はぁい♪ミス・メリーよ♪
令和元年、貴方にとって最も興奮したニュースは何かしら?
メリーはやっぱりラグビーW杯!ワイルドなラガーマン達にメロメロ、俄かに盛り上がったわ!
それにしても世界の8強入りなんて、日本のラグビーチームって強かったのね~。
熱しやすく冷めやすい性質と言われる日本人、ラグビーの国内人気をこのまま維持し、更なる高みを目指して欲しい所だけど、来年は五輪の盛り上がりに勢い削がれやしないか心配よ。
ヘイ!ジャパニーズ!五輪も良いけどラグビーもねv
前置きはここまでにして、今夜取り上げる世界のクリスマス・スイーツは、イタリアの「パネットーネ」よ!
「パネットーネ」はイタリア南部ナポリの町で生まれたクリスマスパンで、ドイツ生まれのシュトレン同様、刻んだドライフルーツを生地に練り込み、発酵させて長期保存出来る様にした物なの。
完成した「パネットーネ」は、開封しなければ半年以上もつわ。
その秘密は生後直ぐに初乳を飲ませた仔牛の腸内から採集した「パネットーネ種」――乳酸菌の1種であるこれに、小麦粉と酵母菌を配合して生地を発酵させてるからなの。
近年は日本でも売られてるパネットーネだけど、本場の物とは風味から食感まで大分違うわ。
「パネットーネ」の製法は他国へ持ち出し禁止の秘伝、本場の味が知りたいならイタリア、それもナポリにまで出掛けるしか無いわね。
或いはイタリアのアンテナショップに行くとか…日本の東京で本場のパネットーネを食べられると人気の店が、イタリア発の総合フードマーケット「EATALY(イータリー)」。
店名は英語の「EAT」と、イタリアを表す「ITALY」を組み合わせたのね。
場所は東京駅丸の内側地下街グランスタと、日本橋に在る老舗デパート三越の中――メリーが今回訪れたのは東京駅グランスタ丸の内店の方よ。
店内は奥行きが有って、レストラン、カフェ、ジュースバー、マーケットと、様々なコーナーが設けられてるの。
イタリアの高級ブランドチョコ、「Venchi(ヴェンキ)」の量り売りコーナーも有ったけど、こちらは冬季限定の特設かしら?
レストランでは、イタリアの代表料理として知られるピッツァにパスタにパニーニだけでなく、あまり日本では目にしないイタリアの惣菜まで食べられるのが嬉しいわ。
カフェやジュースバーで提供するスイーツも、ジェラートにティラミスといったメジャー系以外に、映画「ゴッドファーザー」に登場するシチリア州のスイーツ「カンノーリ」なんてマイナーな物まで…マイナーなんて表現は失礼かもしれないけど、日本では滅多に食べられないスイーツには違いないわね。
チーズに生ハムにワインにオリーブオイル等々…美食の国イタリアの特産物が所狭しと並んでいて、店内を観て回るだけでも楽しいけど、空腹で行ったら目の毒になるから要注意よ!
クリスマスが近付くと店の目立つ所に箱詰めされたパネットーネが幾つも積まれて圧巻の光景、EATALYではイタリアの老舗ボニファンティ社に製造をお願いしてるそうよ。
伝統的製法で作られたパネットーネは、イタリアから空輸で日本に届けられるの。
メリーが買ったパネットーネは、スタンダードな「ミラネーゼ・バッソ」。
他に洋梨とチョコレート味、チョコレート味、マロングラッセ味など有ったけど、基本は大事だものね。
形は綺麗なドーム型、比較の為にティッシュ箱を隣に置いて写真を撮ってみたわ…どんだけビッグサイズか解って貰えるかしら?
「パネットーネ」と言う名前は「大きなパン」を表してるといえ、重さにして500g有るのよ!
もっと大きい1kgサイズも有ったけど、食べ切れるか自信無くて今回は見送り。
けど杞憂だったわ――家族で切り分け、1日で食べ切ってしまったの!!
卵を贅沢に使って焼いた黄金色のブリオッシュ生地に、レーズンやシトロンピール等の香りと甘味が移って、パンなのに洋酒漬けのフルーツケーキみたいな芳醇な味わいだったわ!
