瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その6

2022年12月27日 22時04分39秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
皆の家や近所では、クリスマスツリーに代わって、門松が飾られてるかしら?
今夜は予告通りクリスマスツリーについて話すわね!

今やクリスマスのアイコンとして表示されるくらい、クリスマスには欠かせないアイテムだけど、このツリーも本来キリスト教とは関係無い異教のシンボルだった物。
大本はキリスト教誕生前から在った樹木信仰で、嘗ては世界中どこでも見られたわ。
北欧神話の天へ通ずる巨木「ユグドラシル」を貴方は知ってるかしら?
太古、人は森から生まれ、恵みを頂いていた…その記憶が森の樹木を神格化したのね。
樹木信仰の極初期は広葉樹をシンボルにしていたけど、次第に冬でも枯れない常緑樹へと対象が移って行ったの。
大昔の人は樹木を食べ物や装飾品で飾り立て、季節の変わり目に豊穣を祈願したの。
クリスマスツリーだけでなく、クリスマスリースやアドベントクランツ、ヤドリギにヒイラギと、クリスマスに樹木は付き物。
ブッシュ・ド・ノエル」の元になった「ユールの丸太(或いは薪)」と呼ばれる習慣も有るわ。
日本の正月飾りの門松も同じく樹木信仰から来るものよ。
冬でも枯れずに葉を繁らせる常緑樹は、永遠の命のシンボルだったのね。

最初キリスト教は樹木信仰を異教の迷信と弾圧したものの、民衆からの反発が非常に大きかった為に、キリスト教の教義である三位一体を表してると言ってモミの木のみ信仰を赦したの。
中世には聖書の一節である「エデンの園」がクリスマスの道徳劇として人気を博し、劇の一幕に登場する楽園の林檎を吊るしたモミの木は今のクリスマスツリーの原型になった。
中世以降は家庭でもクリスマスツリーが飾られる様になり、ヨーロッパからアメリカ更にはアジアにも紹介されたという訳。
キラキラ輝くオーナメントで飾られたクリスマスツリーは、見た目が綺麗で映えるから人気を呼ぶのも解るわ。
ブームになるには「バエ」って大事よね♡

それじゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、クリスマスツリーと言えば——「もみの木」よ♪
ドイツ北部に古くから伝わる民謡に、ドイツ人のヨハン・アウグスト・ツァルナックと、エルンスト・アンシュッツが共同で歌詞を付けたオリジナルの曲名は「O Tannenbaum」、ドイツ語でずばり「モミの木」。
今回紹介するのは翻訳家で童謡詩人の中山知子が作詞した日本語版よ。
今夜のお話はここまで、また明日、楽しくクリスマス・ソングを歌いましょ♪



【もみの木(O Tannenbaum)】




(参考映像)

樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪
樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪

輝く♪ 夏の日♪
雪降る♪ 冬の日♪

樅の木♪ 樅の木♪
何時も緑よ♪


樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪

喜び♪ 悲しみ♪
優しく♪ 見守る♪

樅の木♪ 樅の木♪
梢静かに♪


樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪
樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪

雨にも♪ 挫けず♪
風にも♪ 折られず♪

樅の木♪ 樅の木♪
繁れ豊かに♪



…こんばんは、びょりです。
写真は元日本郵便局内に出来た商業施設「KITTE丸の内」のクリスマスツリー、北欧の森のイメージで綺麗でした!
コメント
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