工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
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あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

オススメしない映画

2009年07月13日 19時43分03秒 | その他
ドラゴンクエスト9が先日発売されましたねぇ。えらい勢いで売れているそうで。私も4くらいまではファミコンでやってましたけれど、実はRPG苦手なんですよね(^^;)
そんなわけで私はあまり興味ないのですが、我が家のおもしろ大臣の紘子さん、これがまたRPG大好きなんですよ。でね、土曜の朝から「ドラクエ、買わなくていいからね」って言われてるんですけど・・・これは「買え」って事なのでしょうか(・_・;)?



はいどーも。買う気ゼロの院長でございます。



皆さんは2001年に制作されたドイツ映画『es[エス]』という作品をご存知でしょうか。
まだ記憶に新しい、2004年に発覚したイラク・アブグレイブ刑務所でのイラク人捕虜虐待事件。この出来事で映画の元となった1971年の事件を知り、それ以来ずーっと気になっていた作品だったのですが、これを昨晩ようやく観たんですよ。




心理学の実験で集められた20人の一般人を囚人役と看守役に分け、刑務所に見立てて改修した大学地下室でそれぞれの役を演じて2週間を過ごす。
「人は与えられた役割に合わせて行動する」
この事を証明するための、たったこれだけの実験が、わずか数日で取り返しのつかない事態へと発展してしまいます。ごく普通の一般人だったのに、ある肩書きを与えられてそれを演じているうちに内面が一変。常識ある普通の人々がいとも簡単に豹変して行くさまに、背筋が凍るような思いがしました。

1971年にアメリカ・スタンフォード大学で行われた、いわゆる『スタンフォード監獄実験』




これはその実際の映像で、『es[エス]』はこの心理学実験を基にしたフィクションです。

2時間があっという間に思えるほど集中して観てしまいました。非常に観ごたえのあるシチュエーション・サイコ・ムービーだったのですが・・・観終えた直後から、何となくいたたまれない気持ちになります。

ここまで言っておいてアレですが、決してオススメはしません。
でも、観る価値はあると思います。いろんな意味で。
コメント (2)
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