この美味しさを何に譬えたら良いの?少なくともシュトレンとは全く違う。
買って1ヵ月以上経ってたのに生地がとってもフワフワしてたし…保存用の缶詰入りパンを2年後に開けた時の衝撃を思い出したわ。
あの美味しさが忘れられず、店にまた買いに行こうか、通販で取り寄せようか、悩み中なの…。
余談になるけど、東京駅近くの丸の内大通りでは、恒例の街路樹イルミネーション企画を開催してるわ。
シャンパンゴールドの輝きに照らされて、何故かチコちゃんがラグビーボールを手にし特別参加。
知らなかった…チコちゃんがラグビーファンなんて!ボーっと生きてて御免なさい。
……話をイタリア方向へ戻そうかしら。(汗)
カトリックの総本山バチカン市国を内包するイタリアでは、国民の大多数がカトリックを信仰してるそうなの。
その為かクリスマス・シーズンは、陽気なイタリア人気質を考えると意外な程、街中に厳かなムードが漂ってるわ。
イタリア人にとってクリスマスは、お祭り騒ぎをする日ではなく、家族揃って静かに祈る日なの。
一部でマーケットが出てはいても、12月25日から1月6日まで殆どの商店が閉まって、街は思いの外静かよ。
イタリアの独特な行事として有名なのが、1月6日の公現節(エピファニー)に開催する「ベファーナ祭」――「ベファーナ」、「ベファナ」とも呼ばれる魔女で、イタリアではサンタクロースの代わりに、彼女が子供達にプレゼントを配るの。
詳しくはメリーが以前書いた記事を読んでねv
ベファーナ祭の日には、街中にベファーナ人形が飾られ、クリスマスよりも賑やかに祝われるんですって。
――つまりイタリアでは1月6日までクリスマスが続くって事なの。
だからパネットーネも未だ売られてるのよ!
記事を読んで興味を持った人は買いに行くと良いわ。
一度食べたら忘れられない味だからv
じゃあここで今夜のクリスマス・ソングを紹介、イタリアの古いクリスマス・キャロル――「Tu scendi dalle stelle(トゥ・シェンディ・ダッレ・ステッレ)」♪
日本語で「貴方は空から降りて来る」、或いは「貴方は星から降りて来る」のタイトルで知られてるわ。
1754年にナポリの司教だったアルフォンソ・マリア・デ・リゴリによって作詞・作曲されたんですって。
彼はナポリの貧民や孤児、ハンセン病患者等の、当時の社会に見棄てられた人々を救う活動を行い、1732年にレデンプトール会を創立した人物として記録に残されているわ。
元々はナポリの方言で歌詞が書かれたそうだけど、後年イタリア語に書き換えられ、今ではイタリア国民の多くがクリスマスに口ずさむ様になったんですって。
どんな歌かはこちらを参考にね♪
明日はいよいよ大晦日…一緒に歌って楽しい新年を迎えましょう♪
Tu scendi dalle stelle♪
O Re del Chielo♪
E vieni in una grotta♪
Al freddo e al gelo♪
E vieni in una grotta♪
Al freddo e al gelo♪
O Bambino mio Divino♪
Io ti vedo qui tremar♪
O Dio Beato♪
Ah, quanto ti costò♪
L'avermi amato♪
Ah, quanto ti costò♪
L'avermi amato♪
A te, che sei del mondo♪
Il creatore♪
Mancano panni e fuoco♪
O mio Signore♪
Mancano panni e fuoco♪
O mio Signore♪
Caro eletto Pargoletto♪
Quanto questa povertà♪
Più m'innamora♪
Giacche ti fece♪
Amor povero ancora♪
Giacche ti fece♪
Amor povero ancora♪
【和訳】
貴方は空から降りて来る、おお、主よ!
そして、凍える様な寒さの岩屋の中へ来たれり
おお、我が神の御子よ、私には貴方がここで寒さに震えるのが見える
おお、至福の神よ!
嗚呼、私を愛した為に、どれほど大きな代償を払われたことか!
嗚呼、私を愛した為に、どれほど大きな代償を払われたことか!
世界の創造者である貴方なのに、衣服も暖かな火も有りはしない
おお、我が主よ
衣服も暖かな火も有りはしない、おお、我が主よ
愛しき選ばれたる幼子よ、貴方が愛の為、御身を貧しくしたが故、この貧しさは貴方への愛を益々深める
貧しさが貴方への愛を益々深める
…こんばんは、びょりです。
今回取り上げたクリスマス菓子の中で、最も美味しいと感じたのがパネットーネ。
その次に美味しいと感じたのが今回は取り上げず来年紹介予定のミンスパイで、そのまた次に美味しいと感じたのがポルボロン……ってメリーさんが言ってました。(汗)
やっぱイタリアは美味しい物多いですわ。
パネットーネは南米ペルーでも人気のクリスマス菓子で、そちらでは「パネトン」の名で呼ばれてるらしい。
何でもイタリア系移民のアントニオ・ドノフリオが、ミラノの某パネットーネメーカーから製造方法を教わって、1950年にペルーで販売してみたら物凄くヒットし、クリスマスの国民的菓子パンの座に着いたそうな…国外に製造法持ち出したら駄目なんじゃなかったのか?(笑)
ちなみに自分はプロ野球ファンな為、世間のラグビーブームは冷めた目で見てました。
ラグビーファンの人、御免なさい…
令和元年、貴方にとって最も興奮したニュースは何かしら?
