瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

君と一緒に(ルナミ編-その9-)

2009年12月16日 23時18分47秒 | 君と一緒に(ワンピ長編)
前回の続きです。】





泣いてるナミの頭にパラパラと降る枯れ葉が雪に見えた。
そっか、今は冬だったっけなと思い出したとたん、耳に聞えてたミンミン言うセミの声と、チリリンって鳴る風鈴の音が止み、代わりにドォンドォンって岸にぶち当たる波の音と、風でキンコン鳴るヨットの音がよみがえった。
高校1年の夏休みから、ナミと居る今へタイムスリップした気分だ。

「ヨットに乗りたいなら自分1人で乗ればいいじゃない!!どうして私まで巻き込もうとするの!?」

周りの音と一緒にナミの声も耳に戻る。
泣きながら怒るナミは、ほおが真っ赤で口から白い息をいっぱい吐き出してて、田舎の灯油ストーブを連想してしまう。
そんな顔ずっと見てたくねー俺は、ナミのほおを両手でつかんで、むにっと横に引っぱった。
白い歯がむき出して、泣き顔がオタフク顔に変わる、と思ったら左から勢い付けて飛んで来た張り手にふっ飛ばされ、俺まで目から火花と一緒に涙が出た。

「何するかっ!!!」

灯油ストーブどころか石炭ストーブにモデルチェンジしたナミが怒鳴る。
怒りがマックス超えて涙は引っこんだらしい、その点では結果オーライ、ホッとして向き直った。

「俺独りで乗ったって意味無ェんだ…」

これ以上刺激しないよう、なるべく冷静に説得を試みる。

「…ナミも一緒に乗ってヨットの事知ってくんねェと困るんだよ。だって俺、卒業してヨットマンになったとしても、ナミが居なくちゃ世界1周出来る自信無ェし」
「1人で出来る自信が無いなら最初から目指すな!!」

ナミの指摘はなるほどもっともだと感心した。
けどあきらめる気はもーとー無い。

「俺はどーしてもシャンクスみてーに、ヨットで世界1周がしてェんだ!!
 その為にはナミの力が要るんだよ!!」

こぶし握って叫んだ俺の主張を、ナミは心からあきれた目で聞いている。
やれやれと言いたげに頭を振り、ため息吐いて、聞き終ったナミは、母ちゃんが子供に説教するようなせりふを口にした。

「ヨットヨットって高1の夏を過ぎて以来急に言い出して…その割にあんたヨット教室に通おうともせず、本を読んだりしてるばっかじゃない。そもそもヨットマンになるには先ずヨットを買わなくちゃ。そしてヨットを繋ぐ為の港を探して契約しなくちゃ…あんた、それだけで年間幾らかかるか知ってる?300万以上よ!そんな大金払い続けていけるの!?」
「家の庭につないどくのはダメか?」
「駄目に決まってるでしょーが!!犬猫とは違うって、常識的に考えなさいよ馬鹿者ォー!!」
「それでも俺は絶対ヨットマンになってやる!!!」

目の前のナミがガクンと頭をたれた。
今までで1番長く重いため息を吐く。

「……まったく…取り付く島も無いわね…」

この言葉はひょっとしたらヨットで世界1周にかけたシャレだったのかもしんねーけど、俺には意味がよく解らず、悩んでる内にゆっくり頭を起したナミは、意外にも晴れやかな笑顔を浮かべていた。

「いーわよ、勝手になさい。ヨットマンだろうがスーパーマンだろうが目指せば?但し私は付き合わない!」
「ダメだ!!お前も一緒に俺のヨットチームに入って、俺が世界1周出来るよう助けろ!!」
「何で私があんたの夢をサポートしなくちゃいけないのよ!?」
「だから言ったじゃねーか!!ナミが居なくちゃ俺の夢は叶えられねェんだって!!!」

そこまで叫んだところでナミは急にだまり、顔を赤くした。
やっと解ってくれたんだろうか?肩を抱いて下からそおっと目をのぞきこむ。
目が合ったとたん、ナミの顔からスッと赤味が消えて、くちびるが意地悪くゆがんだ。
解ってない、ナミはまだ解ってない。

「…そんなに自分の夢が大事なんだ…その為には私をとことん使おうって腹なんだ?」

クスクス笑いと一緒にもれた白い息が俺の顔にかかる、つかまれてる肩に指が食いこむ。

「方向オンチだもんねェ、あんた。私が居なくちゃ遭難するのは目に見えて明らかだわ…けど私の意志も夢も無視して、己の夢を果たすのに利用しようなんて、随分酷だと思わない?」

違う、そんな事考えてねェ!
俺はナミが好きなんだ!
だからナミと一緒にどこまでも行きたいんだ!
違う夢を持ってても、そばに居て欲しいんだ!
元々はお前だって同じ方角を目指してたじゃないか!
俺の進む航路を地図に書いて、示してくれたじゃないか!
母ちゃんと同じで海が大好きだって、俺知ってるのに!
どうすれば解ってもらえる!?何て言えば良い!?
抱きしめてキスしてSEXでもすれば、俺がお前を好きな気持ちを理解して、ついて来てくれるのか!?

