年末年始に開催される全国高校女子サッカー選手県大会が今年度から大改革が敢行されたのをご存知でしょうか。
従来は全国9地区の代表31チームと開催県代表1チーム、全32チームで開催されておりましたが、今年度からは各都道府県から代表校が全国大会へ出場する男子と同じ大会方式となりました。
大都市圏や強豪校が複数ある都道府県もあるため、今までは毎年のように出場出来ていたチームが出場できなくなったり、エントリーが1校しかない県は予選なしで全国大会に出場できたりと、今年度からは都道府県によって選手権全国大会への難易度は様々です。
そんな中、先日沖縄県大会の決勝が行われ、新制度となった今年度の全国大会への出場校第一号が決まりました。そのチームはなんと・・・6校合同チーム!?
6校合同チームが制覇! 全国高校女子サッカー選手権大会 沖縄大会決勝 https://t.co/7fWOa79xsv #ニュース #沖縄
— RBC NEWS【琉球放送】 (@RBC_NEWS_Link) October 7, 2024
各都道府県から1校ずつとなればきっと合同チームが全国大会出場となるケースが出て来るんじゃないかと思ってはいたものの、まさかその最初のケースが高校女子サッカーが盛んな沖縄県になるとはまったく想像していませんでした。
大会期間中に一緒に練習できたのはたった4回という八重山、久米島、浦添、浦添商業、陽明、興南の6校合同チーム。戦術というよりほぼ個人技のみで勝ち上がってきたのだと思います。それはそれでものすごい快挙です。
各都道府県から1校となれば、全国大会のレベルが一気に低下することが懸念されています。移行期の数年は混乱が見られるかも知れませんが、数年後には戦力がばらけてよりレベルが高い大会になっているかも知れません。高校年代の女子サッカーのレベルをより高めるためにはどこかのタイミングで取り組まなければならない、避けては通れない改革であることも確かです。
何より、単独チームでは出場すら出来なかったであろう将来性のある選手たちがこうして表舞台で活躍する機会を得られたのだから、この思い切った改革も決してマイナス面ばかりではないはずです。
選手権にこだわらず、どんなかたちであれ、多くの選手たちが高いレベルで全力を出し切れる大会を増やしてあげることも大切ではないかと思います。
今後続々と決まるであろう各都道府県の代表チームはどこになるでしょうか?激戦区も楽しみですし、初出場校が増えるのもそれはそれで楽しみです。
我が家の娘#15 工藤 古都子の母校である開志学園JSC高等部(JAPANサッカーカレッジ高等部)は新潟県大会で永遠のライバル・帝京長岡さんに勝たなければなりません。全国大会出場を目指してがんばってほしいです(^^)