メリーはやっぱりラグビーW杯!ワイルドなラガーマン達にメロメロ、俄かに盛り上がったわ!
それにしても世界の8強入りなんて、日本のラグビーチームって強かったのね~。
熱しやすく冷めやすい性質と言われる日本人、ラグビーの国内人気をこのまま維持し、更なる高みを目指して欲しい所だけど、来年は五輪の盛り上がりに勢い削がれやしないか心配よ。
ヘイ!ジャパニーズ!五輪も良いけどラグビーもねv
前置きはここまでにして、今夜取り上げる世界のクリスマス・スイーツは、イタリアの「パネットーネ」よ!
「パネットーネ」はイタリア南部ナポリの町で生まれたクリスマスパンで、ドイツ生まれのシュトレン同様、刻んだドライフルーツを生地に練り込み、発酵させて長期保存出来る様にした物なの。
完成した「パネットーネ」は、開封しなければ半年以上もつわ。
その秘密は生後直ぐに初乳を飲ませた仔牛の腸内から採集した「パネットーネ種」――乳酸菌の1種であるこれに、小麦粉と酵母菌を配合して生地を発酵させてるからなの。
近年は日本でも売られてるパネットーネだけど、本場の物とは風味から食感まで大分違うわ。
「パネットーネ」の製法は他国へ持ち出し禁止の秘伝、本場の味が知りたいならイタリア、それもナポリにまで出掛けるしか無いわね。
或いはイタリアのアンテナショップに行くとか…日本の東京で本場のパネットーネを食べられると人気の店が、イタリア発の総合フードマーケット「EATALY(イータリー)」。
店名は英語の「EAT」と、イタリアを表す「ITALY」を組み合わせたのね。
場所は東京駅丸の内側地下街グランスタと、日本橋に在る老舗デパート三越の中――メリーが今回訪れたのは東京駅グランスタ丸の内店の方よ。
店内は奥行きが有って、レストラン、カフェ、ジュースバー、マーケットと、様々なコーナーが設けられてるの。
イタリアの高級ブランドチョコ、「Venchi(ヴェンキ)」の量り売りコーナーも有ったけど、こちらは冬季限定の特設かしら?
レストランでは、イタリアの代表料理として知られるピッツァにパスタにパニーニだけでなく、あまり日本では目にしないイタリアの惣菜まで食べられるのが嬉しいわ。
カフェやジュースバーで提供するスイーツも、ジェラートにティラミスといったメジャー系以外に、映画「ゴッドファーザー」に登場するシチリア州のスイーツ「カンノーリ」なんてマイナーな物まで…マイナーなんて表現は失礼かもしれないけど、日本では滅多に食べられないスイーツには違いないわね。
チーズに生ハムにワインにオリーブオイル等々…美食の国イタリアの特産物が所狭しと並んでいて、店内を観て回るだけでも楽しいけど、空腹で行ったら目の毒になるから要注意よ!
クリスマスが近付くと店の目立つ所に箱詰めされたパネットーネが幾つも積まれて圧巻の光景、EATALYではイタリアの老舗ボニファンティ社に製造をお願いしてるそうよ。
伝統的製法で作られたパネットーネは、イタリアから空輸で日本に届けられるの。
メリーが買ったパネットーネは、スタンダードな「ミラネーゼ・バッソ」。
他に洋梨とチョコレート味、チョコレート味、マロングラッセ味など有ったけど、基本は大事だものね。
形は綺麗なドーム型、比較の為にティッシュ箱を隣に置いて写真を撮ってみたわ…どんだけビッグサイズか解って貰えるかしら?
「パネットーネ」と言う名前は「大きなパン」を表してるといえ、重さにして500g有るのよ!
もっと大きい1kgサイズも有ったけど、食べ切れるか自信無くて今回は見送り。
けど杞憂だったわ――家族で切り分け、1日で食べ切ってしまったの!!
卵を贅沢に使って焼いた黄金色のブリオッシュ生地に、レーズンやシトロンピール等の香りと甘味が移って、パンなのに洋酒漬けのフルーツケーキみたいな芳醇な味わいだったわ!
