瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その7

2020年12月30日 17時10分17秒 | クリスマス
皆様、こんばんは。
ゴーンさんがレバノンへ逃亡に成功してから今日で丁度1周年だそうで…それから色んな事件が起き過ぎたせいですっかり忘れてましたよ。
今頃ゴーンさん元気でいらっしゃいますかねえ。
…なんて話は隅に置いて、ミス・メリーから届いたラブレターを読みましょう。

『はぁい♪ミス・メリーよ♪
 イギリスで新型コロナの変異ウイルスが感染拡大してるんですって?
 ワクチン開発に成功した嬉しいニュースを聞いたばかりなのに…神様はどれだけ人類に試練をお与えになる積りかしら?
 既に日本でも変異ウイルスが確認されたって話だから、皆も感染しないように用心して!
 さて今夜紹介するクリスマス・スイーツは、イギリスのミンスパイよ!
 
 ミンスパイは小麦粉・砂糖・卵黄・スエット(牛や羊の腎臓付近の脂)に数種類のドライフルーツと香辛料とナッツを混ぜ合わせたミンスミートを、一口サイズの丸いパイに詰めて焼いたクリスマス限定のスイーツなの。
 一説には13世紀頃に十字軍が中東からヨーロッパへ帰還する際に持ち込んだと伝えられてるわ。
 …十字軍って毎回お土産持ち帰ってるわね~。
 ヨーロッパに渡来した当時のミンスパイは、細かく刻んだ羊肉を詰めたミンチパイだったとか。
 今在る様なスイーツではなく、料理だったのね。
 イギリスが領土を拡大して行った事で、珍しい果物やナッツが手に入る様になり、ミンスパイの中身が今の様な果実たっぷりの物に変化してったらしいわ。
 昔は具の中にイエスを模した小さな像を入れて、揺り籠の形に焼いた歴史が残ってるの。
 今より大きいサイズのパイを十二個焼いて、クリスマス~公現節の十二夜に渡り、一夜に1つずつ食べる習慣が有ったそうよ。
 その習慣が無くなったのは、恐らく清教徒革命下に偶像崇拝が禁じられたからでしょうね。
 ミンスパイの原型はフルーメンティーと呼ばれる小麦で作ったポリッジ。
 ポリッジは、イギリスのもう1つの伝統的クリスマス・スイーツ、クリスマス・プディングの原型でもあるの。
 そのポリッジのルーツを辿ると、古代ケルト民族の習慣に繋がるとか…ミンスパイにはイングランドの歴史が詰まってるってわけ。

 ミンスパイはクリスマスが近付くとスーパーの成城石井でも売ってるから、簡単に手に入れられると思うわ。
 だから暇人のブログ主さん、何時もの如く入手お願いねv
 それじゃあ今夜のクリスマス・ソングを紹介、イングランドに古くから伝わるクリスマス・キャロル——「We Wish You A Merry Christmas(おめでとうクリスマス)」♪
 …何時もこの歌で〆てるせいで、つい今日でお別れの気分になるけど、今年は未だ続くわよ!
 だから皆、明日もここへ来て、一緒にクリスマス・ソングを歌いましょ♪』

——以上、ミス・メリーからの手紙でした。
それではこちらを参考に歌いましょう、We Wish You A Merry Christmas!



【We Wish You A Merry Christmas(クリスマスおめでとう)】




We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪


We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪

Good tidings we bring to you and your kin♪
Good tidings for Christmas and a happy New Year♪

Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
Now bring us some figgy pudding♪
And a cup of good cheer♪

We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
We won't go until we get some♪
So bring it right here♪

We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
We wish you a merry Christmas♪
And a happy New Year♪


【訳】

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て


クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも

良い知らせを持って来たんだ、貴方と、貴方の家族に
クリスマスが来たんだ、そして新年おめでとう

早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
早くイチジクのプリンを持って来て
それから、ちょっとした御馳走も

食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
食べるまで帰らないよ
ほら、だから早く持って来て

クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
クリスマスおめでとう
そして、新年のお祝いも



…ミス・メリーの言う通り、毎回この歌でクリスマス雑学講座を終えてるから、今日で終わりって感じがしちゃうな~。(笑)
イギリスでクリスマスが十二夜続く祝日だった時代の名残を感じられる歌です。
尚、以前ミス・メリーが書いたクリスマス・プディングの記事はこちら、ポリッジの記事はこちら…よろしければ併せてお読みください。


↑は京都嵯峨嵐山に在る「ジェリーズ・パイ」と言う店で売ってるミンスパイ。
イギリス出身のジェリーおじさんが、イギリス伝統のパイを作って売るお店です。
電子レンジで40秒位温めてから食べると、ドライフルーツとスパイスの良い香りが漂い、美味しく頂けます。
東京の人間としては、ネットで買えるのが嬉しい。

見出し写真の方は「ローズベーカリー」と言う店のミンスパイ。
日本では伊勢丹新宿店と銀座店を営業していたのですが、コロナの影響により伊勢丹新宿店は閉店、銀座店は休業中だそうです。(涙)
上面を飾るピンクの星が可愛く、ドライフルーツがふんだんに詰め込まれてて美味しかったです。
伊勢丹新宿店では毎年秋冬頃に英国展を開催してまして、写真のミンスパイ2つは実は去年買った物だったりします。
去年時点でミス・メリーが新型コロナ大流行を予知してた為、クリスマス・スイーツの約半分は予め去年に撮影しといたのです。


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