きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

●◆47都道府県で、きた産業! ◆● その21:福岡

2010年11月29日 09時59分56秒 | Weblog

 

きた産業は、北海道から沖縄まで、日本全国でお取り引きいただいています。2010年の新企画、営業担当者が早回りでご紹介する47都道府県めぐりブログです。

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今回は福岡県をご紹介します。

 

 

福岡は清酒・焼酎蔵合わせて70蔵以上ある、酒造りの盛んな県です。「山田錦」の生産量は全国2位。また「夢一献」というオリジナル酒造米も誕生し、地域と密着した酒造りをされています。


「石蔵酒造」様は、この写真からはイメージしにくいのですが博多の市街地にあるお蔵で、併設レストランはアクセスも良くとても人気があり、いつもにぎわっています。壜やキャップ等のほか、設備でもお取引頂いています。

石蔵酒造様 


福岡市の西にある「浜地酒造」様は、清酒のほか、地ビール、発泡清酒、リキュール等幅広く造っておられます。壜やキャップの他、一部当社の機械もご使用頂いています。

浜地酒造様 


水郷で有名な柳川にある「目野酒造」様では地元のみかんなどを使ったリキュールを出されていますが、当社のオリジナル壜をご採用頂きました。

目野酒造様 


福岡にはワイナリーもいくつかあります。耳納連山にある「巨峰ワイン」様は歴史も古く、文字通り地元の巨峰ぶどうを使ったワインを造っています。今年のヌーボー祭りはたくさんの人出だったようです。資材や一部機械も納入させて頂きました。

巨峰ワイン 


福岡の地ビールの一つ「ホテルオークラ福岡」様は、ホテルの地下に醸造設備があります。都心のホテルに醸造設備があるのは、日本でここだけではないでしょうか。こちらでは当社の充填機が活躍しています。

ホテルオークラ様 


一般的な清酒、焼酎に加え、地ビール、ワイン、胡麻・にんじん・緑茶・ひまわりなど特徴ある焼酎、発泡性清酒、様々なリキュールなど、実にいろいろなバリエーションのお酒があるのが福岡の特徴です。

 

大阪営業部 清本憲治


日本ブドウ・ワイン学会@甲府 + 醸友会@京都

2010年11月22日 09時42分15秒 | Weblog

日本ブドウ・ワイン学会@甲府 + 醸友会@京都


「日本ブドウ・ワイン学会(英文表記は、American Society for Enology and Viticulture, Japan chapter)」の年次大会が、11月19日に山梨の甲府であり、当社は今年も例年通りアカデミック出展をしました。


今年の当社の目玉は、非接触式(!)酸素濃度計「Noma Sense」(独+ベルギー製)のデモ。ワイン壜の中にセンサースポット(FDAのアプルーバルを得た小片)をつけておけば、ワイン実液が入ってワイン栓もしたまま(!!)、「液中の溶存酸素」や「ヘッドスペースの酸素量」が即時にppmやppbの単位で測定できる、というスグレモノ。
Noma Sense

Noma Sense


測定原理は、言葉で言うのは難しいのですが、スキーム図ではこんな具合(ミニスクリーンにビデオをうつしているところ)。もちろん、ビールをはじめとする酒類一般、清涼飲料などにも適用可能。
Noma Sense


そのほか、「(伊)MOOGの樽洗浄機」や、「(伊)DIEMMEのメンブランプレス」をビデオやパネルでアピール。
MOOG樽洗浄機


「(米)VBCの液体窒素滴下によるワイン充填時の酸化防止技術」についても、ビデオでアピールさせていただきました。
VBC


ポールの「デプスフィルター・メディア」や「エノフロー(クロスフローフィルター)」についても、パネルと詳しい資料でご案内させていただきました。
パネル


出展といっても、学会発表会場の外のこんな長机一つのスペース。担当したのは、この二人、喜多と今井です。(二人とも、日本ブドウ・ワイン学会の会員)
Kita & Imai


こちらは、展示している我々側から撮った来場者のスナップ写真。お立ち寄りいただいた皆様、誠にありがとうございました。
snap


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学会発表もご紹介しておかねばなりません。会場の雰囲気はこんな感じです。ネクタイをきちんと締めたスーツ姿の方が多い。(写真の発表は、「ブドウ栽培地土壌の微生物性に及ぼす有機物施肥の影響」、中央農研、ディージーシー総合研究所、サントリー登美の丘、サントリーワインInt’l)
ASEV2010