この美味しさを何に譬えたら良いの?少なくともシュトレンとは全く違う。
買って1ヵ月以上経ってたのに生地がとってもフワフワしてたし…保存用の缶詰入りパンを2年後に開けた時の衝撃を思い出したわ。
あの美味しさが忘れられず、店にまた買いに行こうか、通販で取り寄せようか、悩み中なの…。
余談になるけど、東京駅近くの丸の内大通りでは、恒例の街路樹イルミネーション企画を開催してるわ。
シャンパンゴールドの輝きに照らされて、何故かチコちゃんがラグビーボールを手にし特別参加。
知らなかった…チコちゃんがラグビーファンなんて!ボーっと生きてて御免なさい。
……話をイタリア方向へ戻そうかしら。(汗)
カトリックの総本山バチカン市国を内包するイタリアでは、国民の大多数がカトリックを信仰してるそうなの。
その為かクリスマス・シーズンは、陽気なイタリア人気質を考えると意外な程、街中に厳かなムードが漂ってるわ。
イタリア人にとってクリスマスは、お祭り騒ぎをする日ではなく、家族揃って静かに祈る日なの。
一部でマーケットが出てはいても、12月25日から1月6日まで殆どの商店が閉まって、街は思いの外静かよ。
イタリアの独特な行事として有名なのが、1月6日の公現節(エピファニー)に開催する「ベファーナ祭」――「ベファーナ」、「ベファナ」とも呼ばれる魔女で、イタリアではサンタクロースの代わりに、彼女が子供達にプレゼントを配るの。
詳しくはメリーが以前書いた記事を読んでねv
ベファーナ祭の日には、街中にベファーナ人形が飾られ、クリスマスよりも賑やかに祝われるんですって。
――つまりイタリアでは1月6日までクリスマスが続くって事なの。
だからパネットーネも未だ売られてるのよ!
記事を読んで興味を持った人は買いに行くと良いわ。
一度食べたら忘れられない味だからv
じゃあここで今夜のクリスマス・ソングを紹介、イタリアの古いクリスマス・キャロル――「Tu scendi dalle stelle(トゥ・シェンディ・ダッレ・ステッレ)」♪
日本語で「貴方は空から降りて来る」、或いは「貴方は星から降りて来る」のタイトルで知られてるわ。
1754年にナポリの司教だったアルフォンソ・マリア・デ・リゴリによって作詞・作曲されたんですって。
彼はナポリの貧民や孤児、ハンセン病患者等の、当時の社会に見棄てられた人々を救う活動を行い、1732年にレデンプトール会を創立した人物として記録に残されているわ。
元々はナポリの方言で歌詞が書かれたそうだけど、後年イタリア語に書き換えられ、今ではイタリア国民の多くがクリスマスに口ずさむ様になったんですって。
どんな歌かはこちらを参考にね♪
明日はいよいよ大晦日…一緒に歌って楽しい新年を迎えましょう♪
【Tu Scendi Dalle Stelle(トゥ・シェンディ・ダッレ・ステッレ)】
Tu scendi dalle stelle♪
O Re del Chielo♪
E vieni in una grotta♪
Al freddo e al gelo♪
E vieni in una grotta♪
Al freddo e al gelo♪
O Bambino mio Divino♪
Io ti vedo qui tremar♪
O Dio Beato♪
Ah, quanto ti costò♪
L'avermi amato♪
Ah, quanto ti costò♪
L'avermi amato♪
A te, che sei del mondo♪
Il creatore♪
Mancano panni e fuoco♪
O mio Signore♪
Mancano panni e fuoco♪
O mio Signore♪
Caro eletto Pargoletto♪
Quanto questa povertà♪
Più m'innamora♪
Giacche ti fece♪
Amor povero ancora♪
Giacche ti fece♪
Amor povero ancora♪
【和訳】
貴方は空から降りて来る、おお、主よ!
そして、凍える様な寒さの岩屋の中へ来たれり
おお、我が神の御子よ、私には貴方がここで寒さに震えるのが見える
おお、至福の神よ!
嗚呼、私を愛した為に、どれほど大きな代償を払われたことか!
嗚呼、私を愛した為に、どれほど大きな代償を払われたことか!
世界の創造者である貴方なのに、衣服も暖かな火も有りはしない
おお、我が主よ
衣服も暖かな火も有りはしない、おお、我が主よ
愛しき選ばれたる幼子よ、貴方が愛の為、御身を貧しくしたが故、この貧しさは貴方への愛を益々深める
貧しさが貴方への愛を益々深める
…こんばんは、びょりです。
今回取り上げたクリスマス菓子の中で、最も美味しいと感じたのがパネットーネ。
その次に美味しいと感じたのが今回は取り上げず来年紹介予定のミンスパイで、そのまた次に美味しいと感じたのがポルボロン……ってメリーさんが言ってました。(汗)
やっぱイタリアは美味しい物多いですわ。
パネットーネは南米ペルーでも人気のクリスマス菓子で、そちらでは「パネトン」の名で呼ばれてるらしい。
何でもイタリア系移民のアントニオ・ドノフリオが、ミラノの某パネットーネメーカーから製造方法を教わって、1950年にペルーで販売してみたら物凄くヒットし、クリスマスの国民的菓子パンの座に着いたそうな…国外に製造法持ち出したら駄目なんじゃなかったのか?(笑)
ちなみに自分はプロ野球ファンな為、世間のラグビーブームは冷めた目で見てました。
ラグビーファンの人、御免なさい…