「カナヅチのくせに…!あんたがヨットマンになって、世界1周出来る訳――

                                     ――ゴメン、出来るわ…あんたなら……」


『出来るわけが無い』、という言葉を、ナミは呑みこんだ。
代わりに『出来る』とつぎ、おだやかな顔に変る。
嵐を過ぎた海みたく、怒りの波が急激に静まった。
うるんだ真ん丸い目で、俺の目をじっと見つめる。

「…ゴメン…最低な事言おうとした…ゴメン…」
「……ナミ、俺、お前を利用しようなんて思ってねェ…」
「うん、解ってる…あんたがそんな奴じゃないって知ってるのに…どうかしてるんだ、私…」

ヨットがキンコンって、木琴に似た音を響かせる。
海を走る乗り物なのに、つながれたヨットは、さびしくて歌うのかもしれねェ。

それからしばらく2人してだまったまま抱き合ってた。
パラパラパラパラ枯れ葉の雪がかかる、波しぶきもかかってぬれる。
服も髪も体も、いいかげんしょっぱくなってるだろう。
ぬれた首筋から甘いオレンジの匂いがして、胸がドキドキ騒いだ。
何度も抱きしめて知ってるけど、ナミの体は驚くほど柔らけェ。
予定してたのとは違うけど、ここでプロポーズしちまおうか?

考えてたそこへ、係りのおっさんらしき奴が近付いて来て、困った顔で「済みませんが、そこは一般客立ち入り禁止区域なので、直ぐに移動して下さい」と言って来た。
怒られたんじゃしょうがない、ナミと2人慌ててさん橋を走り、おっさんが案内する通りに門をくぐって、一般客用の通行路に出た。
俺達が道に出たのを確認した後、おっさんは門を閉めて、さん橋入口側に建ってる見張り小屋(?)に引っこんだ。

残された俺達は、お互い気まずい顔して見つめ合った。
ナミが笑う、俺も照れ笑う。
と、突然俺の腕を持ったナミが、近くのバス停に引きずってった。
ちょうどそこへ幼稚園のバスみてーな、パステルグリーン色したバスが停まったんで、2人してパスポートを見せて乗りこむ。
1番前の2人席に並んで座ったところで、ナミが宣言するように言った。

「お腹がペコペコです!」
「俺もメチャクチャ腹へったァ!」

右に同じとばかりに、俺の腹の中に居る虫が、グゥ~!って鳴る。(あれ?右じゃねーか)

「当然よ!もう直正午になるもん!」

さっきの泣きべそがウソみたく、ナミはほがらかに笑った。

「折角の初めての旅行なんだし、喧嘩するのは止めよv」

けれど俺の耳には、その言葉にかくれた裏の声が、はっきり聞えてた。

石だたみをガタガタ進むバスの後ろで鐘の音色が響く。
音楽は、さっきバスの中でナミが見とれていた、教会の方から聞えた。




※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※




バスから降りたナミはわき目もふらず、直ぐ横の建物の中へ入ってった。
牛乳びんを3本並べたような、茶色いレンガかべの建物だ。
何となくコーヒー牛乳が飲みたくなった。

ナミを追いかけてとびらを開ける、するとあったけー空気に乗って、チョコレートの甘~いにおいが漂って来た。
たちまち腹の虫がオーケストラ演奏を始める。
胃が空っぽになったのを感じて、俺は動くのも苦しくなった。

「ナミィ、俺もうダメだァ。腹減り過ぎて死ぬゥ~。何でもいいから食わせろォ~」
「私だってお腹減ってるのは同じよ!だから此処に連れて来たんじゃない!しっかり目を開けて見たら?店中あんたの好きな物だらけよ!」

ヨロヨロと肩にもたれかけた顔をペシリとはたかれる。
言われて、顔に貼りついた手の指のすき間から、じーっと奥までながめた。

…においからしてチョコ…チョコが有るよな…?チョコ売ってんのか!?

たまんなくなってナミの手を握ったまま売り場に駆けよる。
チョコだチョコだ、店中いっぱいチョコだらけ。
チョコアイスにチョコクッキーにチョコケーキ、チョコドリンクなんてのまで有る!
どこのコーナーにもチョコが山積み、目移りした。

「うまほー!!食いてェ~~!!」
「言っておくけど駄目よ!此処に並んでるのは皆商品なんだから!買わない内に取って食べたら怒られちゃう!」

クッキーが並ぶショーケースに貼りついた俺の後ろから、ナミが苦笑いして念押しする。
そんな事、子供じゃねーんだから、言われなくたってしょーちしてるさ。
けど焼き立てクッキーのにおいが俺を誘惑する…あ~、クッキーってどうしてこんなに甘くて香ばしいにおいがするんだろォ~。
だんちょーの思いで誘惑を振り切り、立ち上がったら店員のおばさんと目が合った。
サンタ帽をかぶったおばさんは、なぜかおびえてるみてーに、引きつった笑いを浮かべてた。

「涎、いっぱい出てる!拭けば?」

すかさずスッと横から渡されたティッシュで、慌てて口をふく。
照れ笑いで「サンキュー」と返したら、「一緒に居て恥ずかしくなる真似しないで」と文句を言われた。

「『チョコレートハウス』って言う、チョコレート専門店なんだって。あんたが絶対気に入ると思って、連れて来てあげたの」

さすがナミだ、俺の事良く解ってる。
感心する俺の横で、ナミも目をキラキラさせて、クリスマスラッピングしてあるチョコを手に取った。
雪だるまの袋入りやら紅白ブーツ入りやら、クリスマス用の菓子って不思議とワクワクする。
中身は同じでも、紅白ブーツに入った菓子は数倍おいしく感じられるんだよな。
子供の頃を思い出してたら、一段と甘い良いにおいに鼻をくすぐられた。

