前回までのドイツ・フランス出張の続きです。ドイツではラインガウ地域のワイン醸造所(なぜかドイツだと、ワイナリーと言わずワイン醸造所がなじむ)を訪問。リースリングの栽培比率が最も高い地域で、ほぼ90%を占めています。ライン川は南から北に流れますが、この地域では川が折れ曲がって、東から西へ流れるのが特徴。おかげで畑は南向きで太陽の光を受けることができる環境となっているそうです。
・1軒目 BARTH
https://weingut-barth.de/en/
20haの畑を持って、スパークリングワインを製造。ファミリー経営のワイン醸造所。テイスティングルームはおしゃれで、まるで博物館のよう。ネックフリーザーを使わず、手作業のアラボレでデゴルジュマンを行っているそうです。
ルミアージュもジロパレットという自動機械ではなく、ピュピトルを使って手作業でしています。
・2軒目 Chat Sauvage
ピノノワール80%、シャルドネ25%。8ha。年に32,000本生産。びん詰めはモーバイル充填機がやってきて、3日間ほどでボトリングをするそう。日本ではワインのモーバイルボトラーはありませんが、ドイツではここに限らず多くのワイン醸造所が使っています。案内してくれた女性は笑顔が素敵な方で、ワインも美味しくいただきました。
・3軒目 Castle Johannisberg
https://www.schloss-johannisberg.de/en/
まさしくお城のようなワイナリーです。
最後の最後にリースリングのテイスティングをすることが出来ました。
次回はフランス・ボルドーのシャトー訪問記です。
きた産業+ルーツ機械研究所 喜多隆海