皆様、こんばんは。
新型コロナの収束を待たず、大晦日が来てしまいました。
なんかもう流行ではなく日常って感じになりつつあるぞ。(汗)
こんな異常な年でも放送する紅白歌合戦をBGMに、ミス・メリーからの手紙を読むと致しましょう。
『はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日はジルベスター、大晦日!
いよいよ新年の幕開けよ!!
来年は病魔が去って、世界中の皆がマスクから解放されますように…!
年神様にお祈りした所で今夜採り上げるクリスマス・スイーツを紹介、スコットランド発のダンディーケーキよ!
ダンディーケーキはスコットランドのダンディーと呼ばれる港町で生まれたフルーツケーキ。
上にホイップクリームやチョコや生の果物が載る事も無く、アーモンドが放射状に飾られてるだけのシンプルな見た目が特徴で、名前の通り良質を知るダンディーな大人をイメージさせる佇まいなの。
考案したのはダンディーでマーマレードを製造し財を成したジェームス・ケイラー・アンド・サン社。
当時ダンディーはヨーロッパの各都市から輸入品が届く貿易港として栄えていて、ケイラー社はスペインから届くオレンジやサルタナ種の葡萄やアーモンドを保存食品に加工し輸出するビジネスを展開してたの。
中でもセビリアオレンジを加工して作ったマーマレードが他社より良品質と大評判、暫くの間ケイラー社はマーマレードだけで食べてけるだけの成功を収めたって云うわ。
けれどマーマレードの製造をメインにする事で、処理に困ったのが大量に出るオレンジの皮。
皮も刻んで入れるのがマーマレードとはいえ、全部使える訳じゃない。
他社の物と違ってエグ味の少なさで好評を得ていたケイラー社のマーマレードなだけに尚の事。
余った皮を砂糖漬けにして売ったりもしたけど、マーマレードほど高価く売れない、そこで思い付いたのが余り物全部纏めてケーキを焼く事だったの。
セビリアオレンジピール、サルタナレーズン、スペイン産アーモンド、それにケイラー社特製マーマレードをふんだんに使って焼いたケーキは地元で評判を呼び、何時しか町の名前が付いて海外にも知られる様になった――めでたしめでたしってわけv
ところでナッツやドライフルーツを大量に使い、長期間の保存が利く…この2点ってシュトレンやパネットーネといった、ヨーロッパにおけるクリスマス・スイーツの特徴と一致しない?
スコットランドでクリスマスに食べられる様になったのも必然に思うわ。
近年ハリーポッターブームの影響か、日本で英国菓子店を多く見掛けるようになったから、ダンディーケーキも簡単に見付けられるんじゃないかしら?
何処の店の物を買うかはお任せするから、暇人のブログ主さん入手お願いねv
じゃあそろそろ今夜のクリスマス・ソングを紹介、日本では蛍の光の原曲で知られるスコットランド民謡――Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)♪
日本では卒業式や大晦日、それに店舗の営業終了時に流れる事が多いけど、スコットランドでは年始や披露宴や誕生日の時に歌う事が多いそうよ。
今夜のメリーの話はここまで…皆、良い年を迎えてね!』
――以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に歌いましょう、2020年最後に紹介する「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」!
Should auld acquaintance be forgot♪
And never brought to mind♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪
And days of auld lang syne my dear♪
And days of auld lang syne♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪
And there's a hand my trusty fiere♪
And gies a hand o' thine♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪
For auld lang syne, my dear♪
For auld lang syne♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪
【訳】
旧き友は忘れたまま、
決して心に戻る事は無いのか?
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?
懐かしき昔の日々よ、我が愛しき者よ
懐かしき昔の日々よ
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?
