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観劇記録+日記@不定期更新。俳優・内野聖陽さんを勝手に応援中!時々サカナクション。

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No.456 大人の新感線「ラストフラワーズ」

2014年08月04日 22時42分12秒 | 過去の観劇記録
2014年8月3日(日) マチネ 赤坂ACTシアター 1階 N列 1番

佐伯三蔵=古田新太、勝場軍一郎/勝場軍二郎=阿部サダヲ、nanana(横山奈々子)=小池栄子、勝場典明/シン・ジョンホン=橋本じゅん、早川速男=宮藤官九郎、ミンス/佐伯みよ子=高田聖子、ジョンオク将軍/ビッグ=皆川猿時、サルバドル=粟根まこと、つげ分析官/ペク教授/ヒュンダイ=村杉蝉之介、ミャン=河野まさと、村西五郎=荒川良々、三木田テンホー=山本カナコ、砂漠ひかる=平岩紙、女官スジョン=保坂エマ、犬塚ひろし=星野源、ドンナム=村木仁、セレスティーノ/オンドルスタン将校=松尾スズキ、他。
作=松尾スズキ、演出=いのうえひでのり、音楽=東京スカパラダイスオーケストラ/岡崎司、美術=池田ともゆき、他。

まだ東京公演が開幕して間もないので、ネタバレはどうしようか迷いますが、ストーリーを知ったから、だれがどんな風に動いていたかを読んだだけでは何とも想像が膨らまないかも知れないので(?)、とりとめないけど書いてしまいます。


☆ ☆ 以下大体のあらすじ含めネタバレ有り ☆ ☆


勝場典明(橋本じゅん)が仕切る勝場組。双子の息子(軍一郎/軍二郎=サダヲさん二役)は、セレスティーノ(松尾スズキ)が牛耳るカジノ国でマッドサイエンティストなサルバドル博士(粟根まこと)が人類の第二次進化の人体実験の結果生まれた子供だった。
兄の軍一郎は超人的な頭脳だが身体が弱く喋れない(見た目は「マーズ・アタック」の火星人みたいな脳が肥大化した状態)、弟の軍二郎は才能はヒトナミだが身体は強く、兄と唯一テレパシーで交信できる。
勝場組と敵対するシン・ジョンホン(じゅんさん二役)率いる辛龍会。辛組は某キタの独裁国家を彷彿とさせるオンドルスタンとの繋がりがある。
二つの組を調査する公安秘密組織の構成員達(佐伯=古田、横山=小池、つげ=村杉、村西=荒川)。
この3つ巴と、闇で暗殺を請け負う謎の組織「ラスト・フラワーズ」。彼らは勝場組からの借金で首が回らない&病気で余命いくばくもない人達ばかり。最後に一花咲かせよう=ラスト・フラワーズとばかりに、大金と引換えに命を差し出す。
さらに売れないミュージシャンの早川速男(宮藤官九郎)と、早川を追う作家・砂漠ひかる(平岩紙)と犬塚ひろし(星野源)を絡めて話は進んでいく。

早川の亡き妻が作った「ラスト・フラワー」という曲がキーになる。
それと、早川は以前爆破テロの巻き添えになり左手が指2本しか使えない(この爆破テロリストが村西だった…)とか、
ジョンオク将軍の妻(ミンス=高田聖子)、その息子シン・ジョンホンとか…
セレスティーノは亡き母の面影を夢見てて生き返らそうとしている…んだと思う(たぶん)

