今後の観劇予定
直近はナシです… コロナめ！
No.351 2011年8月13日（土） マチネ 俳優座劇場 11列 12番
No.352 2011年8月14日（日） マチネ 俳優座劇場 14列 2番
出演＝内野聖陽。Team HANDY＝進藤ひろし、松上順也、角田明彦、津村雅之、今國雅彦。
演出＝西川信廣、殺陣＝渥美博、司会（トーク部のみ）＝上野紀子。
●1幕
Action：劇場に現れた悪を倒しにhero登場！
暗転後の劇場に乱入するチンピラ達。客席をドタドタ歩き回り、「何しに来たんだ～！！」とか「誰が来るんだ～！！」などと怒声を掛けながら。客席からは「うちのさん」等の返事が。するとチンピラ達は「あ～ん、あのワイドショーを賑わしたヤツか！」「うちの？知らね～な」なんて言ってますｗ
すると、赤いサーチライトにヘリの音。舞台の幕が上がると、そこにはヘリから縄ばしごで降りてきた一人の男が！
白いスーツ、白い帽子、白い靴――。黒いシャツに赤いネクタイ。胸ポケットには一輪の赤い薔薇！
男は薔薇に軽くキスをすると客席に投げ入れ、帽子を飛ばしてチンピラ達との大立ち回り。
舞台上はどこかの倉庫らしく、段ボール箱・木箱・事務机・椅子などが雑然と置かれています。
チンピラの一人に首を曲げられ、グキッという音とともに「待った！」のかけ声。
男は客席に降りてきて、1列目の女性（ていうか99％女性でしたけど♪）に首の位置を直させ（ウラヤマ…）
また舞台上に戻りアクションを。
拳銃を向けられ、再び客席の女性を盾にする男（ヲイ）→ここでマクヒースなナンバー（男には女がどうして～）
男による客席いぢり！ 「暑いなかよく来たな～」とか「内野はいい男だな」とか龍馬のマネ（一応 内野さんそっくりな男、の設定）
そこから臨場やら宗方コーチ（サーブ姿が！！）やら静馬隊長やらゴンゾウやらを含みながらの。
チンピラ達をやっつけると、再びヘリのハシゴに乗り込み去っていく…
の撮影シーンでしたｗ
先輩俳優からオーディションがある、と声をかけられ（ここは日替わりギャグだったらしい）
ちなみに13ヒルは「レ・ミゼラブル」のジャベール（「スターズ」をチビっと披露。先輩は背が小さいからガブローシュだな…なんて。ここの客席ウケが少なかったのはザンネンだったorz）
14ヒルは「JIN」の第3弾があるんだけど→龍馬は実は双子だったんだ！その片方を募集するらしいぞ→龍馬のセリフ（台詞カミカミ・汗）
と一連の流れ（？）で内野さんはハケて行き、チンピラ達は次のシーンの為の片付けと称して、舞台上の小道具を片付けます。
木箱の椅子と机がセッティングされ、次のトーク部分へ。
Talk：日替わりゲストをお迎えして内野的社会科見学
日替わりゲストと共に「俳優・内野聖陽はどうやって作られているか」を紹介するコーナー。
ファンクラブ会報誌のライターを長年手がけてくださっている上野紀子さんの司会進行。
汗も拭いて着替えてきた内野さん登場（ベージュの麻素材スーツ・白シャツ）
13ヒルはボディデザイナーの松田明典さんです。
松田さんは「イリアス」の時にアキレウスの身体作りを手伝ってくださったインストラクターさん（通称・熱血くん）
せっかく引いた汗だったのに、いきなりボクササイズで また汗だくの内野さんでした。
いかにアキレウス（最強の戦士）の身体に持っていくか、その過程での熱血指導っぷりを披露して下さいました。
内野さんに次々送られる熱いメール文章…
松田さんが止めないと やりすぎてしまう内野さんのストイックさ。
脳トレまでも含めて面白い講義（？）でした～
松田さん、さわやか熱血くん、そのものだった（笑）
14ヒルは文学座演出部の西川信廣さん（このプライベートシアター演出もしています）
「野望と夏草」「北の阿修羅は生きているか」の2本で関わられています。