引き寄せられるように側へ行って驚いた――ドロドロに溶けたチョコレートが、3段の滝になって流れてる。
売り場右のスペースに、とびらと向かい合って、ドーンとでっかくだ。

「すっげー、本物かァ!?」
「うん、本物みたいよ。横にそう説明書きが立ててあるし」


『高さ4.2mから流れ落ちるチョコレートは本物のチョコレートです。
 遠く熱帯の地にて収穫されたカカオ豆は幾多の行程を経てチョコレートハウスにやってきました。』


「私達の入って来た所って裏口だったみたいね。表口から入った客は、このチョコレートの滝に出迎えられビックリすると。思い切った演出だわー」

ドロドロのチョコだまりに指を近付ける。
すくってなめようとしたすんでに、ナミが肩にかけてるオレンジ色のエコバッグ(折りたたみ傘入り)が、俺の後ろ頭を襲った。

――ズパァーーン!!!!

「『お手を触れないでください』とも書いてあるでしょーが馬鹿者ォー!!!」
「痛ェェ!!!マジでバカになったら困るから止めろって!!!…触れて欲しくなきゃ、触れられないトコに飾ればいいじゃねーか!」
「だからこれは観るだけのディスプレィ!食べ物じゃないの!」
「チョコ食べなくてどーすんだよ!?はっきり言って俺腹減って限界なんだぞ!!早く何か食わせろ!!でねーと店中のチョコかたっぱしから食ってくかんなー!!」

なんかもう目が回って、うがーって暴れたい気分だ。
数分だってがまん出来ねェ、本気で手当たりしだいにむさぼり食っちまおうかと考えてた前で、ナミはニッコリ笑うとガイドみてーなしぐさで右手を案内した。

「空腹を待てないお客様にはこちら、飲食スペースが御座います♪」






…今、場内バスはニュースタッドに停まらないんだけど、話の都合上そういう設定にさせて下さい。(汗)

上の写真はチョコレートハウスのシンボル、チョコレートの滝。
チョコレートハウスについては、まったりさんのブログを御覧下さい。
チョコフォンデュ美味いよv
予約制だけど、数に余りが有れば、予約無しでも食べられるでしょう。

で、今夜はもう1話更新致します。(汗)
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09年、クリスマスには歌を歌おう♪その5

2009年12月13日 19時34分21秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
今年を表す漢字一文字は「新」に決まったんですってね。
「新」政権発足、「新」型インフルエンザの流行、高速道路料金割引等の新制度がスタート…歓迎されないニューフェイスも有ったけど、始動したばかりの制度や政権には期待したいわ。
来年の漢字に「旧」や「古」なんかが選ばれないよう、ミスター鳩山頑張って!

さぁて、今日は一体何の日かしら~?

12/13の今日は、聖ルチアの日。
ヨーロッパで信仰を集めるキリスト教の聖女、「シラクサのルチア」を讃える祭日なの。
特にスウェーデンで行われる聖ルチア祭は盛大で有名よ。
当日ルチア役に選ばれた乙女は、純白のドレスに身を包み、赤い帯を締めるの。
そして頭上には火を灯したキャンドル・リースを被り、火を灯したキャンドルを手に持って、聖ルチアを讃える歌を歌いながら街を行進するの。

想像したら八つ墓村みたいですって?
確かにちょっと頭が熱そうね。
けど聖ルチア役に選ばれるのはとても名誉な事なのよ。

公だけでなく、家庭でも聖ルチア祭は重要なイベント。
スウェーデンの家庭では聖ルチア役に長女が就いて、珈琲にルチア祭用のロールパン、ジンジャービスケットを載せたお盆を持ち、眠っている父親を起すのが当日朝の務めなんですって。

蝋燭の灯は聖ルチアのシンボル。
ヨーロッパで彼女は光の女神として、広く信仰を集めてる。
サンタァ~ルゥ~チィ~ア~~~♪
サンタァ~~~~~~~ルチィ~ア~~~~~♪
っていうカンツォーネを耳にした事が有るでしょう?
あれは正しく聖ルチアを讃える歌なのよ。

伝説ではローマ皇帝ディオクレティアヌスが治めた時代、シチリア島シラクサの貴族の家に生まれるも、敬虔なキリスト教徒として、貧しい人々に持っている財産全てを施し、304年に殉教したと云われているわ。
その汚れ無きイメージから、曲がる事無く暗闇に光を照らす聖女像が出来上がったんでしょうね。
そもそも「ルチア(Lucia)」とは、ラテン語で光を意味する「Lux」、または「Lucid」から派生した名前だと言われてるの。
「ルクス(lux)」は照度の単位として今でも使われてるわね。
存在からして聖ルチアは「光」なのよ。

旧暦の冬至の日に当たる12/13は、古い太陽が滅する日であり、同時に新しい太陽が生れる日だった。
それだからこそ光の聖女が誕生した日と考えられ、厳しい冬が続く北欧で信仰を集めたの。

飢えた人にはパンを!
暗闇に蝋燭の光を!

貧者に財産全てを施したと云われる彼女は、北欧でサンタクロースの様にプレゼントを贈る者として、今でも民間から人気が高いのよ。

それじゃあ此処で今年5曲目のクリスマスソング♪
アイザック・ワッツ作詞、ローウェル・メーソン作曲の、ポピュラーなクリスマスキャロル。
けれどこれを歌わなきゃ、クリスマス気分が盛上らないわ!
今年は英詩で紹介するから、英語でレッツ・シンギング!

