ボルドー市街から車で北に上って、サンテステフ地区・サンジュリアン地区・マルゴー地区のシャトーを見学してきました。
・1軒目 サンテステフ地区CHATEAU COS LABORY
http://www.cos-labory.com/en/
18haの畑で年間生産数100,000本の規模。下の写真はガラス製のバング(栓)。密閉されないのが特徴です。木製やシリコン製のバングは密閉されます。密閉させるかさせないかで使い分けているそうです。樽は10社ほどの樽業者のものを使用。
家族経営のシャトーで、案内してくれたのは次男の方でした。
・2軒目 サンジュリアン地区CHATEAU LAGRANGE
https://www.chateau-lagrange.com/ja/
1983年にサントリーがオーナーとなったシャトーで、畑は村の15%を占め、30日もかけて収穫。23mの高台にあるので水はけ・日当たりが良く、空気が留まらないブドウ栽培に最適な土地だそうです。ブドウ畑の102区画に対応するため、タンクは102基。写真の部屋はタンク温度などを集中管理する制御室。写真にはないが、ブーハーのOscillys除梗機とVistalys光学選果装置を使用。
樽の貯蔵庫。以前来た者に聞くと、非常にきれいになったそう。写真のようにこちらもガラス製バング。滓下げは伝統的な卵白による。
・3軒目 マルゴー地区CHATEAU LASCOMBES
https://chateau-lascombes.com/
畑は現在130ha。オーナーは投資組合だそうで、年々買い足して面積を広げている。130人で手摘み収穫をしているそうです。4階立ての重力式レイアウトの設備でした。
最上階の4階からブドウを投入し、、、
3階・2階のタンクを通って、1階の樽で熟成させます。
これは受付で販売していたVino-Lok(ガラス製のワイン栓)。
当社も取り扱っています! ワイン用のほか、サケびん口用のもあります↓
http://www.kitasangyo.com/pdf/package/closures/SVL.pdf
4回連続のドイツ・フランス出張のブログは今回で終わりです。実り多い出張でした。
きた産業+ルーツ機械研究所 喜多隆海