」
「答えが何も出ていない。今日の内容は納得できるものではない」
「問題点は整理されていたが、自主再建策は見えてこない」
昨季は7000万円を超える赤字を出し、累積赤字は4億2000万円超。もう岐阜にとっては天文学的な赤字金額です。
ところがこれだけの赤字を抱え株主総会が紛糾する中、なぜか昨季の支出を上回る今季予算が計上されてしまいました。
これに対し岐阜県知事が苦言を呈し、「助けてもらいたきゃ経営を根本から見直せ」という趣旨の発言をする事態にまで発展しておりました。
『FC岐阜、経営見直し必要 知事が苦言』(中日新聞)
これだけの赤字体質なのに支出を増やし、開幕3ヶ月で資金がショートとか・・・まともな会社とは考えられないほど酷い経営状況です。
予算管理団体に指定された際のあの開き直り具合は「必死」だったのではなく「諦め」だったのかと思うと情けないやら悔しいやら・・・。
しかし、FC岐阜にはまだチャンスが残されております。岐阜県と県財界が支援に乗り出すとの報道が出て参りましたよ。
しかも岐阜経済界の巨人、セイノーホールディングスがついにFC岐阜の支援に乗り出すらしいのです。
『FC岐阜支援で一致 県と財界、再建計画の明示求める』(岐阜新聞 Web)
「存続の危機。官民一体で絶大な支援を」とは岐阜市長のコメントです。苦言を呈していた岐阜県知事も「県にとって大切なチームだが、このまま放置すると遠からず資金ショートに陥る。相当思い切った策が必要」と税金の投入も視野に入れた支援策を明らかにし、これに加え岐阜県経済界も前向きな協力体制を表明。クラブが死にかけたこのタイミングでようやく全県上げてのバックアップ体制が整うというのもどうかと思いますが、とにかくこれでFC岐阜はもう一度生まれ変わるチャンスを得た事になります。
その中でもサッカーから完全撤退を表明した事もあるセイノーHD会長の協力を取り付けた事は本当に大きな意味があります。
そもそも岐阜県を代表するサッカークラブと言えば西濃運輸だったわけですが、運営費の高騰もあってか1997年シーズンをもってチームは廃部。県を代表するクラブが消滅した事を受け、その数年後に誕生したのがFC岐阜でした。
チームの発足には元西濃運輸サッカー部のスタッフも多数関係しているようですが、お金の問題でサッカーから撤退した西濃運輸という会社自体はFC岐阜の発足にはかかわりを持たず、金銭的な支援も今日まで一切行われて来ませんでした。そんな会社のトップが県体育協会の会長だった事もあり、岐阜県経済界はFC岐阜への積極的な支援は今の今までして来なかったという経緯がございます。
未開拓だった大手企業が多数存在するっため、FC岐阜のスポンサー獲得にはまだノビシロが存在します。しかし今回表明された官民一体の支援策に甘えるだけの経営体質では、近い将来再び同じような事態を招く事になるはずです。経営陣の一掃も含め、健全経営の企業体質への生まれ変わりを期待したいところです。
まぁとりあえず何が言いたいかっていうと、「FC岐阜、死ぬな!」っていう事です。
同じJリーグクラブのサポーターとして、成績以外の面でクラブが消滅したり降格したりするのは絶対に見たくありません。
一方、同じように金銭的に苦しんでいる大分トリニータはJリーグからの借入金返済を返済し、来期からのJ1復帰を目指す姿勢を表明しております。
J1へ昇格するためには10月12日までに3億円の借入金を全額返済しなければなりません。1億円は寄付でまかない、残りの2億は大分県や県経済界に支援を要請するとの事です。
『J2大分が1億円募金、リーグ融資完済目指す』(YOMIURI ONLINE)
どん底を経験した以降の大分フロントはよくがんばっているとは思いますよ。ですけど・・・そこまで無理してでもJ1を目指さなきゃいけないのかなぁ。
寄付やら支援要請やらで借金を返しても結局は根本的な解決にはならないと思いますが、どうなんでしょう?