きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

「サケの世界マーケット」について話す@新潟県酒造技術講習会

2015年08月31日 08時50分25秒 | Weblog

酒どころ新潟には、新潟県醸造試験場、新潟清酒学校、新潟県酒造組合技術部会、新潟県酒造技術研究会、と、清酒技術に関係する組織が4つもあるそうです。そのうちの一つ、新潟県酒造技術研究会が主催する講習会が、8月26・27日の2日間にわたってホテル-オークラ新潟で行われました。(写真は講習のテキスト)



2日目、27日の講義の1コマを担当させていただきました。演題は「サケの世界マーケット」。聴講者は酒造技術者の方々なのでやや畑違いで恐縮でしたが、近年は輸出に力を入れられる蔵元が多いので、興味を持っていただけたのではないかと思います。



このスライドは2014年の日本からの酒類の輸出額295億円の内訳。赤い部分が清酒、115億円でトップ。続いて、黄色のビール、緑のウイスキーの順です。



会場はこんな感じ。受講者は約200人。新潟の酒造りパワーと、蔵元の熱心さを感じます。



これは、世界のマイクロ・サケ・ブルワリーのスライド。現在、アメリカ、カナダなどに12箇所。さらに、年内開業予定が4箇所あります。



清酒ではありませんが、アメリカ製焼酎の事例紹介。日本名の「Shochu(焼酎)」より、韓国名の「Soju(焼酒)」という呼称が一般化しつつあることには多少の危惧を感じます。



これは、私の前のご講演者、月桂冠の醸造部長の山中さん。「新潟の研究会で月桂冠」、というのは誠に意外ですが、包み隠さず話される細部にわたる造りの情報に、皆さん熱心に聞き入っておられました。



これは、研究会の最後に行われた、あたらしい酒造杜氏の認証式です。



新潟県は、かつてよりは減ったとは言え90社もの清酒の蔵元があり、「県あたり蔵元数で日本トップ」です。数が多いと言うことは、それ自体がとても大きな力なのだと改めて感じました。当社は、新潟県の多くの清酒蔵元にお取引をいただいています。また、半世紀以上継続的にお取引いただいているお客様が多くあります。改めて感謝を申し上げます。


喜多常夫(代表取締役)


花酵母のお酒を楽しむ会「第8回 花の宴in東京」

2015年08月26日 17時27分51秒 | Weblog

8月7日は何の日かご存知ですか? バナナの日、鼻の日・・・いいえ、8(は)7(な)の日、花の日です!


お盆休み前の2015年8月7日(金)、花酵母で醸す全国の清酒・焼酎・泡盛・ビールの蔵元が東京に集結。各蔵元自慢の花酵母のお酒を楽しむ会「第8回 花の宴in東京」が開催されました。



「花酵母」の説明を簡単に。花酵母とは、東京農業大学の中田久保教授が自然界から新しい酵母を分離する方法を確立し、分離培養された優良酵母の総称です。「花酵母」と言うと花の香りがあるように聞こえますが、従来のお酒に存在するいろいろな香りや、味の個性をより増幅促進させる特徴を持っています。今年から新しく地ビールも加わり更に広い分野での活用が期待されています。


会のはじまりは花酵母研究会会長の来福酒造/藤村社長のご挨拶。来年の8/7(日)も「第9回 花の宴in東京」が決まっているそうで、予定を入れておいてください!との事でした。



皆さん出品酒リストを片手に蔵元へ質問をしながら、「お酒に合うおつまみ懐石弁当」と「花酵母のお酒」を楽しんでいました。



今回は女性参加者が例年に比べ大変多く、とても華やかな雰囲気です。



こちらは当社がビンやキャップのお手伝いをさせて頂いている白相酒造さん。新しくアルミ缶をご採用頂きました。ピンク色のかわいらしいパッケージに女性人気は上々!



こちらは今年初参加の地ビールメーカー、伊勢角屋麦酒さん。りんごの花から分離した酵母を使用したビールを頂きましたが、甘い香りと優しい口当たりはまるでフルーツビール!



職業柄いろいろな試飲会に参加させて頂いておりますが、カタログとグラスを持ちながらの飲み歩きに不便さを感じております。今回、クリアのミニ枡に紐を付けて、ペンダント風にした試飲コップを作ってみました。オリジナル印刷も承れますので、是非おススメしたいグッズです!



私が東京農業大学を卒業して、早9年が経ちました・・・。卒業しても仕事を通して、先輩方や後輩たちと関わる事が出来て幸せだなぁと感じ、日々精進して行くことを誓った1日でした。


大阪営業部 丹野 真樹