きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

「大阪ワイナリー協会」の第一回ワイン会

2013年06月28日 10時05分52秒 | Weblog

昭和の初め、大阪のぶどうは生産量日本一の時代があったそうです。大阪の東部、奈良との県境には小高い丘が連なり今もぶどう畑がたくさんあります。


大阪にワイナリーがあるのは全国的には意外と知られていないかもしれませんが、従来5社、そして今年4月に大阪ミナミの街中に「島之内フジマル醸造所」が出来て6社となりました。これを機に「大阪ワイナリー協会」が発足したそうです。



6月16日、都ホテルで「大阪ワイナリー協会」の「第一回ワイン会」が行われ、当社(きた産業)からも4名が出席いたしました。写真は協会会長のカタシモワインフードの高井社長。いつもながらの軽妙な語り口で協会立ち上げの挨拶をされました。



「たこシャン」(カタシモワインフードさんの壜内醗酵スパークリング)で乾杯の後は、「大阪ワイン」を求めて各メーカーさんのブースには長蛇の列。私も「乗り遅れ」てなるものかと順番に一通り試飲させていただきました。スパークリング、赤、白、ロゼ それぞれ個性があってとてもおいしかったです。



料理も「泉州の水茄子、玉ねぎ」「犬鳴豚」「泉のタコ」など大阪産にこだわったもの。開始後30分で料理のテーブルは見事に完売状態。さすが「食いだおれ」の街大阪! 



先にワインを物色していた私は完全に「乗り遅れ」ましたが、もちろんホテルの方がすぐに補充してくれて温かい料理と地元ワインに舌鼓!お腹一杯になりました。


締めはワイナリー各社の社長さんによる「座談会」。お話の内容はぶどう栽培や発酵の話など結構難しい内容だったと思うのですが「ネイティブ」な大阪弁(まるで新喜劇みたい…)なので耳に心地よく感じました。こんな私も根っからの「関西人」でしょうか?



大阪のワイナリー6社の今後ますますの発展をお祈りいたします。


大阪営業部 田中利光


FOOMA JAPAN 2013 国際食品工業展に出展しました!

2013年06月18日 11時00分03秒 | Weblog

東京ビッグサイトで6/11~6/14の会期で開催されましたFOOMA JAPANに今年も出展いたしました。梅雨空の続く中、来場者数が心配されましたが、最終的には晴天続きだった昨年並みに落ち着き、おかげさまで多くの皆様に当社ブースにお立ち寄りいただきました。ご来場の皆様、ありがとうございました。



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今年の展示機械の目玉は、フランス・ZALKIN社製の「4ヘッドロータリーキャッパー」。PPキャップ用ヘッドと一升びん口キャップ(冠頭+替栓)用ヘッドを各2本搭載し、最小限の型替えで両方のキャップに対応可能な兼用機です。もちろん、日本市場向けの特別仕様です。一升びん口キャップなら3000本/時、PPキャップなら5000本/時の能力がありますので、幅広いニーズにお応えします。最大スピードでのデモ運転は迫力十分、全く畑違いのお客様にも足を止めてご覧いただきました。






小規模生産でのガス飲料向け充填機として定番となったルーツ機械研究所製「BF IVフィラー」も、ガス飲料試作用ユニットである「TAN3 LABO 50」と一緒に展示。最近元気な地ビール関係の皆様や、発泡清酒をご検討の皆様など、多くの方からご関心を寄せていただきました。




独特の動きで皆様の注目を集めたのが、フランス・Valentin社製の「半自動シャンパンコルカー&ワイヤフッダー」、そして「シャンパンキャップシューラー」です。知っている人には当たり前でも、「シャンパンコルクを打栓する、ワイヤフードをその上からかぶせて締める、さらにアルミ製のキャップシュールを装着する」という一連の作業は、かなり特殊なもの。初めてご覧になる方の驚いた顔が印象的でした。