歌を聴きながら、今日はこれでお終い。
それじゃあ皆、次回も楽しく歌いましょうね♪




                  【Joy To The World】




Joy to the world♪ The Lord is come♪
Let earth♪ Receive♪ Her King♪
Let every heart♪ Prepare Him room♪
And heaven and nature sing ♪
And heaven and nature sing♪
And heaven♪ And heaven♪ And nature sing♪


Joy to the world♪ The Savior reigns♪
Let men♪ Their songs♪ Employ♪
While fields and floods♪ Rocks, hills and plains♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat the sounding joy♪
Repeat♪ Repeat♪ The sounding joy♪




…聖ルチアの祭日って事で、「サンタ・ルチア」を紹介しようかと思ったんだけど、あれは日本人の耳で聴いて、クリスマスソングっぽく感じられんだろうなぁと。(笑)
でも参考の意味で紹介させて頂く。(→こちら

今年を表す漢字一文字……………今年はすっかり忘れてた。(汗)
自分的には「変」か「改」か「革」かなぁって考えたんだけど(我ながら安易である)、「変」は去年選ばれてたんすよねぇ。
でも、もしも選ばれてなかったら「変」が選ばれてた気がするよ。

写真は今年のハウステンボスのクリスマスイベントの1つ、「クリスマス市」の門。
ルチア祭の日にはグレッグと呼ばれる、木の実とシナモンが入った、温かいワインを飲む習慣が有るそうな。
木の実は入ってないと思うけど、グリューワインと言う温かい飲物なら、この市で売っている。
イベントを観ている間、体を温めるのに御利用下さい。
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09年冬、ハウステンボスが灯す光1

2009年12月12日 23時01分40秒 | ハウステンボス冬の旅行記
ワンピ映画、今日から公開ですねー。
何時もはDVDになってから観る自分っすが、今年は映画館まで観に行こうと考えてます。
なんてったって今年の映画のヒロインはナミさん!
尾田っち版カリ城って噂じゃないすか!
「感動」じゃなく「興奮」を狙う、誰よりも男児に観て欲しい、そんな尾田先生の姿勢が大好きだ。
なのにイイ年した女が観に行って済みません。(汗)
ただ…初日は無理だ、だって今日会社の忘年会だったし。
日曜は日曜で用事が有るから無理、この時点で特典に貰える0巻の入手は諦めました。
いいよいいよ、どうせ連載終了後に「ファンが待ってた完璧版シリーズ刊行!あの幻の0巻まで完全収録!表紙は勿論尾田先生描き下ろし!」なんつって、発行する予定なんでしょ~?
それが○○社のやり口さ~と、悔し紛れに浮立つ世間を斜に構えて見ている自分で御座います。

「あれ?ワンピ初日に観に行かないの?」
「悔しいから観ないわ」
「ほぉ…?」
「って言うのは嘘!連日の仕事疲れに加えて年末は忘年会続きで堪えてるってのに、朝から寒い中列待ちする気になんてなれないわ!0巻なんて言って、内容はジャンプに載った物と変らないんでしょ?まだ公開したばかりなんだし、私は混雑を避けて平日のレイトショーでゆっくり観させて貰うわ!」
『初日に観に行けなくて0巻入手出来なくて悔しいんだろうなー』

なんて会話を昔パトレイバーで、後藤隊長と南雲さんが交わしてましたね~。(笑)
映画パトレイバー公開してた頃はまだ学生だったから、特典の「チケマガ」を入手して初日から観に行ったっけ。
こういう時、時間を元に戻せたらなぁ~と思う。
しかし凄いね0巻の威力、今日明日の行列の凄まじさは、下手すりゃ社会現象として、ニュースで取上げられるんじゃない?
と思ったら既にヤフーニュースで取上げられていた、初日動員数「相棒」を抜いたとか何とか。
映画公開するってのに、過去のワンピ映画をTVで放送しようともしないフジ局が、このニュースに度肝を抜かれて、遅まきながら正月三が日辺りにワンピ映画を放送する予定を立ててたら愉快。

…カテずれの話は此処までにして(汗)、以下は今年12/3~12/5にハウステンボスへ行って来た記録で御座います。



何度も何度も飽きずに遊びに行ってますが、飽きないんだから仕方ない。(開き直り)
木枯らし吹く中光り輝く街を観に、今年の冬も飛行機乗って長崎へと旅立ちました。
東京の天気は雨、予報では向うも生憎天気は下り坂らしい。
まぁ目当てのイルミネーションは雨でも雪でも損なわれるものじゃない、むしろ濡れた道に反射したりしてかえって綺麗だから良いかと楽観的に考える母と私。
今回は往復ともANAだったので、羽田第二からのフライトでした。
平日な割には混んでた、予定時間を数十分オーバーしてたと記憶している。
しかも揺れた、乱気流遭遇以来すっかりトラウマになった自分は、乗ってる間中密かに怯えておりました。
ぶ厚い雲の上に出るまでが特に揺れた。
真下に見えるのは何処までも雲の絨毯、その上に飛行機の影を囲む円い虹が映ってて幻想的だった。
なんかブロッケン現象みたいだなぁと思ったよ。

フラフラ揺れた割には着陸はスムーズで、パイロットの腕の良さに感心してしまった。
お陰で今回も1万1千m上空から、無事大地に降り立つ事が出来たのである。

羽田空港もそうだったけど、クリスマスデコレーションされた長崎空港は華やかだった。
大から小までサイズ色々なクリスマスツリーが飾られてましたよ。



↑で、そんな中異彩を放ってたのが、この巨大ちゃんぽんモニュメント。
飛び魚が丸ごと1尾入ってますよ、てか丼の中の波を泳いでるし。(笑)
今迄JALばっか利用してて、今回違う出口を使った為に気が付いたのかもしれないけど…以前はこんなの無かったよねぇ?
結構最近設置された物なんじゃなかろうか?
こんな派手なもん、気付かない訳無いだろうし…。
場所は1階、長崎へ来た記念に撮影されて行かれてはどうでしょう?

