草に立小便をして
暗がりの中
待っていた
崩れかける体
コンビニの青く光る看板
目を閉じて
されるがままで
夜の町を走っていただろう
樹木は静かにしていただろう
天空から見ていただろう
人と人と人の声
答えて
白く汚れた壁
歳を食った
そう思っていた
暗がりの待合で
笑いもせず
静かに見入る
その目
大きな体
わたしはロクにお礼も言えず
外に停めてあった
白い乗用車に乗った
ただ
あの薄暗がりの待合室で
見た彼の目
彼の姿
座っていて
わたしを見るその目
忘れない
おそらく
一生涯
暗がりの中
待っていた
崩れかける体
コンビニの青く光る看板
目を閉じて
されるがままで
夜の町を走っていただろう
樹木は静かにしていただろう
天空から見ていただろう
人と人と人の声
答えて
白く汚れた壁
歳を食った
そう思っていた
暗がりの待合で
笑いもせず
静かに見入る
その目
大きな体
わたしはロクにお礼も言えず
外に停めてあった
白い乗用車に乗った
ただ
あの薄暗がりの待合室で
見た彼の目
彼の姿
座っていて
わたしを見るその目
忘れない
おそらく
一生涯