きた産業のスローなブログ

会社のトピックスや出来事を、「スロー」に記録・発信するブログ。文章は、当社の各部門のスタッフが書きます。

2年ぶりの「にいがた酒の陣2012」

2012年03月26日 17時23分27秒 | Weblog

3月17~18日、今年で8回目の「にいがた酒の陣」に参加しました。場所は「新潟朱鷺(とき)メッセ」。日本酒のイベントとしては国内最大級とのことです。


昨年は3.11東日本大震災で中止となり、2年ぶりの開催。今年は蔵元もお客も気合が入っています! 写真は開催前の列の一部で、約5,000人が列を作ったとか。当日はあいにくの雨でしたが、会場の外まで列が続いていました。



入場チケットは腕に巻くタイプ。最近は音楽ライブなどもこの方式ですね。並んでいる間に係員が腕に巻いてくれました。



いざ出陣。写真の通り凄い人。前回の来場者数は約8万人でしたが、今回はそれを上回る10万人を達成されたそうです。



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会場では新潟県下の88社の蔵元が出展していて、とてもすべてをご紹介できませんので、代表で3社の写真を掲載させて頂きます。


白龍酒造様:後ろのパネルに貼られたラベルは、当社がご用命いただいているもの。お客様が多く、写真を撮るのも一苦労でした。



今代司酒造様:お酒の「冷枡」をシャンパンタワーのように積み上げていました。この冷枡は当社にご用命いただいているもの。お土産用にもよく売れていました。



宝山酒造様:壜製品で色鮮やかな商品陳列となっていました。女性の評判が良かったのが印象的でした。(このガラス壜は当社がご用命いただいているものです。) 



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お酒以外の紹介も少々。小さな子供さんがいる家族も楽しめるよう、キッズスペースがあります。「お父さん、飲みすぎないでね」という声が聞こえてきます。



新潟の「食」も堪能できます。写真奥に新潟の名店が軒を連ねているのがお分かりでしょうか。新鮮なお寿司、村上牛、のどくろ丼(魚)など、更にスイーツも完備。



「にいがた酒の陣2012」は、皆さんが楽しそうにお酒を飲んで、とことん試飲して、気に入ったお酒をたくさん購入されているのが印象的でした。


日本酒人気に勇気を頂き、ほろ酔い気分ながら「酒類業界の更なる躍進に貢献すべく頑張らなければ!」と帰りの新幹線の中で心に誓った次第です。良い1日を過ごさせて頂きました。


東京営業部 飯田竜太郎


ワインの醸造機器の講師@酒類総合研究所

2012年03月14日 16時51分46秒 | Weblog

酒類総合研究所の第105回酒類醸造講習(ワインコース、約2週間)の中の1コマで、「ワインの醸造機器」に関する講師をお引き受けしました。



今回は参加者が30名以上と多い。前回(3年前)もやらせていただきましたが、2倍くらいの人数。それだけワイン醸造の勉強をしたい方が増えているということでしょう。



参加者は北海道から沖縄まで。特に、沖縄・九州・四国・中国・北陸など、西日本の方が多いように感じました。ワナリーというと山梨・長野など東日本が多いのですが、今や日本全国でワイン造りが行われていますね。



最新設備・最新技術の話題が中心で、手造り設備や小規模設備についての解説が少なかった事が反省点です。しかし、設備というのはごく実務的なテーマなので、お役にたつ内容もあったのではないかと思います。



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講演前に少し時間があったので、酒類総研の図書室を閲覧させていただきました。以前も一度見せてもらったことがあるのですが、技術的文献はもちろん、人文科学的文献・歴史的文献も多く所蔵されています。



高橋偵造さん(明治~昭和の醸造学者。大蔵省醸造試験所をへて、東京帝大教授、農学部長。坂口謹一郎の先生)の寄贈文庫の一冊、「シェリー」(英文)という本を開いて見ると、古い新聞の切り抜き(「コップサケは午後5時以降10時まで提供を認める」云々)が挟まっていました。多分、高橋先生ご自身が切り抜かれたものが、ほとんど人目に触れず半世紀以上挟まれたままになっていたものなのでしょう。いろいろな発見があるものです。



写真は蔵書の「大日本麦酒30年史」の一部。1935年(昭和10年)頃の日本の麦酒メーカーの所在地。大日本麦酒の13の工場中には「青島工場(中国・山東省)」が含まれます。(青島ビールには、今またアサヒビールが出資)



当時、大日本麦酒のほかには、国内に「麒麟麦酒」「櫻麦酒」「東京麦酒」の3社、朝鮮半島に「朝鮮麦酒」「昭和麒麟麦酒」の2社、台湾に「高砂麦酒」がありました。(「櫻麦酒」:1943年に大日本麦酒が吸収合併 「東京麦酒」:寿屋-現サントリー-のオラガビールを大日本と麒麟の共販会社が買収して設立したが1948年解散 「朝鮮麦酒」:戦後、Crownを経て現在Hite-Jinro 「昭和麒麟麦酒」:戦後、OBビールとなって現在に至る 「高砂麦酒」:戦後、台湾公売局を経て現在TTL台北啤酒(ビール)工場)