とにかく てんこ盛りに盛りつけて、転換も速くストーリーも追うのに精一杯な感じです。

これから下は順不同に思い出したものを箇条書きにしてみます。
・松尾スズキさん(セレスティーノ)のハンチントン病(←ほんとにあります この病気。治療法の一部には胎児の脳細胞を移植する方法もあるとか…これもちゃんとネタ(?)として出てきます!)
・軍二郎は生きてる人の脳を食べないと神経細胞が活性化しない(ほら、ね)
・猿時さん ピンク色の『がきでか』
・古田さんは世を忍ぶ仮の姿の時は『ビッグダディ』(似てる!)なのに公安の捜査官になると石原裕次郎風。立ち回りが格好いい♪
・つげ分析官の村杉さんは手塚治虫風。時として小津安二郎風(笑)
・星野源さんオイシイ! とにかくラストに向かって彼の歌が唯一の救いになるのだから!
・平岩紙ちゃんのタンバリンww
・聖子さんデヴィ夫人みたい
・じゅんさん亀甲縛りSMプレイ(典明)、爽やかなアメリカン風朝●人(シン)。ソロナンバーあり!
・北●鮮もどきの独裁国家(オンドルスタン)
・妙にリアルな内容(軍二郎が言うセリフとか、この間の女子高生の事件とかを考えると…ゾッとする)
・粟根さんフライングだ!
・栄子ちゃんナイスバディ、峰不二子ちゃんも顔負けな衣装。ミニなバスローブ姿に亀甲縛り、拷問シーンは18禁?!(実際拷問されるのは村木さんだけどね♪)歌もダンスも男前ッぷりも見事。
・クドカンさんヒッピー風衣装
・良々の村西は神出鬼没、和泉元彌に似た風貌(笑)をあえて整形…
・映像出演で蒼井優ちゃん(セレスティーノの母)
・ビッグダディの家に天海祐希さんのハムのポスター
・古ちんのカゴメCMと、サダヲさんのポテチCMが流れると客席爆笑
・(サルバドル)ノーベル賞取るつもりだったのに!→はちみつきんかんのどあめ あげる→ノーベルかよっ!
・40秒で支度しな!(ラピュタか~)
・じゅんさん二役の早替わりで、聖子ね~さんのムチャ振り(「芸歴長かったら何とかなるでしょ!」的なw)
・「セックスアンドザシティ金融」(辛龍会が運営する金融会社)女子行員(?)達は、いまアツイのはパンケーキでしょ!とすぐ出て行ってしまう♪
・チームNACSのチケット取れなくてゴメン→大泉洋よりバナナが好きだ!
・ラストはキャノン砲からキラキラテープがブハッ!と出て盛り上がる

とりあえずw

演劇界が大盛り上がりの2大劇団のコラボでしたが、乗り切れないと とことんイマイチ感になるかも知れません。
乗ったもん勝ちでしょうか…
スカパラの音楽はオシャレでした。舞台後方のイメージメッシュは今回も大活躍。
舞台カミテには回転式の扉 シモテには小さいけどエプロンステージ、ほとんどカーテンで隠れてるけど2階建てのバルコニー的なセットがあります。
カミシモから出てくる新感線ではお馴染みの稼働式壁。閉まった奥ではセットチェンジが忙しそうでした。

プログラム(1800円)は買わなかったけど、B3二つ折りくらいの大きさで、広げるとポスターにもなるという凝った作りのものでした。
他物販は原作戯曲本、Tシャツ2パターン、トートバッグ。新感線のDVD各種。

とにかく休憩時間のトイレ行列はハンパないです。ACTシアターに初めて足を運ぶ人は注意してください。ロビーが異常な狭さですから。
25分と休憩時間としては長めですので、一旦劇場の外に出てしまうのも一考かも?(チケット忘れずに)

「終わりよければすべて良し」としましょうか。

赤坂は暑かった

2014年08月03日 23時41分27秒 | その他いろいろ
大人の新感線「ラストフラワーズ」観てきました。
感想は多分明日以降にupしますが、ネタバレせずにはいられない…かな?

とにかく、3時間40分近い上演時間(休憩25分)
豪華でお腹いっぱい、だけど消化不良も否めない。詰め込みすぎて散らかっている印象も受けた。

松尾スズキさんのブラックかつシニカルな脚本
いのうえひでのりさんの活劇的演出(どちらかと言うと新感線寄り)
挟まれる昭和なネタ(笑)と、リアルで怖いような内容も含み、ストーリーを追うのが大変。場面転換もめまぐるしいので、ノリきれない人もいたんじゃないかな…

最後に星野源さん持っていきました!
星野さんファンはたまらないと思う。

演劇好きならヨダレものの舞台、観られて良かったです。

流さんから お手紙着いた

2014年08月02日 22時53分39秒 | その他いろいろ
会報ちゃんがやってまいりました!
思ったより早くの到着、良かった良かった。

表紙にうっとり、中身濃厚

写真に再び萌ぇって

編集後記で「おぅっ!?」となりましたw

内野さんの中を通って濃縮されるコトバは、すっと私の中に吸収されて行きます…

たとえ最初「また難しそうだなぁ~」と思っても、回数を経るうちに色々な捉え方が出来る、素敵な舞台に巡り会う結果となります。
だから待ってますとも

でも出来れば早めにね(笑)
あと2月~3月は仕事がメチャクチャ忙しいので、なるべく避けて欲しい(←個人的意見)