空港からハウステンボスまでは、毎度の如くバスを利用して行きました。
車窓から観た長崎の街は、さながら霧に煙るロンドン。
曇りっつうより靄ぁ~っと、見える景色が薄ら白かった。
冬ですなぁ。



↑んで11時半頃、入国棟前に到着…いやこの写真、2日目に携帯で撮った物だけど。(汗)
例年入国棟前には門松みたくクリスマスツリーが立てられるんだけど、今年は飾られてなくて残念だった。
ナイアンローデ城前の仲良し熊さんの石像にも、キラキラ首飾りがされてなかったし。
けどキラキラ首飾りについては、2日目に見た時かけてあったんですよ。
だから入国棟前の門松ツリーも、ひょっとしたら私が去った後に立てられたかもしれない…けど今年は飾ってあったクリスマスツリーが例年に比較して少なく感じられた。

それはさて置き、荷物を場内ホテル受付に預けたら、パスポートを購入して入国。



↑ゲートを潜り、最初の跳ね橋(リダー橋)を渡って、ナイアンローデ城へ…この写真も2日目に撮った物なのですが。(汗)
丁度正午近く、先ずはお昼を食べようって話に決まる。
そんな訳で、お城を潜った先に在るブルーケレンバス停から、スパーケンブルグへと向ったのです。
乗車してる間に、みるみる晴れていく雲。
スパーケンブルグに降りた頃には、青空が広がる良いお日和となりました。



↑そこからは徒歩で丘の上のフォレストガーデンに建つ「トロティネ」へ。
トロティネは暫くフォレストヴィラに宿泊する人の朝食会場に限定されていて、宿泊者以外の客は入店出来なかったのだけど、今年の秋からは一般客でもランチに利用出来るようになったのです。



↑サンルームの様な硝子張りの造り、店の窓からは森に囲まれた湖を望めます。



↑風の心地良い春~初夏、秋の頃なら、テラス席でお茶を飲むのも楽しそう。
しかし私らが訪ねた頃は、なんぼ好い陽気と言えど、外で食べるにゃ寒い冬。



↑ってな訳で白塗りの壁が際立つ玄関から店内へ、カントリー風のクリスマスリースが懐かしかったです。



↑出入り口の側に飾られてた天秤等々。
店内にはズラッとハーブを漬けたオイル瓶が飾ってありまして、それらは「トロティネ」のプロデューサーであり、ハウステンボス総料理長のローラン・ジャンマリー氏が御自身で漬けた物なのだとか。
ローランシェフの料理の特徴はハーブやエディブルフラワー(食用花)を主に使う事。
見て美しく、食べて美味しく、身体に優しいのがモットー。
場内で最も自然を感じられる区域に、シェフのレストランはとても相応しく思える。
フォレストガーデン自体がシェフの庭で、此処に植えられたハーブや野菜は、トロティネの料理にきっちり使われてるそうな。



↑内装のカラーは白を基調に、椅子やテーブルはナチュラルな木製。
窓から降り注ぐ自然光に照らされた店内は明るく爽やか、正にヘルシーレストランの趣き。



↑最初庭園側の席に案内されたんだけど、西日が眩しかったんで階段(港街)側に移して貰った。
景色を重要視するなら庭園側に座るべき…しかし陽気が好い時は容赦無く暑いよ。(汗)



↑テーブルに置かれた、飲料水の入った硝子瓶、シェフのイラスト入りのカード等。
開けてみたらアンケートだった。
硝子の一輪挿し(一輪以上挿してあるけど)がエクセルシオールの物で懐かしかった。
場内各所に散らばってますなぁ、デンハーグで使用されていた食器やインテリア類が。(笑)
出されたナイフ&フォーク入れも、ティークリッパーで使ってた物と思われ。



↑水瓶の下に敷いてあった葉っぱのコースター。



↑左から胡椒、塩、オリーブオイル。
まったりさんの記事によると、オリーブオイルは菜種油とブレンドした、シェフ拘りの物だったらしい。
塩も多分天然ですね、結晶だったし。

何頼むか結構悩んだんだけど、やはり季節物は押さえときましょって事で、売り出し中だった「冬のワンプレートランチ」を母と共に選んだ。



↑ホカホカ焼き立てのパンは、もっちりした感触で、何も付けなくても美味しかったけど、オリーブオイルを付けて食べてみたりした。
メチャ美味しいv
右が胡桃パンで、真ん中がアオサノリを焼き込んだパン、左は……何でしょうね?(汗)
正式な名称はさて置き、どれも本当美味しかったです。



↑新鮮な野菜のサラダ。



↑ドレッシングが凝っていて、マヨネーズにカレーが隠し味に混ぜてある。
そしてこの花弁は…サフラン??
綺麗で、このレストランじゃなきゃ味わえないドレッシングだと思いました。



↑さてこれがメインである、「冬のワンプレートランチ」。
6種の味が1枚の大皿に彩り良く盛られてます。
写真上の可愛いオレンジ鍋(?)料理から、時計回りに紹介して行きましょう。

