瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

2020年、クリスマスには歌を歌おう♪その1

2020年12月24日 22時07分46秒 | クリスマス
皆様にお知らせ致します。
当ブログの歳末恒例企画「ミス・メリーのクリスマス雑学講座」ですが、新型コロナの世界的流行により、記事を書いてるミス・メリーの来日が叶わなくなりました。
一時は企画の中止を検討し、ミス・メリーに相談したところ、「楽しみにしてくれてる皆を裏切るなんて私には出来ない!!」と仰りまして――そんな奇特な人居るかなぁ?――13日分の記事原稿を手紙に認め送って来やがったのです。
ネット全盛の現代にアナログ手法でエアメールを寄越すミス・メリーの住環境が私的に大変気になりますが、それはさて置き彼女の働きのお陰で今年も無事クリスマス企画を立ち上げられる運びとなりました。
サンキュー、ミス・メリー。
では早速、ミス・メリーから届いた今年第1回目の記事原稿を読み上げましょう。

『皆、1年振り!!
 今年一年、世界は新たな病魔に侵されたけど、変わりなく元気に過ごして居るかしら?
 私が居る北の国でも街は死んだ様に鎮まっていて、クリスマスを祝う雰囲気じゃないの。
 常なら一年で最も賑やかなシーズンなのに、メリー悲しくて泣きそう。
 でも、クリスマスには歌わなきゃ!辛くても御馳走を食べて、来年の豊穣と健康と幸運を祈るの!
 非常事態にこそ平常心を保てるよう、クリスマスの伝統は守らなきゃね!
 そういう訳で、今年メリーは来日出来ないけど、企画は例年通りに開催するわ!
 今年のテーマは去年の続きで、日本で手に入る世界のクリスマス・スイーツ。
 12/24~1/5の13日間、一夜に1つずつ、各国伝統のクリスマス・スイーツを紹介してくわ。
 何故13日間?クリスマスだから十二夜じゃないかって不思議に思った?
 今回、十三夜間にかけクリスマス・スイーツを紹介するのは、フランス、プロヴァンス地方の習慣である、トレーズ・デセール(13種のデザート)に因んでよ。
 昔、プロヴァンス地方では、クリスマス・シーズンに手に入る甘い物を13種類集めて、13枚のお皿に盛り、テーブルの上に綺麗に並べるという、クリスマスの特別な習慣が有ったんですって。
 某ホラー映画の影響等で13は不吉な数字として世間にイメージ付いてしまったけど、古来13はキリストと12人の弟子を表す聖なる数字として捉えられていたのよ。
 キリスト教的には本来聖なる数字だった13が不吉な物に変わったのには、北欧神話より影響を受けたって説が有るけど、今その件に触れると話が横道に逸れるので止めておきましょ。
 第1回の今夜採り上げるのは、フィンランド発のヨウルトルットゥよ!

 ヨウルトルットゥはフィンランド語でjoulutorttuと書くの。
 joulu(ヨウル)=クリスマス+torttu(トルットゥ)=パイ、タルトって意味ですって。
 トルットゥ…タルト…成る程ね!
 クリスマスツリーの天辺に有る星の形を表した見た目はとってもキュートv
 日本人から見ると折り紙で作った風車に似て思えるかしら?
 北欧ではクリスマスを飾るアイテムに星は欠かせず、ツリーの天辺だけでなく、天井から下げる照明のデザインに使われたり、窓辺にも飾られるんですって。
 この習慣には恐らく光の聖女ルシア信仰が関わってると思うわ。
 ルシアについては後日説明するとして、今はヨウルトルットゥについて。
 調べてみたけど、日本で手に入れるのは結構難しいみたい。
 フィンランド人にとって、ヨウルトルットゥはホームメイドが基本のお菓子で、わざわざお店に行って買うもんじゃないの。
 確かに作り方は至って簡単、パイ生地の中心にプルーンジャムを載せて、折り紙で風車を形作る要領で折れば完成するから、お菓子作りが不得意な人でも冷凍のパイシート使えば出来そうだわ。
 それでも記事を書く為、去年の内から、日本でフィンランドのお菓子を作って売るお店を探してたの…あの頃は今みたいに日本との行き来が出来なくなるなんて考えもしなかった…急にセンチになって御免なさい、話を戻すわね!
 調べたら鎌倉にフィンランド人のご主人が営業してるベーカリーが在って、クリスマスシーズンにだけヨウルトルットゥを売ってるんですって。
 生憎メリーは今、買いに行く事が出来ないから、入手は暇人のブログ主にお願いするわ。
 後は頼むわよ!