今年、新しくASEVのプレジデントに就任された、パティー・サルディヴァー女史(肩書きはViticultural Consultant、しかもお若いので、びっくり)もアメリカから招待され、講演されました。演題は「カリフォルニア ビティカルチャー、サクセスとチャレンジ」。
ASEV Japan


今年は学会発足25周年。発足から学会を支えられた横塚弘毅会長がご退任されるのが、大きな出来事でした。次期は岡崎直人会長(日本醸造協会常務理事)となります。また、周年記念行事の一環として、過去の学会誌の内容全文をpdfにしてインターネットで公開するそうですが、感心したのは「パスワードなどの設定を設けず、誰でも読める(!)ように公開する(ただし、出版1年経過後)」ということ。大した見識であると思いました。学会の広がりや国際化に大いに貢献すると思います。


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少し前に出席した、京都で行われた「日本醸友会・大阪支部」の講演会(11月9日)のことも報告しておきます。種麹の技術解説や、輸出や梅酒で業績を伸ばしている酒造メーカーさんの発表も興味深かったのですが、博報堂の原田曜平さんの「ポスト団塊ジュニアの価値観と消費行動」と題した講演が面白く、また印象的だったので、つい発表のスクリーンの写真を撮りました。


下記スクリーン参照。主題の「ポスト団塊ジュニア」の分析もさることながら、30歳代男:「削る男」、40歳代男:「背負わされる男」、50歳代男:「備え男」には、皆さん、心当たりはありませんか!? 30歳代女:「欲張り女」、40歳代女:「踊り場女」、50歳代女:「個戻り女」も、言い得て妙。スルドイ分析に感心しました。
ポスト団塊ジュニア


若者の行動事例として紹介された携帯メールの画面。これ、読めますか?? 「ポスト団塊ジュニア」(=10~20歳代)をターゲットに組み込んだマーケット戦略は、なかなか難しいと感じました。
携帯メールの画面


代表取締役 喜多常夫


●◆47都道府県で、きた産業! ◆● その20:富山・石川・福井

2010年11月15日 16時41分00秒 | Weblog

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今回は北陸3県の富山、石川、福井を、担当の辻谷がご紹介します。

 

まずは、富山県。「きときと」(新鮮な、という富山弁)の魚に合うのはやはり清酒です。


黒部市内にある「銀盤酒造」様には長年(たぶん半世紀以上)のお取引をいただいていて、清酒のキャップはもちろん、地ビールの充填機械・ガラスびん・王冠なども納入させていただいています。写真は屋外サーマルタンク。壮観な眺めです。

銀盤酒造様 

次に砺波(となみ)市ある「立山酒造」様。「立山」といえば「一升壜」。ディスカウントの「紙パック」ばかりが目につく昨今の清酒市場で、一升壜王冠メーカーとしては大変光栄なことです。当社の一升壜王冠や各種キャップを納入させていただいています。

 

多くの町屋が軒を連ねる古い町並みが特徴の岩瀬市に「桝田酒造店」様(「満寿泉」)があります。看板も素敵で趣のある蔵です。

20101116-03 

他にもお取引先があるのですが、紙幅の都合で石川県に移ります。


能登半島は風光明媚な場所。私が撮った写真の中で美しい風景をご紹介します。これは、輪島市にある「千枚田」。有名で一見の価値があるのですが、行くのは遠い。

千枚田 

これは「見附島」、お取り引きいただいている「宗玄酒造」様の目と鼻の先にあります。

見附島 

能登半島にある「能登ワイン」様。見晴らしの良い丘で、ぶどう畑に囲まれています。

能登ワイン様 

兼六園で有名な金沢市内には、「全量純米酒」の先駆者、「福光屋」様があります。当社は長年にわたって(多分、一世紀近く)お取り引きいただいていて、キャップ、ガラスびん、機械と多方面に亘り納入させていただいています。写真は「SAKE SHOP 福光屋」前で撮影。とてもしゃれた品ぞろえのお店です。

福光屋様 

清酒(「加賀の菊酒」と呼ばれます)のほか、「加賀梅酒」でも有名な「小堀酒造店」様もキャップ、ガラスびん、ラベルと多方面に於いてお取引頂いています。写真は本店を正面から見たところ。雰囲気あります。