この手を取れ、我が信友よ
そして手を貸してくれ
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしき昔の為に
懐かしき昔の日々、我が愛しき者の為に
過ぎ去りし懐かしい昔の為に
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしい昔の為に
…紹介してくれたミス・メリーには悪いのですが、クリスマス・ケーキとして食べる所が増えてるってだけで、ダンディーケーキ=スコットランド伝統のクリスマス・スイーツって解釈はどうかと。
ただミス・メリーの言う通り、ダンディーケーキはその特徴から、クリスマスに食べるのに相応しく思います。
ちなみにスコットランドでは昔、円形に焼いたショートブレッドをクリスマスに食べる習慣が有ったそうな。
太陽を表す円に焼く事で、太陽神に新年の豊作を祈願したのだとか。
ミス・メリーから入手を頼まれたダンディーケーキを、自分は「横浜山手えの木てい」にて購入致しました。
↑白壁に赤い屋根が目印のお店は、山手西洋館巡りコースの途中に在る為、大体何時も混雑しています。
名物はダークチェリーとバタークリームをサブレで挟んだチェリーサンド。
ダンディーケーキはオンラインショップで購入するか、店で注文し後日テイクアウトするかの2択。
そんなわけで後日オンラインショップで注文し、お取り寄せ致しました。
↑一人分にカットしたダンディーケーキ。
ここのダンディーケーキはアーモンドの他、ザラメを飾りに使用してるのですね。
ドライフルーツたっぷり使ってて、とっても美味しかったです。
ブランデーをかけると美味しさが更に増します。
ダンディーケーキの特徴と言われるマーマレードの風味はしなかったかな…。
それにアーモンドが放射状に飾られてるかってえと…微妙かもしれない。
でも食べ応え有って本当に美味しかったです。
実は未だ一度もお店に寄った事が無いので(遠巻きに観てるだけ)、コロナの流行が収まった際にはお茶を飲みに行きたい。
余談になりますが昨夜のコールドムーン美しかったですね~。
遂に東京の感染者が千人突破したらしいですが、そんなちょっとした幸せを何時も見付けていたい、なんてな。
では皆様、良い年をお迎えください。
【続】
新型コロナの収束を待たず、大晦日が来てしまいました。
なんかもう流行ではなく日常って感じになりつつあるぞ。(汗)
こんな異常な年でも放送する紅白歌合戦をBGMに、ミス・メリーからの手紙を読むと致しましょう。
『はぁい♪ミス・メリーよ♪
今日はジルベスター、大晦日!
いよいよ新年の幕開けよ!!
来年は病魔が去って、世界中の皆がマスクから解放されますように…!
年神様にお祈りした所で今夜採り上げるクリスマス・スイーツを紹介、スコットランド発のダンディーケーキよ!
ダンディーケーキはスコットランドのダンディーと呼ばれる港町で生まれたフルーツケーキ。
上にホイップクリームやチョコや生の果物が載る事も無く、アーモンドが放射状に飾られてるだけのシンプルな見た目が特徴で、名前の通り良質を知るダンディーな大人をイメージさせる佇まいなの。
考案したのはダンディーでマーマレードを製造し財を成したジェームス・ケイラー・アンド・サン社。
当時ダンディーはヨーロッパの各都市から輸入品が届く貿易港として栄えていて、ケイラー社はスペインから届くオレンジやサルタナ種の葡萄やアーモンドを保存食品に加工し輸出するビジネスを展開してたの。
中でもセビリアオレンジを加工して作ったマーマレードが他社より良品質と大評判、暫くの間ケイラー社はマーマレードだけで食べてけるだけの成功を収めたって云うわ。
けれどマーマレードの製造をメインにする事で、処理に困ったのが大量に出るオレンジの皮。
皮も刻んで入れるのがマーマレードとはいえ、全部使える訳じゃない。
他社の物と違ってエグ味の少なさで好評を得ていたケイラー社のマーマレードなだけに尚の事。
余った皮を砂糖漬けにして売ったりもしたけど、マーマレードほど高価く売れない、そこで思い付いたのが余り物全部纏めてケーキを焼く事だったの。
セビリアオレンジピール、サルタナレーズン、スペイン産アーモンド、それにケイラー社特製マーマレードをふんだんに使って焼いたケーキは地元で評判を呼び、何時しか町の名前が付いて海外にも知られる様になった――めでたしめでたしってわけv
ところでナッツやドライフルーツを大量に使い、長期間の保存が利く…この2点ってシュトレンやパネットーネといった、ヨーロッパにおけるクリスマス・スイーツの特徴と一致しない?