「自家製ソーセージを入れたカスレ、シェフズガーデンのブーケガルニで煮込んだ白インゲン豆添え」…豚肉に豆にソーセージと具沢山のグラタン、これ1品で充分と思える位のボリュームだった。
「手作りカッテージチーズとパルマハムを入れたズッキーニのルーラルド」…も1個抓みたくなるほど美味しかった、この中では個人的に1番のお気に入り。
「昆布・魚・セミドライトマトのテリーヌ、柚子風味」…日本人が気に入りそうな魚料理です。
「ズワイ蟹を入れたマロンのクリームスープ、チーズのスコーン添え」…スープはブルーチーズの香りで独特、苦手な人も居るかもな~と思うけど、その場合少し塩を足すと良いかも、私はそうして飲んだ。
チーズのスコーンは食べる前はじゃが芋かと思ってたんで、食べてみて焼きチーズと解りビックリした。
「季節のチャツネ」…南瓜のジャムって感じ、チャツネはカレーの付け添えに出されるんだけど、デザートみたいに甘いのな。

これに紅茶or珈琲が付いて1,550円は安過ぎだと思う。
今回の旅行で寄った飲食店の中で、トロティネは個人的に1番でした。
絶対にまた寄りたい、店内の雰囲気も込みで、今最も注目のレストランでしょう。
平日で場内ガラガラだったけど、此処はそれなりに人が入ってて、好評を博してるのだなぁと。
特に女性に人気が高いようで…まぁこういう店は女性向きですわな、それとカップルに向いてます。
デートコースに是非入れるべきですよ、お兄さん!
但し場所の良さからか予約貸切が多いそうなので、事前にインフォメーションセンターで訊いた方が良いと、まったりさんからのアドバイスが。
自分も入国前に訊いてから向いましたとも。



↑デザートに注文した、「リコッタチーズのケーキにフランボワーズのアイス」。
いや、正直注文するんじゃなかったと後悔しました。(汗)
とっても美味しかった、アイス(と言うよりシャーベット)が特に自然な甘酸っぱさで気に入ったんですが、流石にお腹が苦しくなったです。(汗)
ワンプレートランチは見た目そんなにボリューム感じられないんだけど、全部食べ切る頃には「夕食要らない」モードに突入しとるでしょう。
この日の自分の夕食、すんげーいいかげんな物だったという…。(汗)



↑食事の〆のミルクティー、母は珈琲。
ミルクは温めてあり、砂糖は角でした。
とてもとても大満足のランチで御座いました♪

トロティネについての詳しい紹介は、何時もながらまったりさんのブログを参考にされて下さい。



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09年、クリスマスには歌を歌おう♪その4

2009年12月06日 16時37分28秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
体は帰って来ても心は未だ夢から帰還せずな、此処のブログの主の隙を突いて登場!
さぁて今日は一体何の日かしら?

今日はサンタクロースのモデルになったって言われてる、聖ニコラウスの日なの。
日本でプレゼントを贈る日といったら12/24のクリスマス・イブだけど、ヨーロッパでは本来今日贈るのが習慣になってたのよ。
現代でもドイツやオーストリアやスイスやオランダやベルギーやフランスや東欧等々、クリスマス・イブとは別で、12/6に子供達へプレゼントを贈る習慣が残されているわ。

どうしてプレゼントを贈る日が2度も有るのかしら?

キリスト教が伝わる以前の、勿論ミュラ(現トルコのデムレ)の教会で大司教を務めていた聖ニコラウスも未だ生れていない、クリスマスが冬至のお祭だった時代、この日は冬至の入りとして考えられてたの。
そんな大昔から、この日になると不思議な者達が、人の前に姿を現すと考えられていた。
それは刈られた植物の姿をしていたり、恐ろしい獣や悪魔の姿をしていると、人々は想像したの。
シャープやクランプスやブットマンドルヨール・スヴェンやユール・キャットやユール・バックやユール・プッキペルヒタやホッレ小母さんベファナやバーブシュカ
皆クリスマスがキリストの誕生日に変わる前から、人々にプレゼント(来る年の実り)を贈りに訪れていたのよ。

そういう習慣の名残から、現代でもカトリック圏では、12/6になると化物に仮装した人間が、村や町を練り歩いて子供にプレゼントを贈るという行事が見られるの。
化物は手に持った鞭をピシピシ叩きながら子供を探し、見付けると「1年良い子で居たか?」を尋ね、もしも悪い子で居た事が判れば脅して説教、良い子だったらお菓子をくれるんですって。
日本の「ナマハゲ」によく似てるでしょ?
実は「ナマハゲ」こそ、最古のサンタクロースモデルなのよ。

キリスト教が伝来すると、ヨーロッパでは化物は聖ニコラウスが従えてる形に変わったの。
そして元々は飴と鞭両方与えていたのが、飴は聖ニコラウスが与える役目に、鞭は化物が与える役目に、完全に分化したのよ。
化物はその姿通り恐ろしいだけの存在になってしまったのね。

でもどうして聖ニコラウスが登場するようになったのかしら?
それは彼が民衆から広く人気を博したから。
特に子供や乙女を助ける伝説が浸透してたから、12/6の子供に贈り物を与える行事と結び付くのも不思議じゃなく思えるわ。
ただ「聖ニコラウス」と言う名前の司教は実は数人居て、しかも全員民衆から人気を博してたから、その内の何方がプレゼントの贈り主として登場するようになったかは、判明してないんですって。