“先生”と呼ばれたくない理由から（それは、ちょっと爆弾発言でわ！？）
「野望～」の時に内野さんが演出方法についてダメ出しした、とか。
演出家とは何ぞや。の質問に丁寧に答えて下さいました。
西川さんは「決める仕事」「待つ仕事」だと。
俳優から溢れ出てくる演技プランや考えを引き出してあげるのも演出家の仕事だと。
かなり興味深いお話でした。
内野さんには海外で活躍するケン・ワタナベのように羽ばたいてほしいと！
内野さんが秘めている「野望」がそれなのか解らないですが、いつかそんな日がきて欲しいと切に願っています。
西川さんは座の研究生発表会の日なのに、ここに来て下さったそうです。
ゲストがハケた後、今後の内野さんのお仕事について。
「忠臣蔵」「幻蝶」ですな。あと、“まだ発表できないドラマ”撮影中です！
上野さんのナイスツッコミ（まるで姉のようだった）が素晴らしかった。
きっと上野さんがいなかったらコーナーが成立しなかったと思われ（爆）
40過ぎのおっさん（失礼）捕まえて、こんなこと思うのは失礼なんですけど、
まぢカワイイ！ 天然すぎ！
内野さんは汗だくだくなんですよ、本当に。
ゲストとの対話中でも一人で汗を拭きまくり、レモンティー飲みまくり。
なのでシャツはびっちょり、麻ジャケットの袖・背中まで汗が染みだしています。
風邪を引かないのか皆が心配していました。
Reading：藤沢周平作「蝉しぐれ」（音楽＝上田亨）
内野さん一人の朗読劇、「蝉しぐれ」です。
場面は父・助左衛門が捕らえられ、兄が知らせにくるシーンから、父との再会・別れ、親友・逸平に林の中で心情を吐露するシーンまで、です。
内野さんの静かな語り口、声色に魅せられました。
あのドラマのシーンが頭の中に蘇り、思い出して目頭が熱くなってしまいました。
●2幕
Swordplay：春夏秋冬
2幕はセリフ一切なし、の全編“殺陣”です。
一人の男の一生を春夏秋冬になぞらえて進んでいきます。
立ち回りの相手は1幕最初のActionでも活躍の皆様方。切られ役が居てこそ、の殺陣シーンです！
春。まだ剣の持ち方も知らない男（内野）。荒くれものに囲まれ、無我夢中で戦っているうちに、剣を取り振り回し、やがてそれが自分のモノとなっていくさま。
夏。男は剣術に自信を持った様子。祭りの最中、通りすがりの男達に食ってかかり、次々に戦いを挑みます。ウデを上げた男はバサバサと斬っていきますが、それは同時に狙われる存在になったのを意味する。
秋。成長した男は落ち着き、ただならぬ者の雰囲気を漂わせています。そんな男は目をつけられて狙われます。二刀流で凄まじい気迫で立ち向かう男。相手方は槍を持ち出してきました。男は左手を負傷――
冬。「平家物語」の冒頭部分が静かに読まれます。左手を失った男は、白い着流しに菅笠姿。ある雨の晩、1人の男が取り囲まれ殺されそうになっている所へ通りがかり、助け船を出します。だがそれは彼を殺す罠でした。
腹をさされて虫の息… 残った右手で着物を開き、最後の力を振り絞って切腹する男。
雪が舞い散る中、壮絶な彼の一生が終わった。
非常にガッツリと殺陣です。凄まじいです。沢山稽古したんだなと、観ているこちらも自ずとチカラが入るというもの。
とにかく内野さんの殺陣は素晴らしいんですよ、本当に。流れる汗もキラキラと光って素敵すぎでした。
ラストの切腹シーンなんぞ、オペラグラスの中で唸ってしまいました。
一転、カテコでは さっぱりした表情での登場でしたｗ
14ヒルでは汗のため、なかなか切腹シーンでウデが着物から出なかったのを逆手に取って、若干 自虐ってました(^_^;)
いや、もうこれを“ファンミ”などと呼ばないでくれ！
ファンの為の「プライベートシアター」でもあり、内野さん自身の為の「プライベートシアター」でもあった。
内野さんの中のしっかりとした芯。それは全くブレていなかった。
改めて実感した。この人を埋もれさせてはいけない。