 それじゃあ今年1曲目のクリスマス・ソングを紹介して、今夜のメリーの出番はここまで。
 クリスマス・イブに歌うなら、やっぱりこの歌よね――Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)♪
 ロバート・L・メイが娘の為に書いた童話を元に、ジョニー・マークスが作詞・作曲してヒットしたクリスマス・ソングよ。
 …今年はサンタクロースも大好きな子供達と触れ合えず辛いでしょうね。
 赤鼻のルドルフ、どうかサンタさんの寂しい心を癒してあげて!
 じゃあ皆、また明日も楽しくクリスマス・ソングを歌いましょう♪』

――以上、メリーさんからのお手紙でした。
では先ずこちらを参照して頂き、歌のお時間に参りましょう。
その前にチョッパー、ハッピーバースデー!!



【Rudolph The Red Nosed Reindeer(赤鼻のルドルフ)】




Rudolph the red nosed reindeer♪
Had a very shiny nose♪
And if you ever saw it♪
You would even say it glows♪

All of the other reindeer♪
Used to laugh and call him names♪
They would never let poor Rudolph♪
Join in any reindeer games♪

Then one foggy Christmas Eve♪
Santa came to say♪
Rudolph with your nose so bright♪
Won't you guide my sleigh tonight♪

Then how the reindeers loved him♪
And they shouted out with glee♪
Rudolph the red nosed reindeer♪
You'll go down in history♪


【訳】
赤鼻のルドルフ、ピカピカのお鼻を持っていた
君も見たら、きっと光ってると思う筈さ
他のトナカイ達は、笑って悪口さえ言っていた
一緒に遊んでさえくれなかった

ある霧の濃いクリスマスイブ
サンタが来て言った
「ルドルフや、その明るい鼻で道を照らしてくれないか?」

仲間のトナカイ達は、ルドルフを見直して
歓喜の中こう叫んだんだ
「赤鼻のルドルフ、お前は歴史に残るトナカイだ!」



…はい、歌ってテンション上げ終えた所で、「ヨウルトルットゥ」の件に戻ります。
 
↑メリーさんからの指示を受けて鎌倉に在るフィンランド伝統のパンを売る店、「ライ麦ハウスベーカリー」まで行って参りました。
場所は土日祝日ともなれば観光客でごった返す小町通りの裏手に在ります。
鳩サブレーを売る豊島屋本店の裏に廻り、鎌倉駅とは反対方向へ道を進めば迷わず着けるかと。
小町通りと若宮大路に比べ人通りが少ない道なので、初訪問者は道が間違ってないか不安になるかもしれない。
コロナが流行してる折、仕事休みの平日午前中に独りで訪ね、サッと買って、他所に寄らず帰って来ました。
シーズンなら通販でも買えるんだけど、メリーさんから指示飛ばされた時は、未だサービス開始前だったんですよ。(汗)


↑「ライ麦ハウスベーカリー」では「星のタルト」の名前で販売してるもよう。
日本ではタルトとパイは明確に種別されてますが、欧米では判断曖昧で一緒くたにされてるらしいのですよ。
中身には苺やブルーベリー、トマトジャムなんかも用いられたりするけど、基本はプルーンと決まってるそうです。
フィンランドでは料理の味付けにもプルーンジャムを使うとの事、家庭に根付いた基本調味料なのでしょう。

パイはサックリというよりしっとりで、甘酸っぱいプルーンジャムに合っており、大変美味しかったです。


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