それはさて置き、この日聖ニコラウスの行列がプレゼントを贈る習慣に異を唱えたのがルター
彼が「クリスマスは聖キリストの生誕日なのに、司教ごときがでしゃばるなんて怪しからん。贈るなら聖キリストの生誕前夜に、聖キリストの御名においてするのが、理に適ってる」と主張したお陰で、プレゼントを贈る日はクリスマス・イブに移行させられたという訳。
それを言うなら誕生日を迎える人に、プレゼントを貰うというのも、おかしな話だと思うけど。
結局12/6の行事も完全には無くならず、プロテスタント圏でも姿が見えなくなっただけに留まってるみたい。
現在のサンタが妖精の様に、姿を消したり現したりする術を身に付けたのは、ルターのお陰かもしれないわね。

纏めると12/6は聖ニコラウスと愉快な一味が子供にプレゼントを贈る日。
12/24は主にサンタクロースが子供にプレゼントを贈る日。
貰えるプレゼントは多ければ多いほど嬉しいもの。
そういう理由から、クリスマスシーズン中に2度、プレゼントを贈る日が生れたのね。


それじゃあ此処で今年4曲目のクリスマスソング♪
サンタクロースがメインのクリスマスソングといえば、やっぱりこれよね!
比較すると歌詞の内容が優し目な日本語バージョンは此処で!

歌を聴きながら、今日はこれでお終い。
それじゃあ皆、次回も楽しく歌いましょうね♪



                 【Santa Claus Is Coming To Town】



You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

He's making a list♪
And checking it twice♪
Gonna find out Who's naughty and nice♪
Santa Claus is coming to town♪

He sees you when you're sleeping♪
He knows when you're awake♪
He knows if you've been bad or good♪
So be good for goodness sake♪

You better watch out♪
You better not cry♪
Better not pout, I'm telling you why♪
Santa Claus is coming to town♪

Santa Claus is coming to town♪


【日本語訳】

気を付けておいて
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタがやって来るからよ

サンタはリストを作って
2回もチェックしてる
誰が良い子か悪い子か
サンタが町にやって来る

君が寝てる間もサンタは見てる
君が起きてる時も知ってる
良い子か悪い子かをみんな知ってるんだ
だから良い子にしていてね!

気を付けておいて
泣くのはダメ
ふくれっ面もダメ
何故かって?
それはサンタがやって来るからよ




…写真は正月出初式を撮った物ではありません。(梯子じゃないしな)
今年の長崎ハウステンボス、ニュースタッドにて激写したサンタクロースです。

今年のニュースタッドはサンタハウスやスケートリンクが設置され、場内で最もクリスマス気分溢れる地区で御座います。
スタッフの皆さんがサンタ帽子を被っていて可愛かった。

アムステルダム泊ったら、ロビーでサービスとして、サンタの顔がプリントされたコインチョコを貰った。
多分アムステルダムだけでなく、他ホテルでも貰えるんではと。
フロントでチョコを見付けたら、スタッフに訊いて忘れず貰おう。

紅葉はパレス辺りはそろそろ終わりですが、ブルーケレン~キンデルダイクはまだまだ見頃です。
薔薇も運河沿いに、パレスの薔薇園に、結構残ってました。

今年のクリスマスショーは此処らしい素朴さに溢れてて、自分はかなり気に入りました。
歌も踊りもハーレム・メッセンジャーズに負けず劣らず巧い。
ノリの悪い客を見付けると、ステージから下りて指導に来るぞ!(笑)
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光の国から9

2009年12月05日 21時33分50秒 | ハウステンボス冬の旅行記
戻りました。
けどまだ心が向こうに残ったままです。
二泊三日なんて、あっという間だなぁ。

雨に見送られ、雨に迎えられた旅でした。
時々乱気流に出くわしたりもするけれど、どうやら天気運は悪くないらしい。
贅沢言えば、全く降られない位の天気運を持ちたいけれど。(笑)
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光の国から8

2009年12月05日 08時56分55秒 | ハウステンボス冬の旅行記
おはようございます。
今日は生憎曇ってます。
と思ったら晴れたり。

俄に空が暗くなって雨が降ったかと思えば、明るくなった雲間から青空が見える・・

佐世保、雷・強風波浪注意報が出てるんですよ。
また高速船欠航しそうな。(汗)
コメント (2)
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光の国から7

2009年12月04日 22時49分58秒 | ハウステンボス冬の旅行記
二夜連続で花火ショーの共演は月と星。
晴天に恵まれた旅で御座いました。
けど最後までとはいかないようで・・・傘邪魔だから送っちゃいたいんだけどな~。
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光の国から6

2009年12月04日 22時41分16秒 | ハウステンボス冬の旅行記
番外編。
さっきこのブログもジャックされた気がするけど・・・今朝朝日新聞がワンピにジャックされたぜよ!
事前にジャンプで犯行予告が上がってたから、しっかり張っていたんぜよ!(口調直らず)
我慢出来ず(いけない事とは知りつつも)、ナミさんだけスクープさせてもらった!

5面目はルフィで、「ふりかえるなよ!!いくぞ、まっすぐーっ!!!」
7面目はゾロで、「礼を言う。おれはまだまだ強くなれる」
その裏8面目はこのナミさんで、「見えたわ!勝者の道…!!」
11面目はウソップで、「お前は何もかも背負いすぎだ!!!」
12面目はサンジで、「金ってのは・・・腹のたしになるのかい?」
15面目はチョッパーで、「そうだよ、トナカイだ!!!でも!!!男だ!!!!」
20面目はブルック&フランキーで、「存在する事は罪にならねェ!!!」、「私にとってあなた達は『喜び』です!!!ヨホホホ!!!」
22面目はロビンちゃんで、「こんな私を信じてくれる仲間ができた・・・」
それぞれの名台詞が懐かし嬉しい。
24面目は全員集合、良いもの見させてもらった!