何があっても動じない、何かを貰った。
No.352 2011年8月14日（日） マチネ 俳優座劇場 14列 2番
出演＝内野聖陽。Team HANDY＝進藤ひろし、松上順也、角田明彦、津村雅之、今國雅彦。
演出＝西川信廣、殺陣＝渥美博、司会（トーク部のみ）＝上野紀子。
●1幕
Action：劇場に現れた悪を倒しにhero登場！
暗転後の劇場に乱入するチンピラ達。客席をドタドタ歩き回り、「何しに来たんだ～！！」とか「誰が来るんだ～！！」などと怒声を掛けながら。客席からは「うちのさん」等の返事が。するとチンピラ達は「あ～ん、あのワイドショーを賑わしたヤツか！」「うちの？知らね～な」なんて言ってますｗ
すると、赤いサーチライトにヘリの音。舞台の幕が上がると、そこにはヘリから縄ばしごで降りてきた一人の男が！
白いスーツ、白い帽子、白い靴――。黒いシャツに赤いネクタイ。胸ポケットには一輪の赤い薔薇！
男は薔薇に軽くキスをすると客席に投げ入れ、帽子を飛ばしてチンピラ達との大立ち回り。
舞台上はどこかの倉庫らしく、段ボール箱・木箱・事務机・椅子などが雑然と置かれています。
チンピラの一人に首を曲げられ、グキッという音とともに「待った！」のかけ声。
男は客席に降りてきて、1列目の女性（ていうか99％女性でしたけど♪）に首の位置を直させ（ウラヤマ…）
また舞台上に戻りアクションを。
拳銃を向けられ、再び客席の女性を盾にする男（ヲイ）→ここでマクヒースなナンバー（男には女がどうして～）
男による客席いぢり！ 「暑いなかよく来たな～」とか「内野はいい男だな」とか龍馬のマネ（一応 内野さんそっくりな男、の設定）
そこから臨場やら宗方コーチ（サーブ姿が！！）やら静馬隊長やらゴンゾウやらを含みながらの。
チンピラ達をやっつけると、再びヘリのハシゴに乗り込み去っていく…
の撮影シーンでしたｗ
先輩俳優からオーディションがある、と声をかけられ（ここは日替わりギャグだったらしい）
ちなみに13ヒルは「レ・ミゼラブル」のジャベール（「スターズ」をチビっと披露。先輩は背が小さいからガブローシュだな…なんて。ここの客席ウケが少なかったのはザンネンだったorz）
14ヒルは「JIN」の第3弾があるんだけど→龍馬は実は双子だったんだ！その片方を募集するらしいぞ→龍馬のセリフ（台詞カミカミ・汗）
と一連の流れ（？）で内野さんはハケて行き、チンピラ達は次のシーンの為の片付けと称して、舞台上の小道具を片付けます。
木箱の椅子と机がセッティングされ、次のトーク部分へ。
Talk：日替わりゲストをお迎えして内野的社会科見学
日替わりゲストと共に「俳優・内野聖陽はどうやって作られているか」を紹介するコーナー。
ファンクラブ会報誌のライターを長年手がけてくださっている上野紀子さんの司会進行。
汗も拭いて着替えてきた内野さん登場（ベージュの麻素材スーツ・白シャツ）
13ヒルはボディデザイナーの松田明典さんです。
松田さんは「イリアス」の時にアキレウスの身体作りを手伝ってくださったインストラクターさん（通称・熱血くん）
せっかく引いた汗だったのに、いきなりボクササイズで また汗だくの内野さんでした。
いかにアキレウス（最強の戦士）の身体に持っていくか、その過程での熱血指導っぷりを披露して下さいました。
内野さんに次々送られる熱いメール文章…
松田さんが止めないと やりすぎてしまう内野さんのストイックさ。
脳トレまでも含めて面白い講義（？）でした～
松田さん、さわやか熱血くん、そのものだった（笑）
14ヒルは文学座演出部の西川信廣さん（このプライベートシアター演出もしています）
「野望と夏草」「北の阿修羅は生きているか」の2本で関わられています。
“先生”と呼ばれたくない理由から（それは、ちょっと爆弾発言でわ！？）
