この試合が地上波で放送されないのは悲劇!
今朝早朝行われたサウジ戦、私は5時起きして追いかけ再生で観ました。試合は2-0で日本が勝利。W杯予選でサウジ相手に初めてアウェーで勝利した試合となりましたが、完勝というべき内容だったかと思います。
どれだけ完勝だったかというと、あのセルジオ越後氏がこの試合の代表を思わず本気で褒めてしまうくらいです。
セルジオ越後氏が褒めるのは、基本的には期待していないチームだけです(スカパー時代、栃木SCの試合をべた褒めしていましたよね・笑)。今回のように本当に褒めるのは異例中の異例。懸命に粗探しをしようとした形跡も見受けられますが(笑)、それすらもできないほどの完勝だったという証です。
当然ですけど代表の選手たちは足元の技術がありますね。我々はどうしても基準がJ2なので(笑)、基本的な技術がまるで違うことにまず驚きます。驚くというより感心しちゃいます。
サッカーの基礎はやっぱり「止める・蹴る」なのだとあらためて感じましたし、このレベルの選手が体を投げ打って守備をするなど、泥臭いプレーも厭わない姿勢なのだからそりゃ強い。この試合では世界基準のトッププレーヤーたちから多くのことを学んだ気がします。
この試合の主審のジャッジも大変素晴らしいものでした。韓国人のキム・ジョンヒョク氏は終始一貫性のある「戦わせる」レフェリングでこの試合をよりエキサイティングなものにしてくれました。世界で戦うにはこういう笛がスタンダードになるべきだと感じましたし、そういうレフェリングをしてくれたキム主審には感謝したいです。
本当、いろんな意味で多くの方に観ていただきたい好ゲームでした。地上波放送が無かったのが本当に残念でなりません。まぁ深夜なので視聴率は稼げなかったでしょうけど(;^^)
さて。
サウジアラビアは国内リーグの強化が代表強化に結びついていないことがよくわかる試合でした。前日会見で森保監督も擁護していましたけど、サウジアラビアの低迷はマンチーニ監督の責任ではないと思います。どちらかといえば国内リーグやそれを取り巻くファン、サポーターの問題にクローズアップすべきです。
サウジアラビアの国内リーグはオイルマネーで一流選手を大勢集めていて、現在はJリーグ創成期のような状態になっています。でもあの頃のJリーグとの大きな違いは観客動員数。サウジリーグは一試合平均観客動員数が1000人にも満たないそうです。
今朝の代表戦も勝ち馬に乗りたいファンが多いだけでしたし、チームを勝たせるために応援する、辛抱強く支えるという文化が育たない以上、サウジアラビアの代表強化はなかなか進まないんじゃないでしょうか。
そんなことを思ったり、思わなかったり。
グループCその他の結果ですが、オーストラリアが中国に勝ち、バーレーンとインドネシアはドロー決着でした。実質的なオランダ代表Bチームとなりつつあるインドネシアは非常に不気味な存在です。どのチームにとってもインドネシア戦はこのグループを勝ち抜くためのカギとなりそうです。
【グループC】
1 日本 9 +14
2 サウジアラビア 4 +1
ーーー<W杯出場ライン>ーーー
3 オーストラリア 4 -1
4 バーレーン 4 -4
ーー<4次予選進出ライン>ーー
5 インドネシア 3 ±0
6 中国 0 -10
その他各組の順位は以下となっております。
【グループA】
1 ウズベキスタン 7 +2
2 イラン 7 +2
ーーー<W杯出場ライン>ーーー
3 UAE 4 +1
4 カタール 4 ±0
ーー<4次予選進出ライン>ーー
5 北朝鮮 2 -1
6 キルギス 0 -4
【グループB】
1 韓国 7 +4
2 イラク 7 +2
ーーー<W杯出場ライン>ーーー
3 ヨルダン 4 ±0
4 オマーン 3 +1
ーー<4次予選進出ライン>ーー
5 クウェート 2 -4
6 パレスチナ 1 -3
突然の業務連絡。明日から3日間は休診いたします。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたしますm(_ _)m
15日(火)からは通常通り診療いたしまーす。