工藤鍼灸院・院長のひとりごと2

真岡市(ハローワーク向かい)
電話 0285(83)3182
あなたの街のはり屋さん
お灸もやってます

頼むぜ仁和寺!!

2006年11月20日 20時51分11秒 | 鍼灸師会・学会・勉強会
来年の3月31日、4月1日は京都で経絡治療学会の学術大会があります。
もちろん僕も参加する予定ですが、4月2日は講師役員の皆さんで京都観光をしようという事になりました。昨日の会議ではその話し合いもあったのですが、「若い先生が計画立ててよ~」という講師陣の丸投げ企画・・・いやご希望もございまして、私、企画書を作成する事になってしまいました。

本日空き時間を使いまして、早速下調べを開始しましたよ。

バスは11万円で一日借りる予定なので、とにかくどこへ行くかが問題。
朝から夕方までの日程と昼食のプランを何パターンか作成しようと考えておりますが、いかんせん日本が誇る歴史の街、京都。日本人なら誰しも一度は訪れているはずの観光地であります。年配の先生方ともなれば、清水寺だの金閣寺だの、そんなメジャースポットは行き尽くしているわけです。せっかく任されたのだから、そういうありきたりなプランを作成するのは失礼というもの。
ならぬならぬ、粗相があってはならぬ。
ならば、一風変わった革新的なプランで「これぞ日本の心だばかやろう」「鍼灸師ならこれ見とけよコノヤロー」ぐらいの、そういう勢いのあるプランを作成しようかと私、妙に意気込んでいる次第であります。

とりあえず1ヶ所目。

「日本の心」を知るには時期的にも桜ははずせません。しかし、風光明媚な桜の名所ともなれば渋滞必至でございます。
私、京都在住時は右京区は嵯峨嵐山に住んでおりましたが、桜と紅葉時期の渋滞のひどさったらないですよ。普段なら職場から家まで5分ほどで到着するのに、この時期はひどい時には家に帰るのに40分かかりました。他府県ナンバーの車列がずらっと並びまして、尋常ではない混雑具合でございましたからねぇ。
おそらくまだ桜は2分咲き程度の時期でしょうけれど、そういう昔の記憶を思い返しますと、多少の時間であっても渋滞に待たされるという事態はなるべく避けたいわけです。

桜の名所でなおかつひどい混雑に巻き込まれない観光地・・・というわけで頭をフル回転させました末に、京都が誇る真言宗御室派総本山の寺院、仁和寺をリストアップ致しました。

桜以外にも仁和寺では毎年4月1日から『春季名宝展』が開催されております。誠にグッドタイミングな催しでありますねぇ。
しかも所蔵されている数々の国宝の中にはですね、『医心方』の平安時代の写本や『黄帝内経明堂2巻』の鎌倉~南北朝時代の写本、『黄帝内経太素24巻』の平安時代の写本など、日本の鍼灸師なら一度は見てみたい古典が保存されているとか。
特に太素に関しては中国にも既に原本はなく、仁和寺のそれを写して持ち帰ったという歴史まであるわけです。これらの貴重な書物、鍼灸師としてはぜひ見ておかなければ!
そうなれば行くしかないでしょ、仁和寺へ!!

ただ~し。

名宝展でそれらの古典を見られるか否かは不明です。期待して行ってもし見られなかったら企画した私の責任問題となります。何やってんだコノヤロー、京都くんだりまで来てこのありさまは何だと、逆に講師陣からギャフンと言わされる可能性も大。この企画、まさに諸刃の剣・・・。
そこで、やっちゃいました。

仁和寺にメールでお願い。

いやぁ文明社会ってのはすごいねぇ。仁和4年(西暦888年)創建の由緒あるお寺にもメール出せちゃうんだから。
宇多法皇もびっくりだこりゃ。
内容としてはですね、「日々古典を読み親しんでいる鍼灸師の団体として、ぜひぜひ一度は拝見したい書物なのよん♪この機会にお願いだから特別に拝ませてちょ♪」っていうものでございます。
どうか仁和寺の坊主・・・じゃない法師様、関係各位の皆様方、宜しくご検討を頂けますよう、お願い申し上げますm(_ _)m

はてさて、どうなる事やら旅の企画書。概要だけは早く決めちゃわないと。
仁和寺からのお返事、来るかなぁ・・・。
コメント (9)
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