スコットランドでクリスマスに食べられる様になったのも必然に思うわ。
近年ハリーポッターブームの影響か、日本で英国菓子店を多く見掛けるようになったから、ダンディーケーキも簡単に見付けられるんじゃないかしら?
何処の店の物を買うかはお任せするから、暇人のブログ主さん入手お願いねv
じゃあそろそろ今夜のクリスマス・ソングを紹介、日本では蛍の光の原曲で知られるスコットランド民謡――Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)♪
日本では卒業式や大晦日、それに店舗の営業終了時に流れる事が多いけど、スコットランドでは年始や披露宴や誕生日の時に歌う事が多いそうよ。
今夜のメリーの話はここまで…皆、良い年を迎えてね!』
――以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に歌いましょう、2020年最後に紹介する「Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)」!
【Auld Lang Syne(オールド・ラング・サイン)】
Should auld acquaintance be forgot♪
And never brought to mind♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪
And days of auld lang syne my dear♪
And days of auld lang syne♪
Should auld acquaintance be forgot♪
And days of auld lang syne♪
And there's a hand my trusty fiere♪
And gies a hand o' thine♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪
For auld lang syne, my dear♪
For auld lang syne♪
We'll tak a cup o' kindness yet♪
For auld lang syne♪
【訳】
旧き友は忘れたまま、
決して心に戻る事は無いのか?
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?
懐かしき昔の日々よ、我が愛しき者よ
懐かしき昔の日々よ
旧き友も、
懐かしき昔の日々も忘れるべきなのだろうか?
この手を取れ、我が信友よ
そして手を貸してくれ
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしき昔の為に
懐かしき昔の日々、我が愛しき者の為に
過ぎ去りし懐かしい昔の為に
優しさの一杯を交わそうではないか
懐かしい昔の為に
…紹介してくれたミス・メリーには悪いのですが、クリスマス・ケーキとして食べる所が増えてるってだけで、ダンディーケーキ=スコットランド伝統のクリスマス・スイーツって解釈はどうかと。
ただミス・メリーの言う通り、ダンディーケーキはその特徴から、クリスマスに食べるのに相応しく思います。
ちなみにスコットランドでは昔、円形に焼いたショートブレッドをクリスマスに食べる習慣が有ったそうな。
太陽を表す円に焼く事で、太陽神に新年の豊作を祈願したのだとか。
ミス・メリーから入手を頼まれたダンディーケーキを、自分は「横浜山手えの木てい」にて購入致しました。
↑白壁に赤い屋根が目印のお店は、山手西洋館巡りコースの途中に在る為、大体何時も混雑しています。
名物はダークチェリーとバタークリームをサブレで挟んだチェリーサンド。
ダンディーケーキはオンラインショップで購入するか、店で注文し後日テイクアウトするかの2択。
そんなわけで後日オンラインショップで注文し、お取り寄せ致しました。
↑一人分にカットしたダンディーケーキ。
ここのダンディーケーキはアーモンドの他、ザラメを飾りに使用してるのですね。
ドライフルーツたっぷり使ってて、とっても美味しかったです。
ブランデーをかけると美味しさが更に増します。
ダンディーケーキの特徴と言われるマーマレードの風味はしなかったかな…。
それにアーモンドが放射状に飾られてるかってえと…微妙かもしれない。
でも食べ応え有って本当に美味しかったです。
実は未だ一度もお店に寄った事が無いので(遠巻きに観てるだけ)、コロナの流行が収まった際にはお茶を飲みに行きたい。
余談になりますが昨夜のコールドムーン美しかったですね~。
遂に東京の感染者が千人突破したらしいですが、そんなちょっとした幸せを何時も見付けていたい、なんてな。
では皆様、良い年をお迎えください。
【続】