瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2022年、クリスマスには歌を歌おう♪その8

2022年12月29日 17時46分02秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
クリスマスが終わって寂しい気分で居る貴方!
前にも言ったけど、本来のクリスマスはまだまだ1/5の零時まで続くわよ!!
メリーのクリスマスに纏わる話だって、まだまだこれから!!
今夜の話は昨日の続きで、クリスマスの乱痴気騒ぎに眉を顰める者現る!!――ってとこから始めるわ!

キリスト教徒により古代の冬至祭がイエスの誕生日に変えられ、「クリスマス(キリストのミサ)」と呼ばれる様になっても、異教時代の派手な祝宴は変わらず続けてた。
飲んで食べて歌って仮装して踊って夜遅くまでの乱痴気騒ぎ、偉大な教祖様の誕生日を祝う日に不真面目だ!!――って真面目なキリスト教徒はクリスマスの馬鹿騒ぎを非難したの。
16世紀にキリスト教会の堕落を憂いたマルティン・ルターらが宗教改革を開始、新教プロテスタント派は「クリスマスは静かに祈りを捧げる日」であると訴えた。
英国王チャールズ一世が処刑され共和制を敷いたイギリスでは、1647年にクリスマスの祝宴禁止の発令が出されるも、これに多くの国民が反発して暴動が起こり、1660年の王政復古に繋がったと云われるわ。
とはいえ厳格なキリスト教徒は、国からクリスマスの祝宴が再び認可されても、自分達が信じる教義に則り質素に過ごしたそうよ。
意外に思うかもしれないけど、アメリカでは19世紀半ばまでクリスマスの祝宴を違法と定めていた国が少なくなかったんですって!

宗教改革者のマルティン・ルターは、「サンタクロース」の存在もお気に召さなかったみたい。
ルターが居た時代には、サンタクロースの前身と言われる「聖ニコラウス」が、お供を引き連れ子供達にプレゼントを贈る習慣が根付いてた。
けれど彼は、「善きものは全てイエス・キリスト様から贈られるべき」と考え、「聖ニコラウス」を消そうとしたの。
ルターの尽力により、プロテスタント圏のオランダ等では、姿の見えない「サンタクロース(聖ニコラウス)」が、プレゼントを投げ込む習慣が生まれたわ。
詳しくは「ユール·クラップ」についての記事を読んでね♡
祝宴もサンタクロースも、愉しみはなかなか消せないものね。
だって楽しみ無くして人は生きられないもの!
次回はクリスマスのビッグスター「サンタクロース」について、更に深く語るわよ!!

…といったところで今夜のクリスマス・ソングを紹介――「Santa Claus is coming to town(サンタが街にやって来る)」♪
ヘヴン・ギレスピーが作詞した元歌は、サンタクロースの陰と陽を感じさせる深い歌詞。
元々のサンタクロースは今みたいな好々爺じゃなかったのよ…その辺りも次回改めて話すとして、また明日、メリーと楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪



【Santa Claus Is Coming To Town(サンタが街にやって来る)】




参考画像

You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

He's making a list♪
And checking it twice♪
Gonna find out Who's naughty and nice♪
Santa Claus is coming to town♪

He sees you when you're sleeping♪
He knows when you're awake♪
He knows if you've been bad or good♪
So be good for goodness sake♪

You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

Santa Claus is coming to town♪



【訳】

気を付けるんだ
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタが街にやって来るからさ

サンタはリストを作って
2回もチェックしてる
誰が良い子か悪い子かを
サンタが街にやって来る

君が寝てる間もサンタは見てる
君が起きてる時も知ってる
良い子か悪い子かをみんな知ってるんだ
だから良い子にしていなよ!

気を付けるんだ
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタが街にやって来るからさ


…こんばんは、びょりです。
アメリカの歴史を大雑把に語るとプロテスタントが宗教的な対立を切っ掛けに新大陸へ渡った事から始まりますからねえ。
しかし現在移民大国で知られるアメリカには様々な宗教を信じる人々が居て、その為「メリークリスマス」ではなく「ハッピーホリディ」なる挨拶の方がポピュラーになりつつあるとか…宗教上の対立って厄介だね。
写真は2021年に撮影した、長崎ハウステンボスのクリスマスタウン。
もしかしたら日本の方がアメリカより「メリークリスマス」って自由に言えるかもしれない。
コメント
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