工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

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線維筋痛症と鍼灸

2007年02月04日 12時51分21秒 | 鍼灸・東洋医学
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このニュース、僕にとっても非常にショックでした。育児の疲れと線維筋痛症の苦しみに耐えられなかったのでしょうか・・・。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。

悩んでいた病気は『線維筋痛症』という聞きなれない病気だったそうですが、この病気はまだ認識が浅く、学会発表があったのがわずか17年前。それ以前は不定愁訴として扱われていたそうで、比較的新しい病名なんですね。
実は半年ほど前から、待合室と治療室の間にこの病気に対する鍼灸の効果をまとめた資料を掲示してあったんです。当院の患者さんは日頃から目にする機会があったので、この病気に対する知識をある程度お持ちの方が多いみたいです。ここ数日は治療中、自然とこの話題になる事も多かったです。



明治鍼灸大学の同窓会から送られてくる資料の一部なのですが、鍼灸治療ではこの病気の痛みの軽減、睡眠の改善、便秘や下痢などの消化器症状の軽減などの効果を確認できるそうです。
ただ、明治鍼灸大学の発表は医学的な見地からの発表が多く、僕らが日々取り組んでいるような古典的治療では少し考え方が違ってきます。医師に線維筋痛症と診断される患者さん自体が滅多にいないと思いますし、僕もそのような患者さんを診た経験はありませんが、しっかり脈を診て治療すればある程度の治療効果を得られるんじゃないかと考えています。
症状から推測すると証は脾虚陽虚証かな・・・と思うのですが、実際にはどうなんでしょう?

興味のある方、ご来院時にでもこの資料をご覧下さい。
結構怖い病気です・・・。
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