小堀酒造店様 



最後に福井県です。

福井県を高速道路で北上していますと、左手に「黒龍酒造」様が見えます。黒龍酒造様は720mlびんに「一升壜王冠」を使用されています。壜口にビードのないすっきりしたデザインは、デカンタ壜のようでとても素晴らしい。

黒龍様 

東に向かって大野地区に行きますと「一本義久保本店」様があります。冬は雪が沢山降り、雪が積もった蔵は大変趣があります。

一本義 

福井県西部に行くと、オバマ大統領当選時に話題となった小浜市があります。その小浜市にある清酒メーカーが「わかさ冨士」様で、「OBAMA」という商品(!)があります。

わかさ富士様 

北陸の冬は厳しいですが、美味しい魚、美味しい酒があるので魅力的です。

大阪営業部 辻谷暢夫


●◆47都道府県で、きた産業! ◆● その19:東京

2010年11月05日 16時00分22秒 | Weblog

きた産業は、北海道から沖縄まで、日本全国でお取り引きいただいています。2010年の新企画、営業担当者が早回りでご紹介する47都道府県めぐりブログです。

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アメリカで毎年行われている日本酒の祭典『JOY OF SAKE』が、東京に初上陸したので行ってきました。

知らない方の為に『JOY OF SAKE』を掻い摘んで説明しますと、毎年ハワイ/ホノルルで開催される「全米日本酒歓評会(鑑ではありません)」です。日米10人の審査員が日本から出品された日本酒を審査し、金賞、銀賞を授与しますが、その一般公開きき酒会がJOY OF SAKEなのです。今年は開催10年目という事もあって日本でも開催されたようですが、毎年、ハワイを皮切りに、サンフランシスコ、ニューヨークで開催されています。

今回出品されたリスト(金賞、銀賞表示含む)は以下のURLでご覧になれます。

http://joyofsake.com/kanpyokai/japanese/2009/


さて、試飲会場に入りましょう。会場は2ヶ所に分かれており、出品酒が写真のように「大吟A(精米歩合40%以下)」、「大吟B(精米歩合50%以下)」、「吟醸」、「純米」と別れています。

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大型の蛇の目に入った酒をスポイドで取り、入り口で渡された巾着入りのきき猪口で試飲するというスタイルです。海外で販売されている酒には輸出用の裏貼りが貼られていました。

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今年は、329銘柄(164蔵)もの酒が出品されたようですが、会場にはこれらが全て並べられており、今回協賛された日本酒造組合やスポンサーとしてブースを出展された蔵元や酒販店や各組合や協会で出品された酒を含めると、その数は優に500は超えており、当たり前ですが全ての試飲は出来ませんでした(笑)。


今回、1,000名前後の入場者だったようです。この種の会には年数回、足を運びますが、外国人の方が多かったのは事前のアナウンス効果なのでしょうか? 特別会場では本場ハワイのフラダンスショーやハワイアンバンドが演奏をしていましたが、大半の人は試飲、試食に忙しく、余り足を止めて聞き入っている人はいませんでしたね。

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メイン会場 

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特別会場


また、JOY OF SAKEでは地元有名レストラン自慢のアペタイザー(酒肴となる前菜料理)を味わえることも特徴ですが、今回は、ニューヨークから「ノブ」、ホノルルからカハラヒルトンの「ホクズ」など世界的に有名なレストランが、日本からもイタリアンの「アル・ポルト」、中国料理の「Wakiya一笑美茶樓」などの人気店が12店も出店しており、前菜なのでそれぞれ量は少ないのですが、12食を摂るとさすがに満腹になりました。全体に味付けが濃かった感じはしましたが、そうそう食べれる料理でもなく女性には良かったかと。
 

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すじ肉を2日間煮込んだとか。美味だったせいか長蛇の列!

 

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マグロのカルパッチョ風。美味だが、やはり日本酒には刺身?


東京では、この種のイベントは春に少々、秋からは目白押しでしたが、各蔵元様も新年度の造りに入り来春までは忙しい時期です。今年は猛暑の影響もあって、『米はあまりよくない・・・』という声も聞いておりますが、来年又素晴らしい酒とイベントがある事を祈念しつつ、名残惜しい(呑み足りない?)ですが会場を後にします。

そういえばチラシに書いてあった、『アメリカン・スタイルのジョイ・オブ・サケ東京が、美味しく、スタイリッシュな楽しみ方をご提案します。』って気が付かずに普通に呑んでしまった…。

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閉会時間を1時間残し会場を後に。


東京営業部 部長 播本孝仁