かるらさん、ぬかりはないぜ!
長崎行ってもオタクの魂百まで忘れず。(笑)
けど教えて下り有難う御座いました!
改めてお礼はそちらのメルフォへ後ほど!
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09年、クリスマスには歌を歌おう♪その3

2009年12月04日 18時57分54秒 | クリスマス
はぁい♪ミス・メリーよ♪
只今此処の管理人はハウステンボスに帰国中、鬼の居ぬ間の何ちゃらで首尾良くショバを攫ってやったわ!
それじゃあ早速、今日はクリスマス・カレンダーの中で、一体何の日かしら?

答えは聖バルバラ(ニコメディアのバルバラ)の日。
主にドイツで砲兵や鉱夫や山男を守護する聖女として信仰を集めてる人物よ。

伝説では3世紀、ニコメディア(現在のトルコ辺り)の裕福な家庭に生まれるも、非キリスト教徒で嫉妬深い父親ディアスコロスにより、男達の手が届かない塔に幽閉された悲劇の乙女と云われてるわ。
幽閉生活の中で彼女はキリスト教への信仰に目覚め、塔内の浴室の窓を2つから3つにするよう注文したそうなの。
3つの窓、それはキリスト教の中心教義である、「三位一体」を表した物だったのね。
その事から娘がキリスト教徒になったのに気付いた父親は、激怒して手にかけようとするも、突然2つに裂けた岩がバルバラを包んで隠してしまったの。
けれどその後彼女を発見した羊飼いが、居場所を父親に密告、再びバルバラは捕えられ、火で炙る等の残酷な拷問を受けた。
そして12/4、彼女は剣によって殉教。
彼女の死後、密告した羊飼いの羊達はイナゴに姿を変え、父親は稲妻に打たれて死んだと云われてるわ。

この伝説を聞いて、何か思い出した人は居ない?
ギリシャ神話に登場する、ペルセウスの母親ダナエーの物語に、似て思えるわね。
彼女も父親の手で、身篭らないように青銅の塔に幽閉される、悲劇の美女だった。
個人的な勘だけど、恐らく元の1つになってるんだと思うわ。
現在カトリック教会は、実在が疑わしいという理由から、バルバラを聖人暦から外してるの。

けれどドイツでは天候を占う際、この聖女の名前が今でも頻繁に出て来ると言うわ。
ドイツの諺に「白い衣装のバルバラは良き夏の季節を知らせる」というのが有って、聖バルバラの日に降る雪は翌年の夏の豊作を約束すると考えられてるそうなの。

他にも、聖バルバラの日に小麦を水に浸し、クリスマスに芽吹いた数によって、翌年の豊凶を占ったり。
森で刈り取った桜や杏・林檎・レンギョウ等の枝を、聖バルバラの日に水に挿し、クリスマスに花が咲けば翌年幸運に満たされるという、「バルバラの枝」と呼ばれる習慣が伝わってるわ。

こういった習慣は、実際にはキリスト教以前の、樹木信仰から来るものでしょうね。
バルバラの日に限らず、昔は森で刈り取った枝を水に挿しては、花が付くかどうかの占いを、民衆は盛んに行ってたと云うし、クリスマスに限らずツリーを飾る習慣も有ったそうなの。
そういった民間の信仰をキリスト教は最初弾圧してたけど、土地に根強く残った信仰は止まず、長い年月の中で上手い事折り合って、クリスマスのみツリーを飾る習慣が残されたみたい。


それじゃあ此処で3曲目のクリスマスソングを紹介。
北欧の樹木信仰を良く表現している、ポピュラーなクリスマスソング。
正式なタイトルは「もみの木(O Tannenbaum)」だけど、その後イギリスに入って訳されたバージョンの、「オー・クリスマスツリー」のタイトルで知ってる方が多いんじゃないかしら?
以前は日本語詩で紹介したから、今回は英詩を紹介するわ。
聴きたい人は此処でね!
日本語で歌うバージョンは此処で紹介してるわ!

歌を聴きながら、今夜はこれでお終い。
次回もまた、楽しく歌いましょ♪




                   【O Christmas Tree】




O Christmas tree♪ O Christmas tree♪
How are thy leaves so verdant♪
O Christmas tree♪ O Christmas tree♪
How are thy leaves so verdant♪

Not only in the summertime♪
But even in winter is thy prime♪
O Christmas tree♪ O Christmas tree♪
How are thy leaves so verdant♪


【和訳】

おお、クリスマスの樹 おお、クリスマスの樹
お前の瑞々しい緑の葉
おお、クリスマスの樹 おお、クリスマスの樹
お前の瑞々しい緑の葉

夏のみならず、冬の中でも青々茂る
おお、クリスマスの樹 おお、クリスマスの樹
お前の瑞々しい緑の葉
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光の国から5

2009年12月04日 14時44分16秒 | ハウステンボス冬の旅行記
撮った枚数が限界を突破しました!
加えて充電切れを起こしました!!
という訳で、現在自宅待機ならぬ、ホテル待機中です。(汗)

それにしても晴れている。
今日は曇の予報が出ていた筈だが・・。
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