JFLの枚方さんでコーチをしている元栃木SCの大黒氏がS級コーチの資格を取得したそうです。まだまだ現役でもいけそうですけどね(笑)。
おめでとうございます!皆様のご活躍に期待していますよ!
こんばんは、院長でございます。
J2で戦う以上、J1を目指すのは当然です。選手たちはそのために戦うわけですし、サポーターもそのために選手の後押しをしていますが、昇格できるのは僅か3クラブ。最低でもリーグ戦で上位6チームに入らなければその資格はありません。我らが栃木SCは昇格争いに絡んだ経験はなく、毎年のように下位に沈み、残留争いに巻き込まれるのが例年のパターンです。
先日、3月決算である2クラブ(柏さん、湘南さん)を除いた58クラブの2023年度クラブ経営情報開示の先行発表がJリーグからありました。
『2023年度 クラブ経営情報開示資料』の11ページにある「2-6.トップチーム人件費の推移(インセンティブ・移籍関連費用等を含む)」をご参照ください。
https://aboutj.jleague.jp/corporate/assets/pdf/club_info/club_doc-2023.pdf
栃木SCの昨シーズンのトップチーム人件費は3億1600万円。これは昨シーズンのJ2所属22クラブ中17位の数字です。J2平均は8億0600万円で、プレーオフ圏内の6位以内でフィニッシュしたチームの最低人件費は千葉さんの8億7300万円でした。
一部の例外を除けばこのランキングは概ね順位とリンクするものであるため、プレーオフ進出のためには少なくともJ2平均を上回る人件費が必要になることがわかります。
栃木の3億1600万円という数字はとてもじゃないけどJ1昇格を狙える数字ではないわけです。それでもクラブはオフィシャルパートナーやサポーターの手前、建前上は「上を目指す」といい続けなければなりません。結果、シーズン終了後には必ず「上がる上がる詐欺」と言い出す輩が出て来る始末です。
トップチーム人件費がリーグ順位にどう出たか知る表を作った。順位はすべて全カテ一貫の1位〜60位としている。我らがジェフは25位の人件費で24位の成績なので+1位の微成功だ。いちばんハネたのは藤枝で、いちばんダセーのは北九州だ。
— 39エモン (@twit39ch) May 22, 2024
間違いあったらすまんちょ。気づいたらおしえて😘 pic.twitter.com/lgH4frG992
上を目指せる経営状況ではないのに、そう叫び続けなければならないジレンマとも経営陣は戦っているはずです。いっそのこと、シーズンが始まる前から「絶対残留」と銘打ってスタートした方がいいのでは?とも思いますが、資金提供をしてくれるオフィシャルパートナーに向かってそう言うわけにもいかないでしょうし・・・。
さて、元なでしこジャパンの鮫島彩選手が今シーズン限りでの現役引退を表明しました。
鮫島彩 選手 現役引退のお知らせ
— 大宮アルディージャVENTUS (@Ardija_VENTUS) May 23, 2024
2023-24シーズンをもって、鮫島彩 選手が現役を引退することになりましたので、お知らせします。
詳細はこちら
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娘がまだ河内SCジュベニールでお世話になっていた頃、子ども達の練習に来てくれて、首に銀メダルをかけてくれたのはとても良い思い出です。
その鮫島選手とは公式戦での対戦は叶いませんでしたが、昨年12月にトレーニングマッチで同じピッチに立つことができました。なんとも感慨深い、幸せな時間でした。
鮫島選手、現役生活本当にお疲れ様でした。今後も女子サッカーの普及と発展に貢献していただければと願っています。
ラストゲームはあさって25日(土)です。現地へ行けない方も、DAZNでぜひ鮫島選手の雄姿を目に焼き付けてください。
2013年に栃木SCとうちが同規模予算(3億台前半)だった頃、うちの前社長はこういった感じのことを言いました。
「正直、厳しい予算。J3も意識せざる得ない」
「J1にあがり定着するには最低10億いる」
いろいろチームに対する募金活動のようなものもありました。
正直に栃木も、昇格ではなく残留が課題と経営陣も発していいと思うんです。昇格を意識するにはあと3倍要ることも含めて。