余談ながら、当方、酒類産業の近世史に興味があって、戦前の樺太と満州の清酒・焼酎の資料を探しているのですが、これはなかなか見つからない。(朝鮮と台湾の資料は比較的多くあるが、樺太と満州の資料が少ない。僅か70~80年前のことなのに。) どなたか文献の所在など情報をご存知の方、お教えください。



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最後にこれは、酒類総研さんで購入してきたお酒。数量限定でPRもされていないし、現地(東広島の酒類総研)でしか販売されていないようなので、マニア垂涎? 楽しみに飲ませていただきます。




代表取締役 喜多常夫


FOODEX2012(国際食品飲料展)の会場から(その3)

2012年03月12日 10時07分22秒 | Weblog

承前、ブログその3です。今回は当社のブースをご紹介します。去年は黒でしたが、今年は赤で決めてみました。




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今年の展示テーマは「にごり」のお酒。こんなお酒を展示しています。まずは「にごり清酒」と「にごりスパークリング清酒」。





「国産マッコリ」や「ヨーグルト系のお酒」。マッコリもヨーグルト系も大人気ですね!





「にごり梅酒」、「にごり焼酎」、「どぶろく」。焼酎や梅酒でも「にごり」を冠した商品が随分ありますね。



キャップ新製品の「AZK」「SKZ」「PMX」「ノマコルク」「スマートスクリュー」や、ラボ用炭酸ガス添加装置「TAN3 ROBO(タンサンロボ)50」も展示しました。





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会期中、「サケ・焼酎の世界マーケット 3.11後の回復状況」という演題でプレゼンテーションを行い、多くの皆さんに出席いただきました。



プレゼンでは海外の清酒メーカーについても解説していましたが、その1社、SakeOné(アメリカに5社ある清酒メーカーのうち、唯一のアメリカ人経営)の社長Vuylstekeさんが当社ブースに立ち寄られたときのスナップ。



今年も多くの皆様とお会いし、情報交換ができたことに感謝しています。ありがとうございました。にごりのお酒などに関するアンケートも実施。結果は改めてご報告いたします。





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最後に当社のキャッチフレーズ、「パッケージのチカラ design x ideé」。これからも、パッケージのデザイン力、アイデア提案力でお役にたつよう努めてまいります!



(FOODEX担当 堀田恵美子)


FOODEX2012(国際食品飲料展)の会場から(その2)

2012年03月07日 16時35分43秒 | Weblog

幕張メッセから実況中継、その2です。







FOODEXに出展されているお取引先のご紹介の続きです。


「白鶴」:兵庫の清酒。当社ブースのお隣。キャップや設備でお取引いただいています。



「人気一」:福島の清酒。当社ブースのお隣。キャップでお取引いただいています。



「霧島」:宮崎の焼酎。キャップなどでお取引いただいています。



「KOWA」:東京のブライダル専門の会社。壜などでお取引いただいています。



「本坊酒造」:鹿児島の焼酎。キャップなどでお取引いただいています。




「高畠ワイン」:山形県のワイン。ワイン栓や壜でお取引いただいています。



「寒菊」:千葉の清酒と地ビール。キャップや壜でお取引いただいています。



「会津ほまれ」:福島の清酒。壜やキャップでお取引いただいています。



「酔仙」:岩手県の清酒。3.11で会社が流されたものの、復興されました。アルミ缶や充填設備でお取引いただいています。

 

「小鼓・西山酒造場」:兵庫の清酒。キャップや壜でお取引いただいています。



「北海道ワイン」:北海道のワイン。壜などでお取引いただいています。



まだまだ、たくさんのお取引先が出展されているのですが、ご紹介はここまでとさせていただきます。皆様、平素のご高配に感謝しています!


(FOODEX担当 堀田恵美子)

 


FOODEX2012(国際食品飲料展)の会場から(その1)

2012年03月06日 10時44分32秒 | Weblog

今年もFOODEXの季節が巡ってきました。幕張メッセから実況中継でお伝えします。当社ブースはこんな具合です。



当社の展示のご紹介の前に、FOODEXに出展されているお取引先のご紹介から。


「真澄」と「桝一」:長野の清酒2社。毎年共同ブースで出展されています。キャップ、壜などでお取引いただいています。




「大七」:福島の清酒。これは、太田社長さんのプレゼンテーションの様子。キャップでお取引いただいています。



「ヘリオス」:沖縄の泡盛とビール。缶、壜、キャップなどでお取引いただいています。



「ハタ鉱泉」:大阪のラムネや清涼飲料メーカー。PETボトルやキャップなどでお取引いただいています。



「ちば醤油」:千葉のお醤油。カートンやラベルなどでお取引いただいています。



「さつま五代・山元酒造」:鹿児島の焼酎。壜、キャップ、充填設備などでお取引いただいています。



「保命酒」:広島の薬味酒。壜やキャップでお取引いただいています。





「中田食品」と「酒かまくら」:和歌山の梅酒と酒販。キャップや設備でお取引いただいています。



「日本酒造組合中央会の本格焼酎・泡盛の展示」:例年、全国の本格焼酎と泡盛を展示されています。多くの皆様にお取引いただいています。




まだまだあるので、以下次号。



(FOODEX担当 堀田恵美子)