なんといっても一番人気だったのが、こちらもフランス製のタックラベラー「Ninette 2」。びんを置くだけで表裏の2点貼りが簡単にでき、円筒形であれば缶や樹脂ボトルでも貼れてしまう汎用性が魅力。価格もお手頃で、「それは結構安いねえ。」とのお言葉を多数いただきました。



今年もプレゼンテーションセミナーを行いました。「欧州の最新ワイン醸造機器事情」のタイトルで、ワイン醸造機器のトレンドについてご紹介、40名以上の皆様にお越しいただきました。相変わらず時間配分が下手で、駆け足の説明となってしまいましたが、終了後には普段余り接点のない業界の方々が質問に来られるなど、ある程度関心を持っていただけてほっといたしました。



主としてお酒の製造機器を展示している当社のブースは、FOOMAの展示会場ではやや異質な存在。お酒業界の皆様に一人でも多くご来場いただけるように、またお酒業界以外の皆様にもお立ち寄りいただけるように、展示機器の内容や展示方法には毎年頭を悩ませております。引き続き創意工夫して、より多くの皆様をお迎えできるよう努力いたします。来年またお会いしましょう!



企画開発グループ 渡邊 拓也


東京支店事務所の照明をLEDに変更!

2013年06月10日 11時55分19秒 | Weblog

大阪本社事務所はすでに今年1月にLED照明に切り替えていましたが、この度東京支店事務所もLEDに変更しました。微力ながら省エネとSTOP THE地球温暖化を目指しています。



LED照明器具は、大阪本社が採用した「JEL801」規格ではなく、既存の蛍光灯器具を利用する方式を選択しました。どちらの方式が良いのか、社内比較もできると思います。「Before After」の写真でご紹介します。



Before:蛍光灯



After:LED照明



変更後初日は、あまりの明るさと白っぽい照明に目がチカチカしましたが、数日後にはすっかり慣れました。今回は事務所だけLED工事を行ったのですが、LED工事を行わなかった応接室や食堂が暗く感じます。(応接室と食堂は蛍光灯を間引いて節電しているせいもあります。逆にその暗さ加減が落ち着いたりもしますが・・・。)



明るくなった事務所で、東京支店メンバー全員が明るい気持ちで業務にとりくんでまいります。



東京支店 経理担当 中村竜善


イタリアでワイン機器の研修

2013年06月03日 09時28分45秒 | Weblog

当社で扱っているワイン醸造機器のうち、イタリアDIEMME-ディエメ社(メンブランプレス、除梗破砕機、選果システムなど)とRAGAZZINI-ラガツィーニ社(チューブポンプ、ピストンポンプ)の設備は中核的な存在です。2013年5月13~17日、研修のためこの二つの会社を訪問しました。出張者は、渡邊、三山、そして私・角谷です。



DIEMME社は、ボローニャの南西、LUGO-ルーゴという街にあります。とても大きな工場です。



実際にバルーンプレスを前に使い方、プログラムの作り方、トラブルが起こった時の対処法など細かく説明していただきました。



工場で組み立て中のプレス。日本では見ることのない巨大なプレスが毎日世界中に出荷されていました。1カ月に30~40台出荷するそうです。




最終日は約半日の講義のあと、予想外にも「テスト(!)」がありましたが、無事合格。短期間に内容の濃い研修を行っていただいたファビオさん、ジョルジオさん、本当にありがとうございました。



次にRAGAZZINI社。LUGOの近くの FAENZA-ファエンザという街にあります。これはピストンポンプの中身。赤いボールは逆流防止弁です。(日本でも多くのRAGAZZINIのピストンポンプが使われていますが、スペアパーツはお任せください!)



こちらは組み立て中のピストンポンプ。



組立工場です。手前工事中の個所は新製品の大型チューブポンプを作るためのリフターを増設中。後ろ姿が渡邊です。



最後に会社前にて記念撮影。右から三山、アルベルト社長、角谷、息子さんのフランチェスコさん。お世話になり、ありがとうございました。



今回の研修で、ワイン設備に関してよりきめ細かな技術サービスができるようになったと思います。



ルーツ機械研究所
角谷喜靖