7月12日土曜日、ブドウ・ワイン学会(ASEV JAPAN)の2008年度大会に参加しました。北海道、山梨、東京、京都、奈良など(私の記憶の範囲)で行われてきましたが、今年は山形。山梨、長野に次いでワイン生産者の多いのが山形ですね。(因みに、来年は東広島だそうです。)
きた産業は、学会当日、テーブルをお借りして「樽のマイクロ・オキシジェネーション装置」の実物や、ワイン・シャンパンの設備資材の資料展示をおこないました。
写真は、当社ブースで商品説明をする肥留川(東京営業部マネージャ)と私、喜多です。北海道から九州まで、全国の多くのワイン技術者の皆さんとお話できて有意義な出展でした。
学会自体はこんな感じ、写真は後藤さん(酒類総研)と久本さん(山梨大学)のご発表です。会場(「山形テルサ」)は大型スクリーンで見やすく、席も余裕があって快適。いろいろな切り口の研究発表があって、大変勉強になりました。
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ASEV JAPANというのは「The American Society of Enology & Viticulture, Japan Chapter」の略で、「アメリカのエノロジー・ヴィティカルチャー学会の日本分会」の意。個人的意見ですが、日本ワインがこれだけ存在感を増してきたわけだし、世界に通用する知見や経歴を持ったメンバーもずいぶん増えたのだから、「アメリカ学会のJapan Chapter」でなく「独立した日本学会」にする時期ではないかと感じます。
日本学会として、アメリカ、フランス、オーストラリアなどと共同研究や交流を強める傍ら、日本ワイン(というか、日本ワイン産業)の存在感を高めるために、韓国やワイン急成長の中国からも参加者を受け入れる(巻き込む)ための体制(英語発表、ポスターセッション、企業参加エキジビションなど)が必要ではないでしょうか。
ジャパニーズ・ウィスキーがスコッチ・ウィスキーを凌駕する世界的定評を得つつあること、また、コンテストでシャンパーニュより評価の高いイギリスの壜内二次醗酵スパークリングが出現しはじめたことは、日本ワインの方向性のヒントではないでしょうか。
世界の中で日本ワインが目指す方向性は、(量の拡大は望めないにしても)世界的クオリティー・ワインたること、世界のワイン文化を支える重要な柱としての日本であること、またワイン技術で世界に冠たるアジアのセンターであること、そんなことではないだろうかと考えます。
喜多常夫(代表取締役)
きた産業は、学会当日、テーブルをお借りして「樽のマイクロ・オキシジェネーション装置」の実物や、ワイン・シャンパンの設備資材の資料展示をおこないました。
写真は、当社ブースで商品説明をする肥留川(東京営業部マネージャ)と私、喜多です。北海道から九州まで、全国の多くのワイン技術者の皆さんとお話できて有意義な出展でした。
学会自体はこんな感じ、写真は後藤さん(酒類総研)と久本さん(山梨大学)のご発表です。会場(「山形テルサ」)は大型スクリーンで見やすく、席も余裕があって快適。いろいろな切り口の研究発表があって、大変勉強になりました。
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ASEV JAPANというのは「The American Society of Enology & Viticulture, Japan Chapter」の略で、「アメリカのエノロジー・ヴィティカルチャー学会の日本分会」の意。個人的意見ですが、日本ワインがこれだけ存在感を増してきたわけだし、世界に通用する知見や経歴を持ったメンバーもずいぶん増えたのだから、「アメリカ学会のJapan Chapter」でなく「独立した日本学会」にする時期ではないかと感じます。
日本学会として、アメリカ、フランス、オーストラリアなどと共同研究や交流を強める傍ら、日本ワイン(というか、日本ワイン産業)の存在感を高めるために、韓国やワイン急成長の中国からも参加者を受け入れる(巻き込む)ための体制(英語発表、ポスターセッション、企業参加エキジビションなど)が必要ではないでしょうか。
ジャパニーズ・ウィスキーがスコッチ・ウィスキーを凌駕する世界的定評を得つつあること、また、コンテストでシャンパーニュより評価の高いイギリスの壜内二次醗酵スパークリングが出現しはじめたことは、日本ワインの方向性のヒントではないでしょうか。
世界の中で日本ワインが目指す方向性は、(量の拡大は望めないにしても)世界的クオリティー・ワインたること、世界のワイン文化を支える重要な柱としての日本であること、またワイン技術で世界に冠たるアジアのセンターであること、そんなことではないだろうかと考えます。
喜多常夫(代表取締役)