「野望～」の時に内野さんが演出方法についてダメ出しした、とか。
演出家とは何ぞや。の質問に丁寧に答えて下さいました。
西川さんは「決める仕事」「待つ仕事」だと。
俳優から溢れ出てくる演技プランや考えを引き出してあげるのも演出家の仕事だと。
かなり興味深いお話でした。
内野さんには海外で活躍するケン・ワタナベのように羽ばたいてほしいと！
内野さんが秘めている「野望」がそれなのか解らないですが、いつかそんな日がきて欲しいと切に願っています。
西川さんは座の研究生発表会の日なのに、ここに来て下さったそうです。
ゲストがハケた後、今後の内野さんのお仕事について。
「忠臣蔵」「幻蝶」ですな。あと、“まだ発表できないドラマ”撮影中です！
上野さんのナイスツッコミ（まるで姉のようだった）が素晴らしかった。
きっと上野さんがいなかったらコーナーが成立しなかったと思われ（爆）
40過ぎのおっさん（失礼）捕まえて、こんなこと思うのは失礼なんですけど、
まぢカワイイ！ 天然すぎ！
内野さんは汗だくだくなんですよ、本当に。
ゲストとの対話中でも一人で汗を拭きまくり、レモンティー飲みまくり。
なのでシャツはびっちょり、麻ジャケットの袖・背中まで汗が染みだしています。
風邪を引かないのか皆が心配していました。
Reading：藤沢周平作「蝉しぐれ」（音楽＝上田亨）
内野さん一人の朗読劇、「蝉しぐれ」です。
場面は父・助左衛門が捕らえられ、兄が知らせにくるシーンから、父との再会・別れ、親友・逸平に林の中で心情を吐露するシーンまで、です。
内野さんの静かな語り口、声色に魅せられました。
あのドラマのシーンが頭の中に蘇り、思い出して目頭が熱くなってしまいました。
●2幕
Swordplay：春夏秋冬
2幕はセリフ一切なし、の全編“殺陣”です。
一人の男の一生を春夏秋冬になぞらえて進んでいきます。
立ち回りの相手は1幕最初のActionでも活躍の皆様方。切られ役が居てこそ、の殺陣シーンです！
春。まだ剣の持ち方も知らない男（内野）。荒くれものに囲まれ、無我夢中で戦っているうちに、剣を取り振り回し、やがてそれが自分のモノとなっていくさま。
夏。男は剣術に自信を持った様子。祭りの最中、通りすがりの男達に食ってかかり、次々に戦いを挑みます。ウデを上げた男はバサバサと斬っていきますが、それは同時に狙われる存在になったのを意味する。
秋。成長した男は落ち着き、ただならぬ者の雰囲気を漂わせています。そんな男は目をつけられて狙われます。二刀流で凄まじい気迫で立ち向かう男。相手方は槍を持ち出してきました。男は左手を負傷――
冬。「平家物語」の冒頭部分が静かに読まれます。左手を失った男は、白い着流しに菅笠姿。ある雨の晩、1人の男が取り囲まれ殺されそうになっている所へ通りがかり、助け船を出します。だがそれは彼を殺す罠でした。
腹をさされて虫の息… 残った右手で着物を開き、最後の力を振り絞って切腹する男。
雪が舞い散る中、壮絶な彼の一生が終わった。
非常にガッツリと殺陣です。凄まじいです。沢山稽古したんだなと、観ているこちらも自ずとチカラが入るというもの。
とにかく内野さんの殺陣は素晴らしいんですよ、本当に。流れる汗もキラキラと光って素敵すぎでした。
ラストの切腹シーンなんぞ、オペラグラスの中で唸ってしまいました。
一転、カテコでは さっぱりした表情での登場でしたｗ
14ヒルでは汗のため、なかなか切腹シーンでウデが着物から出なかったのを逆手に取って、若干 自虐ってました(^_^;)
いや、もうこれを“ファンミ”などと呼ばないでくれ！
ファンの為の「プライベートシアター」でもあり、内野さん自身の為の「プライベートシアター」でもあった。
内野さんの中のしっかりとした芯。それは全くブレていなかった。
改めて実感した。この人を埋もれさせてはいけない。
何があっても動じない、何かを貰った。
